アニメ『スパイファミリー』インタビュー。早見沙織さんが語る、ヨルの人となりがにじみ出ているシーンはここ!

電撃オンライン
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 現在放送・配信中のアニメ『SPY×FAMILY』。本作でヨル・フォージャー役を担当する早見沙織さんのインタビューをお届けします。

 『SPY×FAMILY』は、集英社『少年ジャンプ+』にて2019年3月より連載されている遠藤達哉さん原作のコミックです。アニメ制作は、WIT STUDIO(代表作:『進撃の巨人 Season1~3』)×CloverWorks(代表作:『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』)による共同制作。監督は古橋一浩さん(代表作:『機動戦士ガンダムUC』)・キャラクターデザインは嶋田和晃さん(代表作:『約束のネバーランド』)・劇中BGMは(K)NoW_NAME(代表作:『ドロヘドロ』)が担当します。

 いよいよ放送開始となった『SPY×FAMILY』。早見さんには、本作における演技やみどころなどをお話しいただきました。

  • ▲早見沙織さん

早見さんが考える、第2話の注目シーンは?

――江口(拓也)さんや種崎(敦美)さんのお芝居はいかがですか?

早見さん:最初にPVの収録があったんですが、ロイド役の江口さんや、アーニャ役の種﨑さんのお芝居を観ていると、原作で読んでいた二人が動いているという感動を覚えました。違和感がなくて、漫画から出てきて映像になったらこういう風に動くよねとう感じでお二人とも表現されていたので、すごく感動しましたし、ワクワクしました。まだアフレコの途中なので、家族感やチーム感はこれからな部分もありますが、お二人とも昔から共演したこともあるので信頼があるといいますか、このお二人となら素敵なものが生まれるだろうし、掛け合いのなかで新しい扉を開いてもらえるかなという安心もあります。


――アフレコではどのようなディレクションがあるのでしょうか?

早見さん:PVの時には特にディレクションもなく、逆にソワソワしてしまいました。本編ではヨルさんは2話からの登場で、その際には細かなディレクションがありました。初回近辺ということもあって、どのキャラクターにもていねいなディレクションがあって、殺し屋として登場するシーンは何パターンか録りました。


 これはダメ、あれはダメと否定するような形ではなく、これはこれで表現の形として録っておいて、もうひとつこういうパターンもお願いできますか? とディレクションされることが多いので、私自身楽しくやらせていただいています。「そうか」と思わされることも多いですね。

 殺し屋のシーンの演じ方ですが、私は最初、役所で働いている普段のヨルさんと地続きのようなイメージで演じたんです。収録の時に「そのパターンもありですが、もうちょっとわかりやすくしたパターンを見せてください」と言われて、大きく変えて演じました。他にも平坦なイメージ、感情を動かさずに……とまではいきませんが、そういった感じで表現してみたものもあります。

 映像で見ると表現が絶妙で、高揚感はあるんですが、どこか「この人は殺し屋なんだな」と思わせる雰囲気があったりしましたね。そういう感じで収録をしていくのですが、ベースは起伏のないものになっていると思います。

――数パターン収録して、どれが使われるかというのはいつわかるのでしょう?

早見さん:アフレコの際に「ひとつ前のパターンを使わせていただきます」などのように言っていただくことも多いですが、その場で言われないこともありますね。

――どのテイクが使われたかわかったほうがその先は演じやすくなるのでしょうか?

早見さん:「今回は、こっちが使われるだろう」というのがわかっている時には、自分の中の認識に基づいて演じています。どのテイクが使われるのかわからない場合でも、掛け合いのなかで生まれたものが正解になって、そのつどのディレクションが入りますので、わからないことの制約はないですね。

――2話でヨルさんが初登場となるわけですが、2話のおすすめのシーンはどこでしょう?

早見さん:ユーリと電話でしゃべるシーンがあるんですが、そのシーンが好きです。その前にあった市役所のシーンは「ここでは感情の起伏はそこまで出さなくていいです」とディレクションがあって収録したんですが、それがあった分、家族と話している時には声の柔らかさがあるんですね。そういうところに彼女なりの切り替えがはっきり見えて、「ヨルさんってこういう人なんだな」とすぐわかるので好きです。電話が終わった後のワタワタ感というか、ちょっと焦るシーンも含めてヨルさんの人となりがよくにじみ出ているシーンです。

――ヨルさん以外のキャラのおすすめシーンはありますか?

早見さん:アーニャが『SPY WARS』を観ているシーンがあるんですが、テレビにあわせて動いているんです。ロイドさんとフランキーさんの会話の裏の一幕なんですが、そこのアーニャはかわいいですね。

――それでは最後に、本作の見どころやどこに注目して見てほしいかを教えていただけますか?

早見さん:映像の迫力と美しさ。それとそこはかとないスパイもの感といいますか……映像もそうですが、音楽にもそうしたエッセンスがありますね。1話からカッコよさを感じていただけると思います。加えて、それぞれ他人に話すことのできない事情を抱えているところもおもしろいポイントです。視聴者側からは全部見えていて、その中でこの人たちがどのような物語を紡いでいくのか、家族になっていくのかわくわくできるところが魅力ですね。

TVアニメ『SPY×FAMILY』

【放送時期】
4月9日(土)23:00よりテレビ東京他にて放送

テレビ東京……4月9日(土)より毎週土曜23:00~23:30
テレビ大阪……4月9日(土)より毎週土曜23:00~23:30
テレビ愛知……4月9日(土)より毎週土曜23:00~23:30
テレビせとうち……4月9日(土)より毎週土曜23:00~23:30
テレビ北海道……4月9日(土)より毎週土曜23:00~23:30
TVQ九州放送……4月9日(土)より毎週土曜23:00~23:30
新潟テレビ21……4月11日(月)より毎週月曜25:45~26:15
テレビ静岡……4月11日(月)より毎週月曜26:00~26:30
東北放送……4月12日(火)より毎週火曜25:00~25:30
中国放送……4月13日(水)より毎週水曜25:25~25:55
テレビユー福島……4月22日(金)より 毎週金曜25:55~26:25
テレビ山梨……4月24日(日)より毎週日曜24:50~25:20
テレビ和歌山……4月28日(木)より 毎週木曜24:35~25:05
長野朝日放送……5月7日(土)より毎週土曜16:00~16:30
BSテレ東……4月10日(日)より毎週日曜24:35~25:05

【配信プラットフォーム】
4月9日(土)23:30より順次配信スタート

ABEMAプレミアム
Amazon Prime Video
Disney+(ディズニープラス)
dTV
dアニメストア
dアニメストア ニコニコ支店
dアニメストア for Prime Video
FOD
Hulu
J:COMオンデマンド
milplus
Netflix
Paravi
TELASA
TELASA(auスマートパスプレミアム)
U-NEXT
アニメカ
アニメタイムズ
アニメ放題
バンダイチャンネル 他
※配信開始日はサービスによって変動する場合があります。

【スタッフ】
原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:古橋一浩
キャラクターデザイン:嶋田和晃
総作画監督:嶋田和晃、浅野恭司
助監督:片桐崇 高橋謙仁、原田孝宏
色彩設計:橋本賢
美術設定:谷内優穂、杉本智美、金平和茂
美術監督:永井一男、薄井久代
3DCG監督:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
副撮影監督:佐久間悠也
編集:齋藤朱里
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
制作:WIT STUDIO×CloverWorks

【出演声優】
ロイド・フォージャー:江口拓也
アーニャ・フォージャー:種﨑敦美
ヨル・フォージャー:早見沙織
フランキー・フランクリン:吉野裕行
シルヴィア・シャーウッド:甲斐田裕子
ヘンリー・ヘンダーソン:山路和弘


©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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