弱くても戦う者のために。『ガンダムW』12話は五飛が戦う意味を見出す回

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 ガンダムチャンネルにて、『新機動戦記ガンダムW』の第12話“迷える戦士たち”が配信中です。

 『新機動戦記ガンダムW』は、1995年4月7日から1996年3月29日までにテレビ朝日系列で放送された作品。『ガンダム』シリーズとしては、初の試みとなるキャラクターデザインを重視した作品で、美少年・美少女キャラクターが登場します。

 ストーリーもシリアス路線で、キャラクターのセリフも深みのある思想的なものが多く取り入れられているのが特徴です。重厚な世界観とストーリー、美麗なキャラクターで、少年向けだった『ガンダム』シリーズのファン層を広げました。

 12話では、ゲリラ軍と共に行動をする五飛にスポットが当たります。戦う意味を見失っていた五飛でしたが、負けるとわかっていながらも立ち向かうゲリラたちの姿を見て、彼らを救うために再び立ち上がることを決意します。

 これまでパイロットたちの中でも一匹狼のように動いてきた五飛。人との関わりが薄いキャラクターでしたが、ここでの交流を経て、少し人間味が深まったような印象です。

あらすじ

 ウイングガンダム自爆から約1ヶ月が経とうとしていた。ヒイロは、重傷を負いながらも一命を取りとめ、トロワが身を寄せているサーカスのワゴンで目を覚ます。

 そのころ、OZと手を組む軍事独裁国ブント共和国では、元連合軍少佐のサリィ・ポォを始めとするゲリラ軍団が果敢に抵抗を続けていた。ブント共和国がある中国奥地に身を隠していた五飛は、「なぜ弱いものが戦うのか」を疑問に持ちながら、シェンロンガンダムでゲリラ集団を救出する。

 それをきっかけにサリィと出会った五飛は、徐々に戦うことへの迷いが晴れようとしていた。ガンダムの存在を知ったブント大佐は、ゲリラ襲撃を命令。またOZとの関係を維持するため、反OZ派の若手将校も抹殺してしまう。

 その非道な行為と"弱くとも戦う"意志を変えないゲリラ集団に五飛は参戦することを決意。圧倒的なシェンロンガンダムの破壊力でブントの軍を壊滅させるのであった。

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