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ハイブラッズが聞いて呆れるわ!!(ケイト巡査)【軌跡シリーズ名言集】

Zenon
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 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

 本記事で紹介するのは、『零の軌跡』『碧の軌跡』のサブキャラクター、ケイト巡査のセリフ。常に正しく、周囲を導こうとする彼女の名言を紹介していきましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

ハイブラッズが聞いて呆れるわ!!(ケイト巡査)

●第3章 胎動~獣たちの謝肉祭(英雄伝説 碧の軌跡:改)

 ケイト巡査は、クロスベル警察・広域防犯課に所属する女性警察官です。主人公・ロイドから見れば警察学校時代に座学から射撃まで授業してくれた先輩であり、親身になって相談に乗ってくれる快活な女性といったところでしょうか。


 《特務支援課》という、発足当時は誰からも期待されていない部署に配属されたロイドを気遣い、はげましてくれるケイト巡査。その優しさが心にしみます。

 主に中央広場の鐘の前で、導力車の交通整理をしているイメージが強いのではないでしょうか。支援課ビルから出てすぐ目に入るので覚えやすいですね。


 ニュースのトップを飾るような大事件の解決には携わらないものの、誰かがやらなければならない仕事をこなす“縁の下の力持ち”的な役割を担っています。

 そして時は流れ《特務支援課》が周囲から認められてきたある頃、クロスベルに危険運転を繰り返す“暴走車”が出没し始めました。犯人は隣国であるカルバード共和国出身の3人組でチーム《ハイブラッズ》(高貴なる血)を名乗る、いわゆるお金持ちの“おぼっちゃま”です。

 とっさに壁際へ寄ったロイドたちの目の前を高速で走っていく《ハイブラッズ》。所かまわずクラクションも鳴らして騒音もまき散らすなど、迷惑している人は多い様子。



 人をひきそうになっておきながらこの言い草。クロスベルを“遊び場”と表現するなど、完全に娯楽として危険運転していることがわかります。


 ケイト巡査からの依頼でなんとか車を停止させ取り締まったものの、クロスベルの法律では共和国人に重い罰を課すことができないという制限がありました。だからこそ、“捕まってもバツゲーム”程度の認識で彼らは危険運転をしていたのでしょう。




  • ▲まったく反省の色を見せない若者たち。性格悪いことこのうえないですね……。

 結局、厳重注意と罰金のみで釈放された《ハイブラッズ》は、こりずに危険運転を再開します。ただし、今度は市内ではなく市外の街道を“コース”に見立てていたので、より速度が出て荒っぽい運転となっているようです。


 クロスベル警備隊のミレイユ三尉から届いた支援要請「暴走者の追跡」。危険運転をする暴走車が街道に出没するので、それを追跡して追い詰めてほしいという内容でした。なお、今回は警備隊と警察の共同作戦ということで、追い詰めるゴール付近にケイト巡査は張っています。


  • ▲バスにぶつかるギリギリのところで急ブレーキし、スリルを楽しむ《ハイブラッズ》の黄色い車。特務支援課も車に乗り込み、追跡を開始します。



  • ▲選択肢によってうまく追いつめられるかが決まるクエストで、どちらが正解か悩むのもお約束。最終的にはブレーキが故障して止まれなくなった《ハイブラッズ》が池に落ち、追跡劇は幕を閉じます。

 ズブ濡れになった若者たちは車が廃車になると聞いても、平然と「また新しい車を調達すればいい。何なら罰金はここで支払ってやろう。それで文句はないはずだろう?」などとうそぶく始末。1ヵ月前と同じく、まったく反省の色が見られません。

 しかしそこは博識な仲間のエリィが最新の法律知識を披露。つい先日法律が改正され、外国人の犯罪に対しても罰則が適用されるようになったとのこと。そのため今回のケースでは約1ヵ月の免許停止処分になるとか。すると余裕ぶっていた《ハイブラッズ》が逆ギレします。






 “自治州の警察ごとき”という言い方からもう完全に下に見ていることがわかります。挙句の果てには「俺たちの旅行が台無しにされようとしている」と自分勝手な言い草をしたうえ、共和国のお偉いさんである父親から圧力をかけさせようとする始末。




 そんな傲慢極まる若者に、ついにキレるケイト巡査。罰則云々の問題ではなく、危険運転でどれだけの人が怖い思いをしているか、考えたことがあるかと詰め寄ります。



 今回の事故で自分たちは怖くなかったか、そう聞いたうえで他人の気持ちも考えるよう説教するケイト巡査。






 「自分だけは大丈夫」と思っている若者に対し、「誰だろうと関係ない。突然何の関係もない人が傷つくケースを、警察官として何度だって見てきたわ」と、現実味のある言葉として叫びます。

 そして「あなた達の危険運転は、そこまでの恐怖を他人に与えているのっ! それでも、あなた達は怖くなかったというの!?」と尋ねるも、若者たちはなにも言い返せない様子。そしてそのあとのセリフが、今回の名言となります。



「ハイブラッズが聞いて呆れるわ!!」



 これには《ハイブラッズ》の心にも響いた様子で、素直にパトカーへ乗車していきます。そして以後、クロスベルの地で暴走車が出没することはなくなりました。ケイト巡査、グッジョブですね。

 単純に「悪いことをしたから罰金な」で済ませるのではなく、なぜその行為が“罪”なのかを実感させたうえで、彼ら自身が名乗っていた《ハイブラッズ》という名前にも恥ずべき行為であったことを自覚させる。これは非常に難しい話で、やろうと思ってできる説得ではないと感じました。

 なお、ケイト巡査はその後、巡査長へと出世します。『閃の軌跡Ⅲ』以降はクロスベルが帝国に組み込まれたため巡査長ではなく巡尉長となりますが、帝国軍が撤退した『創の軌跡』では“巡査長”表記になっていました。



  • ▲そばには常にロイドの同期であるフランツ巡査が付いていて、陰ながら特務支援課の助けになってくれることも。有能な人が出世するいまのクロスベルは健全ですね。(1~2枚目:『閃の軌跡IV』より/3枚目:『創の軌跡』より)

 はい、というわけで、どこまでもまっすぐで熱い“正義”を体現するケイト巡査の名言を紹介させていただきました。ロイドの先輩だけあって、そういうところは似ていますよね。

  • ▲ちなみに今回お騒がせした《ハイブラッズ》というチーム。シリーズ最新作の『黎の軌跡』にも登場します。ですが、なにやら顔ぶれが違うようで……? 詳しくはゲームのほうでご確認ください!

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

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※画面はPS4『英雄伝説 零の軌跡:改』『英雄伝説 碧の軌跡:改』『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』『英雄伝説 創の軌跡』『英雄伝説 黎の軌跡』のものです。


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