実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』二部作連続公開決定!

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 実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』の公開が決定。あわせて、キャスト情報とコメント、予告編、ビジュアルが解禁されました。

 以下、リリース原文を掲載します。

連載20周年新プロジェクト解禁 実写映画の二部作連続公開が決定! 原作の最終話までを描く完結編‼

 2017年12月に1本目の実写映画『鋼の錬金術師』が公開され、興行収入約12億円の大ヒットを記録。

 続編となる今回の実写映画では、二部作で原作の感動の最終話までを描き切る堂々の完結編となっている。

 原作者の荒川弘先生からは実写映画化に対して「一作目が、まだまだこれから!というところで終わったので、こうして完結編を作っていただき大変ありがたいです! 撮影現場も見学に行きました。エドとわちゃわちゃ遊んでるスカーさん、

 キックボードで撮影所内を軽やかに走り回るスカーさん等々裏では、すっかりなごみ系だった彼がスクリーンではいったいどうなっているのか、

 劇場で観るのが楽しみです!(あとこれまた撮影所の隅っこでシャドーボクシングしてたハボと大佐がツボでした)」というコメントも届き、実写での「鋼の錬金術師」の完結に期待が寄せられている。そんな映画『鋼の錬金術師』の様々な情報が一挙解禁となる。

解禁① 完結編タイトル決定!

 原作の最終話までを描き切る本作のタイトルは、『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』となり、二部作の前編には『復讐者スカー』、後編には『最後の錬成』という副題がそれぞれ付いている。

 『復讐者スカー』は、原作でも人気のキャラクターである、“傷の男(スカー)”が中心になる物語となってくる。

 右腕に分解の錬成陣を刻み込み、かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために、全ての国家錬金術師の抹殺を誓う男だ。主人公のエドも命を狙われ、2人は相対することになる。

 『最後の錬成』は、原作のクライマックスシーンである“お父様”との戦いと、その後のエドとアル、そして仲間たちを描き、まさに完結編のタイトル通り、感動の最終話までを描き切る。

解禁② 超豪華キャストの出演が決定!

 主演は前作に引き続きHey! Say! JUMPの山田涼介。本作の主人公で、“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリックの最後の旅を演じる。

 山田は完結編に臨むにあたり、「チャンスがあれば完結まで演じたいと強く思っていたので、やるからには前作以上のものにしたいと思い、クランクイン半年前から食事制限や体作りを始めて、撮影に挑みました。撮影は大変でしたが「やっぱりこの作品が好きだ」という気持ちが自分を奮い立たせ、最後まで乗り切ることができました。

 エドとアルの最後を見届けてもらえたら光栄です。」と完結編への強い意気込みを見せる。

 また、前作に引き続き、エドとアルの幼馴染で、機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベルを本田翼、“焔の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師ロイ・マスタング大佐も引き続きディーン・フジオカ、更には、アメストリス軍ではリザ・ホークアイ中尉役の蓮佛美沙子、マース・ヒューズ中佐役の佐藤隆太が、ホムンクルスではエンヴィー役の本郷奏多、グラトニー役の内山信二が前作に引き続き登場となる。

 そして、本作から参加となる新キャストには、エドとアルの父親であるヴァン・ホーエンハイムと、ホムンクルスたちの生みの親であるお父様の二役を内野聖陽が演じる。

 内野は「漫画の名作とも言える「鋼の錬金術師」で、とても重要な役どころ、しかも敵対する役どころを、両方ともやらせて頂き、おもしろい経験をしました。

 この二人が同時に画面に登場するシーンは、特に面白かったです。なぜなら、自分の演技に対するリアクションを自分で考えたりできるからです。」と二役を演じることの楽しさをコメントしている。

 「復讐者スカー」のタイトルにも名前が入り、主人公エドの命を狙うスカーを演じるのは、新田真剣佑。新田は「スカーは強くて、怖いですが、うちに秘めるものが深く、ブレない強い芯があるところが魅力的だと感じました。原作でも人気のスカー。完成が楽しみです。」とスカーの魅力を語る。

 また、アメストリス軍の大総統キング・ブラッドレイを舘ひろしが演じる。舘は「最初に台本をいただきましたが、「鋼の錬金術師」の世界をもっと深く知るために、原作も読みました。ブラッドレイは基本的にはすごく悲しい存在だと思いましたので、その部分を意識して演じました。初めてブラッドレイの衣装を着た時は、この世界に入っていけることが楽しくて、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。」とハガレンの唯一無二の世界に入っていく喜びを語る。

 さらに新キャストとして、東の大国シンから不老不死の法を求めてやってきた、シン国第十二皇子リン・ヤオを渡邊圭祐が、リンの護衛ランファンを黒島結菜が、ランファンの祖父フーを筧利夫が演じる。アメストリス軍にも新キャストが追加となり、“剛腕の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師アレックス・ルイ・アームストロング少佐を山本耕史が、その姉で“氷の女王”の異名を持つオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将を栗山千明が、“紅蓮の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師ゾルフ・J・キンブリー中佐を山田裕貴が演じる。

 他の新キャストは、エドとアルの母親トリシャ・エルリックに仲間由紀恵、ウィンリィの機械鎧技師の師であり祖母のピナコ・ロックベルに風吹ジュン、ウィンリィの父ユーリ・ロックベルに藤木直人、母サラ・ロックベルに奥貫薫、ホムンクルスのセリムに寺田心、シン国第十七皇女メイ・チャンに中国出身のモデル・歌手・女優のロン・モンロウ、エドとアルの師匠イズミ・カーティスを元宝塚歌劇団の女優、遼河はるひが演じるなど、幅も広く超豪華なキャストが揃った。

解禁③ 大迫力の予告編が完成!

 崩れ落ちた遺跡の中に立つエドの後ろ姿と、何かを見上げるような横顔、そして激しい炎に包まれたマスタングのシルエットの映像に、「約束の日がもうそこまで迫っている。この国と国民は全て消滅する。」という衝撃的なセリフから始まる緊張感のある予告編の冒頭。

 その後、復讐のために全ての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーが登場。エドとアルとの戦いが始まり、街中での激しいアクションシーンが続く。エドとスカーの掌がぶつかる瞬間に青い錬成反応の光が迸るなど、大迫力の錬金術アクションへの期待が高まる映像となっている。

 続いて、「かつて国軍が実行した殲滅戦」というテロップと、「多くの国家錬金術師が人間兵器として駆り出された。私もその一人だ」というマスタングのショッキングなセリフに合わせて、激しい戦場の場面が映し出される。

 戦場を走り抜ける額の傷がない頃のスカーと不敵な表情で両手を広げるキンブリー。

 さらにマスタング、ホークアイ、ヒューズの3人が殲滅戦に疑問を持っていることが分かる会話と表情が描かれ、「じきにこの国にもひどいことが起こる」と話すホーエンハイムと、何かに気付いたエドが「まさか」とつぶやくカットが続く。一体何が起きようとしているのか?

 そして、「この国に隠された秘密とは」というテロップが表示された後は、キング・ブラッドレイとリンの剣術の戦い、雪に覆われた巨大な要塞の爆破、砲弾を放つ戦車、「ことが終えた時には英雄になっているかもしれんぞ」と話すオリヴィエ、走る列車の上でのエドとエンヴィーとランファン、不穏なお父様の表情と「化け物か人か」というマスタングのセリフ、「生きて生きて生き延びて、僕たちは一緒に元の体に戻るんだろ」というアルの決意のセリフ、真理の扉の前のアルの後ろ姿や、苦悶の表情で銃を構えるウィンリィ、右腕の機械鎧(オートメイル)が崩壊していくエドの姿と、気になるカットが畳みかけてくる。

 またナレーションはアニメ版『鋼の錬金術師』でエドの声を演じる朴璐美が担当しており、「鋼の錬金術師」の世界観が伝わる大迫力の予告編が完成した。

解禁④ 衝撃のビジュアルが完成!

 降りしきる雨の中、右腕の機械鎧(オートメイル)を破壊され愕然とした表情で膝をつくエドと、その奥で鎧の体を破壊されて倒れこむアルの写ったビジュアルと、分解の錬成陣が刻まれた右腕を構えながら、獲物を狩るような鋭い視線を放つスカーのビジュアルの衝撃的な2種類のビジュアルが完成した!

 エドとアルが初めてスカーに遭遇し戦った際に、スカーによって破壊されたエドの機械鎧(オートメイル)とアルの鎧。このことがきっかけで、何が何でも生き抜いて、一緒に元の体を取り戻すという目的を再確認することになったエドとアル。

 物語の中でも象徴的なこのシーンは映画本編でどのように描かれているのか、期待が膨らむビジュアルとなっている。尚、劇場に掲出されるポスターは、2種類を合成したビジュアルとなっている。

キャストコメント

●山田涼介(エドワード・エルリック役)

 僕自身「鋼の錬金術師」が大好きで続編が決まる前からチャンスがあれば完結まで演じたいと強く思っていたので、気持ちが途切れることのない4年間でした。こうして公開が決まり、とても嬉しく思っています。やるからには前作以上のものにしたいと思い、クランクイン半年前から食事制限や体作りを始めて、撮影に挑みました。

 撮影は大変でしたが「やっぱりこの作品が好きだ」という気持ちが自分を奮い立たせ、最後まで乗り切ることができました。今回から参加する新キャストの方もとても豪華ですし、スタッフキャスト一丸となって取り組みましたので、エドとアルの最後を見届けてもらえたら光栄です。

●本田翼(ウィンリィ・ロックベル役)

 4年ぶりのハガレンの撮影でしたが、エドとアルとの距離感も、前作からの信頼関係をしっかりと引き継いで撮影に臨めたと思います。そしてキャストの方々、スタッフの皆さん変わらず、明るく楽しい現場でした。もともと原作が子供の頃から大好きでしたが、今回、撮影前にアニメをもう一度、見直しました。

 完結編は前作よりもシリアスな場面も多く、ウィンリィとしては家族の過去、そしてスカーと対峙するシーンなどもあるので、繊細な感情表現を意識して取り組みました。この物語が最後まで描かれ、そしてこの作品に携われたこと、とても嬉しく思います。

●ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング役)

 「鋼の錬金術師」の壮大な物語の中で、ロイ・マスタングというキャラクターを演じさせていただき、自分の人生においても非常に思い出深い作品となりました。

 本作ではイシュヴァール殲滅戦というマスタングにとってターニングポイントとなる重要なシーンを演じています、是非ご期待ください! 改めて、曽利組に参加させていただけたことを光栄に思います。

●蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ役)

 個人的に続編ものが初めてなので、何年も前に取り組んだ役にまたこうして出会えたこと、より深く役を表現できたこと、とても嬉しかったです。

 1シーンを数日かけて撮影したり、見渡せど見渡せどグリーンバックの景色の中お芝居したり…パート1に続いて今回も、気力、集中力、想像力、いろんな‘力’が必要な現場でした。どんな仕上がりになっているのか、私自身楽しみです。そして、ホークアイの生き様が皆様に届きますように、と願っています。

●本郷奏多(エンヴィー役)

 4年という歳月を経て、同じキャラクターを演じることは初めてだったので、非常に嬉しかったですし、大好きなハガレンという作品を同じキャストで一緒に作り上げていくことに感動しています。

 今作では前作以上にエンヴィーとしても、物語全体としても、盛り上がるポイントがたくさんあったり、僕が出演していないシーンで多くの素敵な方々がキャラクターを演じられているので、完成した作品を見るのが待ち遠しいです。

●黒島結菜(ランファン役)

 ランファンはセリフの少ない役なので、佇まいと一言二言のセリフでの微妙な声の使い分けを大事に演じました。さらに仮面も被っているので、身体の些細な動きや、顔の向きの小さな変化で感情をどう表現するのかを常に考えていました。

 アクションシーンは力強さを表現するのがとても難しかったですが、皆さんと工夫しながら演じきりました。撮影期間も長かったので、この二部作がどういう風に完成されているか、とても楽しみです。

●渡邊圭祐(リン・ヤオ役/グリード役)

 学生時代から好きな原作に、出演させていただけることを心から光栄に思います。同時に、個人的に推しでもあるリン/グリードというキャラクターを演じることに不安もありました。

 飄々とした一国の王子の気品と自信を持ちながら、どこか頼りなく情けないリンらしさが垣間見えるように精一杯尽力致しました。ご覧になった方の心に鋼の錬金術師という作品への愛情が少しでも伝わっていただければ幸いです。是非公開をお楽しみに。

●山田裕貴(ゾルフ・J・キンブリー役)

 このお話をいただく前に偶然、アニメ版でキンブリーを見てぜひ演じたいと思っていたので、とてもありがたいです。引き寄せられたんじゃないかと感じています。

 キンブリーを演じてハガレンの世界に入れたことが嬉しいです。もっと長くキンブリーとして生きていたかったです。

●舘ひろし(キング・ブラッドレイ役)

 最初に台本をいただきましたが、「鋼の錬金術師」の世界をもっと深く知るために、原作も読みました。ブラッドレイは基本的にはすごく悲しい存在だと思いましたので、その部分を意識して演じました。初めてブラッドレイの衣装を着た時は、この世界に入っていけることが楽しくて、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。

 アクションシーンも素敵な演出を作ってくれたので完成が楽しみです。ブラッドレイの帽子がお気に入りなのでぜひ皆さんにも注目してほしいです。

●山本耕史(アレックス・ルイ・アームストロング役)

 役作りのため、とにかく筋トレをしました。現場では山田さんや新田さんをはじめとしたキャストの皆さんとも筋トレの話をしましたし、本番前にも筋トレをするなど、身体を限界まで追い込みました。

 ポージングをするシーンでは酸欠になりかけました(笑)。世の中が大変な状況の中での撮影でしたが、皆で、ハガレンの完結、という一つの目標に向かって撮影しているんだなと日々感じ、とても良い現場でした。

●栗山千明(オリヴィエ・ミラ・アームストロング役)

 原作が大好きで、1作目が公開されたときに「羨ましいな」と思っていたので、今回、大好きなオリヴィエを演じさせていただくことができ、光栄な気持ちでいっぱいです!最初に衣装を着たときは興奮しました。

 少将らしいはっきりとした声にはもちろん、ちょっとした姿勢や角度にもこだわり、屈強なブリッグズ兵に囲まれた中で、男性の立ち姿に負けない姿を見せることを意識しました。この作品の一員となれたのが、すごく嬉しいです。

●佐藤隆太(マース・ヒューズ役)

 前作で辛い別れをしたヒューズだったので、続編への出演が決まって本当に嬉しかったです。今回も現場の空気感がとても良く、もっとヒューズを演じていたいと思いました。登場シーンは限られていますがファンの方も多いキャラクターなので、僕が演じたヒューズが受け入れてもらえると嬉しいです。

 前作でも文字通り共に戦った共演者の皆さんや、スタッフの皆さんと久しぶりに再会することもできて、刺激的な時間でした。今回は一体どんなスケールの作品に仕上がっているのか、僕もとても楽しみにしています!

●新田真剣佑(スカー役)

 2部作の脚本をいただき、夢中になって読みました。もともと一作目を観ていたのであの凄まじいクオリティの世界に飛び込めると思うととても楽しみでした。

 スカーは強くて、怖いですが、うちに秘めるものが深く、ブレない強い芯があるところが魅力的だと感じました。原作でも人気のスカー。完成が楽しみです。

●内野聖陽(ヴァン・ホーエンハイム役/お父様役)

 漫画の名作とも言える「鋼の錬金術師」で、とても重要な役どころ、しかも敵対する役どころを、両方ともやらせて頂き、おもしろい経験をしました。ホーエンハイムは、自分の子供たちや人類を守るために家を出て、国中の人々を犠牲にして完全な存在になろうと目論むお父様を阻止しようとします。その真剣な姿は色っぽいけれど、普段はちょっと抜けたところがある愛すべきキャラクターです。

 一方、敵のお父様は、全てを自分のものにしたいという強い野望を持っており、影があって何を考えているか分からない謎めいたキャラクターです。

 この二人が同時に画面に登場するシーンは、特に面白かったです。なぜなら、自分の演技に対するリアクションを自分で考えたりできるからです。私が演じた二つのキャラクターが、同じ画の中にどう息づいているのか。全ては、曽利監督のCGという幻想の世界の中なので、とても上がりが楽しみです。

 漫画の名作がどう映像化されるのか、日本のCG技術の第一人者の監督さんの世界観にどっぷりと浸かったことはとても興奮する体験ですし、「鋼の錬金術師」のファンではない方にもとても期待していて欲しい作品ですね。

荒川弘先生コメント

 一作目が、まだまだこれから!というところで終わったので、こうして完結編を作っていただき大変ありがたいです!

 撮影現場も見学に行きました。エドとわちゃわちゃ遊んでるスカーさん、キックボードで撮影所内を軽やかに走り回るスカーさん等々裏では、すっかりなごみ系だった彼がスクリーンではいったいどうなっているのか、劇場で観るのが楽しみです!(あとこれまた撮影所の隅っこでシャドーボクシングしてたハボと大佐がツボでした)


©2022 荒川弘/SQUARE ENIX ©2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会

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