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【ウマ娘が1.8倍楽しくなるお話 22】1周年情報で感情ぐちゃぐちゃだけど新ウマ娘について想像してみたお話

柿ヶ瀬
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 柿ヶ瀬です。昨日からもう頭の整理が追いつかない状態です。

 そうです。昨日というのは2月22日のこと。2月24日の『ウマ娘』リリース1周年を前に“ぱかライブTV Vol.14 1st Anniversary Special!”が配信されました。同接約20万人、今原稿を書いている23日午前10時現在で150万再生と、大変な注目を集めたと言えるでしょう。もちろん筆者も20時には夕飯や風呂など済ませ、万全の体制で視聴させていただいたわけですが……。

 いや、情報量で溺れて死ぬかと思いましたね。詳細な情報についてはまとめ記事にてご確認いただければということで、こちらのコラムでは主に新ウマ娘のお話をいつも通り妄想バリバリさらにマシマシでやっていこうかなと思います。あとマチカネタンホイザの話もちょっとだけします。

や、やっておいてよかった~~~~!!!

 というわけでマチカネタンホイザの育成実装がアナウンスされました。先月当コラムでマチカネタンホイザのお話をさせていただきましたが、1周年で来そうな予感がするからとその前にタンホイザの話をしておいたわけです。やっておいて本当によかった……。

 そもそもおかしかったんですよ。新しい『ウマ娘』1周年のテレビCMで映っているレースシーンになぜかタンホイザがいて(映るのはほんの一瞬なのでコマ送りしてみてください)、アニバーサリーカウントダウンログインボーナスではあと3日のところではネイチャとともに登場。しかもこれまでなかった勝負服を着た3Dモデル……。もうここまで来たらさすがに覚悟は決まっていました。でも星2で本当によかった……!

 実はツイッターで“マチタン”がトレンド1位になってたんですよね……そんなことあります……? マチカネタンホイザですよ……? 自分で言うのもなんですけど、当時マチカネタンホイザを好きだった人、まあまあコアもコアなタイプでしたよ……? それが今こんなことになっている。以前のコラムでも言いましたが本当に信じられません。『ウマ娘』運営、なんちゅうものを作ってくれたんや……(涙を流しながら)。

 心して、育成シナリオをプレイさせていただこうと思います。無料10連の間に引けるといいな……。

予想◎-▲的中! 新規ウマ娘!

 それから昨日は待望の新『ウマ娘』の発表がありました。名前が出た子が3人、名前は隠されていた子が2人。

 まずは新キービジュアルで後方やや左側に登場した『ウマ娘』。この子の周りにいるのが、前方にサクラバクシンオー、前方外にマヤノトップガン、外側にマーベラスサンデー、そして後方外にナリタブライアン……。なんてわかりやすい配置!

 そう、かねてより出ないはずがないと、このコラムでの新規『ウマ娘』予想で二度にわたり本命◎を打っていたサクラローレルが、ついに新たな『ウマ娘』として登場です! いや、ホントにサクラローレルが来ないはずは絶対ないと確信していたので、嬉しさももちろんですが、ホッとしたところすらありますね。

 さらには以前のコラムで3番目に予想したヤマニンゼファーも『ウマ娘』となりました。というわけで◎-▲の予想馬連的中ですね(?)。ヤマニンゼファーは以前も紹介した通り、中距離、マイル、スプリントのGI三階級制覇に最も近づいた競走馬です。しかし唯一スプリントのGI、スプリンターズSでは2度の2着とついに勝つことが出来ませんでした。

 その2度の相手こそ、ニシノフラワーとサクラバクシンオー。やはりなるべくして『ウマ娘』になったと言えるのではないでしょうか。余談ですが、ヤマニンゼファーはファンによってパドックで掲げられた“ゼファー魂”横断幕なども有名で、実にコアな人気のある馬でしたが、そもそもヤマニン冠の競走馬自体にコアなファンが多かった印象です。

 筆者はヤマニンだとやはりヤマニンシュクルとヤマニンアラバスタの同い年牝馬が好きでした。ヤマニンシュクル、トウカイテイオー産駒なんですよね……これ、ワンチャンあるな……。ヤマニンアラバスタたんの話もいつかしたいですね……。

 さてサクラローレルとヤマニンゼファーを的中させて嬉しい筆者ですが、しかしアストンマーチャンはまったく予想していませんでした。

 アストンマーチャンの名前は実馬を知らなくても、ピンと来るものがあるでしょう。そうです。イギリスの名車・アストンマーティンを元にして、オーナーである戸佐眞弓さんの愛称からアストンマーチャンになったと言われています。頭の王冠はイギリスからの連想かもなんて声も。妄想が捗りますねえ! 

 アストンマーチャンはダイワスカーレット、ウオッカと同い年。2歳時小倉2歳SからファンタジーSを圧勝し、これは強いぞ、と思ったところに阪神JFで目の前に現れたのがそう、ウオッカ。クビ差の2着に敗れると更に桜花賞はダイワスカーレットに敗れます。いやあのメチャクチャ強いアストンマーチャンを負かすこいつらやべえな……となりましたが、その後の活躍はご存知の通り。アストンマーチャンはそこからスプリント路線へと進み、3歳秋にスプリンターズSを勝利するのです。

 『ウマ娘』で言えばニシノフラワーやヒシアケボノ、そしてタイキシャトルも同じように3歳で勝っていますが、当時はスプリンターズSは12月開催。しかしアストンマーチャンは現在と同じように9月末か10月頭の開催。わずか2、3カ月とは言え競走馬の成長にとっては大きいものです。それだけ素晴らしい勝利だったと言えるでしょう。昨年のスプリンターズSでピクシーナイトが勝利したとき、3歳での勝利はアストンマーチャン以来。という情報が耳に入っていた人も多いのではないでしょうか。

 アストンマーチャンは当時からかわいいと言われていました。目がね、くりっとしててホントかわいかったんですよ。それでピッチ走法でチャカチャカ必死に走る姿がとても愛嬌あって、人気のある馬だったんです。……待てよ? かわいくてスプリンター? そうですね、カレンチャンみたいですよね。同じチャンですし。しかも他にも共通点があるんです。それはオーナーさんがどちらもお医者さんだということ。こういう共通点もあり、もしかしたらカレンチャンと絡みがあったりするかも……?

 そんなアストンマーチャンでしたが、4歳春に原因不明の大腸炎を発症させ、それが元で現役中に亡くなってしまいます。そうした事実を踏まえてキャラクターデザインを見てみると、実馬に似てかわいらしくて愛嬌ある感じですが、どこか儚さも感じさせるデザインに見えます。筆者にも刺さりそうな……そんな予感があります。

???ってもう『ウマ娘』キャラクター名前予想クイズじゃないですか!

 昨夜は、キタサンブラックとサトノダイヤモンドを軸にした短編アニメ“1st Anniversary Special Animation”が配信されました。

 最初の教室。並んで座るサトノダイヤモンドとキタサンブラック。そしてキタサンブラックの前に座る帽子のウマ娘……に関してはまだ我々もまだ新作アニメが始まったことに対する戸惑いなどで?マークを浮かべていたままでした。

 しかし教室を出て、廊下を歩いているときに現れ、サトノダイヤモンドに手を振った『ウマ娘』。この子がアップになった瞬間、筆者のツイッターのタイムラインが「サトノクラウン!!」で埋め尽くされたのです。アプリがリリースされて1年で、みんな競馬を勉強したんだなと、改めて驚かされた一幕でした。

 さらにアストンマーチャンがチラチラと登場し、最後チームスピカを眺める新ウマ娘3人。その後この3人を含めた新ウマ娘の情報が発表されましたが、みんながサトノクラウンと推測したウマ娘と、教室にいた帽子のウマ娘は名前が伏せられたまま。あれ? それって以前このコラムでもう1度やりたいと熱望していた2017年の名企画“ウマ娘キャラクター名前予想クイズ”じゃないですか! 

 片方のサトノクラウンは瞬殺で答えが出てしまった(この記事の掲載時点では公式発表はまだなので確定ではないと言っておきますが)。では帽子のウマ娘は? キタサンブラックとサトノダイヤモンドと同じ教室にいることから、間違いなく同世代、しかもおそらくは一緒に走ったことある馬がモデルでしょう。

 髪の色や流星から最初はゴールドアクターを考えましたが。すぐに耳の青いギザギザや帽子が水色と白を基調にしていることから勝負服モチーフ、そして帽子についている錨のマークは横浜“ベイ”スターズやシアトル・“マリナーズ”を連想させる。

 すなわち横浜ベイスターズとシアトル・マリナーズで活躍した“ハマの大魔神”こと佐々木主浩氏がオーナーであり、キタサンブラックと同い年のジャパンカップ勝ち馬・シュヴァルグランではないかという情報がTwitterで怒涛のように集まっていったのです。

 恐るべしSNSの集合知……。2022年に『ウマ娘』キャラクター名前予想クイズをやったらこうなってしまうのだとわかった一幕でした。

 推定サトノクラウンと推定シュヴァルグランに名前が出なかったのは、恐らくは24日に実装される星3キタサンブラックのシナリオに登場するからでしょう。そこで名前が明かされる、という仕掛けなのだと思います。

 余談ですが、推定シュヴァルグランのキャラクターデザイン、ものすごく人気が出そうだと思います。アストンマーチャンと並び、今回の新ウマ娘においては要注目のキャラクターではないか。そんな予感がします。完全に筆者の独断と偏見ですが。

 最後におまけとして妄想も妄想、大妄想のヨタ話をするのですが……。このキタサンブラックとサトノダイヤモンドの短編アニメに、アストンマーチャンが出てきたのはなぜでしょう? サクラローレルやヤマニンゼファーはアニメに登場しなかったですよね。推定サトノクラウンや推定シュヴァルグランが登場したのは恐らく同世代で24日に実装されるキタサンブラックの育成シナリオに登場するからでしょう。その証拠までは言えませんがもったいぶるように名前も伏せられています。ではなぜアストンマーチャンは登場したのでしょう?

 先程も触れましたが、アストンマーチャンは大腸炎を発症し亡くなりました。実は同じように大腸炎で亡くなったこの世代の馬がいるのです。キタサンブラックと同い年の二冠馬・ドゥラメンテです。ドゥラメンテは昨年8月、種牡馬として産駒たちが活躍の兆しを見せ始めた頃に大腸炎で亡くなりました。

 ドゥラメンテは恐らく今の段階においては『ウマ娘』には登場しないと思います。なのでもしかしたら、アストンマーチャンはその共通点でもって、できればキタサンブラックのシナリオにいてほしかったドゥラメンテの代理としてアニメに出演した可能性が……なんて。本当にこれは「こう考えるとピタリとハマるな」という筆者の妄想です。

 きっと違うのではないかとは思いますが、こんなふうに考えられるくらい、『ウマ娘』の、そして競馬の世界には様々な縁と可能性、あるいはこじつけが絡まっているのです。実際どうであるにせよ、想像、妄想は無限大で、それが競馬を、『ウマ娘』をおもしろく感じさせる一因なのではないかと思っています。今後も新規『ウマ娘』が沢山増えていってくれて、我々が期待や妄想に胸を膨らませることが出来る未来をもっともっと期待したいと思います。

 また次回もこういった“楽しみ方”を提示していければと思いますのでお時間ありましたらぜひご一読いただきたければ幸いです!

 それではまた!


“まとめページ”でこのコラムをチェック!

 連載コラム“ウマ娘が1.8倍楽しくなるお話”のまとめページはこちらです。過去に掲載してきたコラムをここで一気に読むことができます。いろいろな驚きや発見があると思いますので、ぜひチェックしてくださいね!!

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