『ひな図書』1周年記念インタビュー。新ユニット“竜騎士”のカードも先行公開!
- 文
- まり蔵
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ソニー・ミュージックソリューションズが配信するiOS/Android用アプリ『日向坂46とふしぎな図書室(ひな図書)』の1周年を記念した開発者インタビューをお届けします。
『ひな図書』は、日向坂46のメンバーが登場するタワーディフェンスバトルゲームです。本作が2022年2月25日で1周年を迎えるにあたって、電撃オンラインでは開発者インタビューを実施しました。
開発を担当するフィラメント社のクリエイティブディレクターである西沢学氏と、デザイナーの星昌和氏に1周年記念イベントの見どころや新カードについて語っていただきました。ぜひご覧ください!(※インタビュー中は敬称略)
『ひな図書』1周年記念インタビュー
――1周年おめでとうございます! まずは率直に1周年を迎えた感想をお聞かせください。
西沢:ありがとうございます。「え? もう1年経ってますか?」というくらい早く過ぎた1年でした(笑)。
昨年の2月25日にリリース以降、新機能開発とともにイベント運営も続いていますが、計画通りに進むことのほうが稀でした。そんな中でも1周年を迎えることができたのは、ひとえにユーザーの皆様の支えだと思っております。本当にありがとうございます。
――改めまして、『日向坂46とふしぎな図書室』の開発コンセプトや目指してきた部分について教えてください。
西沢:日向坂46ファンもゲームファンも楽しめるゲームを作ろうとチャレンジしてきました。それは「縦持ちタワーディフェンス」であったり、「ハイエンドCGを取り入れたカード」であったり。
世界観やストーリーに関してもアイドルゲームの枠組みに囚われないファンタジー作品としてご提供させていただいています。
――この1年間を振り返って、印象深かった出来事や苦労したことはありましたか?
西沢:1年間で大小合わせて26回のイベントを開催させていただきました。その中でも印象深いのは、ユーザーが協力してボスを攻略するマルチレイドバトルを導入した点です。
初投入は7月の「花火が上がるまで」でした。このイベントは前後半に分けた2部制だったのですが、前半にパラメータ調整が不十分な状態であるにもかかわらずユーザーさんの熱量が高いイベントとして開催できました。我々制作/運営の至らなかった部分の自戒とユーザー協力型の可能性を強く感じた出来事です。
10月に開催した「ハロウィン」では、このユーザー協力型を一歩進めてレーン対抗戦を実施しました。レーン対抗戦は、参加者が推しのメンバーのレーンに所属し、どのレーンが最強か?をランキングで競い合う形でしたが、ここでもユーザーさんの熱量の強さを実感できました。
ユーザー同士の絆、とくに推しメンが同じユーザー同士の絆は強く、イベント終了後にtwitter上でランキングを戦い抜いたユーザーたちがお互いを労う姿は感動的でした。
――プレイされているユーザーさんの反応で、印象的だったものは?
西沢:ランキングイベントを全力で走ってくださるユーザーさんが非常に多いです。とてもうれしいことなのですが、あまりに加熱しすぎて楽しむことよりも疲弊が勝ってしまいそうで、ランキングの期間を短縮することにしました。
また、想像以上にtwitter上でのコミニュティ形成が進むことに驚かされました。イベント開始前後のみならず、イベント非開催時に有志で集いユーザー同士で様々な意見交換が行われてたりしますね。
――この1年で数多くのユニットが登場しましたが、特に思い入れのあるものを教えてください。
西沢:サモナーです。このジョブはアーツを発動するとさらに自身の周辺にユニットが現れて一緒に戦ってくれるのですが、河田さんだとパンダ、加藤さんだと黒豆、東村さんだと猫といった具合にそれぞれメンバーにちなんだものとなっています。そのため、制作的には2倍以上の時間がかかってしまい、作るのが大変ということでよく記憶しています(汗)。
ちびキャラが戦うさまは可愛いですし、アーツを強化すると召喚ユニットの体数も増えていくので実は性能面でもすごく強力なユニットなんです。
星:いくつものユニットカードを作成しそれぞれどれも思い入れがあります。
初期制作のベルセルクはあの形に落ち着くまで試行錯誤して初めて形となったものなので感慨深いですし、騎兵は日本鎧の緻密な構造がとても興味深かったのと同時にその緻密さ故に制作期間が長く、その分思い入れもあります。
特に思い入れのあるものは「ドット絵ランサー山口」さんです。どのユニットもリアリティを追求して作成していますが、その中でのランサー山口さんのドット絵はとても新鮮でいい意味で肩の力が抜ける感じがしてお気に入りです。可愛いですし。
――さまざまな1周年記念施策が展開されますが、見どころや力を入れた点などをお教えください。
西沢:今回の1周年イベントのテーマは、王道ファンタジーです。登場するカードは、ドラゴンに乗って天空を駆けて戦う「竜騎士」です。バトルで活躍するユニットも可愛く仕上がっていますし、もちろん日向坂46のメンバー全員が登場しますので、ぜひ手に入れてほしいなと思います。
敵対するボスは巨大なオロチ。三段ステージを縦横無尽に暴れる非常にダイナミックなバトルにも注目してもらいたいです。イベント形式はシングルレイド形式となっていますが、同時にレーン対抗戦も行います。どのレーンが第三回目の優勝となるのか、今から楽しみです。
また、ファンクラブとの連携施策や、アプリをしばらく遊んでいないユーザーさんに向けた復帰施策、10連召喚無料などお得なキャンペーンが目白押しなので思いっきり楽しんでいただければと思います。
【先行公開】竜騎士SDキャラクター
――新メインビジュアルの制作、イベントユニットのデザイン、制作についてのコメントをいただけますでしょうか。
西沢:今回は竜騎士に扮した日向坂メンバーの姿をカードでも、キービジュアルでも見ることができます。実はカードのほうはCGで作成した竜騎士、キービジュアルでは実際に衣装を組んで作成した竜騎士となっていますので、双方を見比べてみるのも楽しいかと思います。
この時の撮影は、ファンタジー世界を忠実に再現した鎧をまとうことでスタッフだけでなく、日向坂46のメンバーさんたちのテンションも上がり、とてもいい撮影となりました。また、久美さんの大ジャンプや金村さんのダッシュといった難易度の高いアクションの撮影にも真摯に取り組んでいただき、とても素晴らしいビジュアルに仕上がったかと思います。
【先行公開】竜騎士カードビジュアル
星:キービジュアル用に撮影したものを使っての作成は今回が初めてでしたのでこれまでにない新しいビジュアルが制作できたと思います。
コンセプトアートの段階では特に細かな制約はなく理想の構成で作成したので、再現可能かどうかという懸念もありました。
実際に撮影されたものはコンセプトアートのイメージに非常に近く、少々無理かなと思っていたポージングも見事に再現されていたのでとても作り甲斐がありました。メンバーの頑張りと撮影スタッフに感謝です。楽しんでいただける仕上がりになっていると思います。
以前のメインビジュアルのメンバーはカメラ目線でしたが、今回のものは全員がバトル画面のイメージと同様右方向に進行していくように構成しています。メンバーが一丸となって同じ方向に駆け上がる、みんなで新たな一歩を踏み出す、そのような思いを込めて作りました。
イベントユニット「竜騎士」のデザインは、今までの世界観を踏襲しつつ1周年記念ということで、さらに華やかで重厚感もある衣装になっています。制作はデザインから完パケまで6カ月と長い道のりでした。とても素敵な衣装ですのでこちらも楽しんでいただけたらと思います。
――この機会に新たに本作を始めたいと考えているユーザーさんへ、アドバイスや本作の魅力についてお答えいただけますでしょうか?
西沢:ユーザーの皆さんにもっと楽しんでいただけるようリリースからこの1年で様々な改良を加えてきました。まだ遊ばれたことのない方はぜひその手にとってプレイしていただきたいです。今から始めても、イベントランキングの上位を十分狙えるのではないかと思います。
また、一度遊んでみたけど最近はあまり遊べていない……というユーザーさんにも、お得な復帰施策を準備しておりますのでぜひこの機会にプレイを再開していただけると幸いです。
――次の1年……2周年に向けて今後のロードマップについて、お答えできる範囲でお聞かせください。今後どのように『日向坂46とふしぎな図書室』の世界を広げていきたいですか?
西沢:1周年イベントの開始と同時期に新搭載されるサークル機能で、仲間同士のコミニュケーションが取れるようになります。Day1ではチャットができるだけですが、3月中にはサークルのユーザー同士で協力するミッションがスタート予定です。
さらに初夏の頃にはサークル内で協力できるイベントやNo1サークルを決定する対抗戦などをお届けしたいと思っています。これまで以上に、ユーザー同士の協力/競争/コミニティが楽しめるゲーム性を目指していきます。
※搭載時期は開発状況によって変更の可能性があります
――最後に『日向坂46とふしぎな図書室』のファンに向けたメッセージをお願いします。
西沢:皆様のおかげで1周年を迎えることができました。誠にありがとうございます。これからもユーザーの皆様の叱咤激励のもと、制作チーム一丸となってより良きサービスを目指していきますので、どうぞお楽しみに!
星:ファンの皆様のご期待に応えられるように創意工夫を凝らし作っていきますので、このゲームならではの日向坂46メンバーのビジュアルを楽しんでいただけたらうれしいです。この先も様々なジャンルの衣装も控えていますのでご期待ください。これからも『ひな図書』をよろしくお願いします。
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