だぶるぴーすは世界を救う。こんな時代だからこそ遊びたいSwitch『ぎゃるがん だぶるぴーす』プレイレポート

カワチ
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 3月17日にインティ・クリエイツより発売されるNintendo Switch用ソフト『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』のプレイレポートをお届けします。

『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』が発売されるなら記事を書くしかないでしょ!

 どうも、モテたことはないですが、“邪な心”ならばシリーズの主人公に負けない『ぎゃる☆がん』ファンのライター・カワチです。今回はこのボクがSwitch版の『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』のレポートを書いていきたいと思います!

 まず、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』について簡単に説明すると、2011年に発売された初代『ぎゃる☆がん』に続くシリーズ2作目。

 『ぎゃる☆がん』シリーズは不思議な力でモテモテになった主人公が、猛アタックをしてくる女の子たちを眼力(通称:フェロモンショット)で昇天させて振り切り、意中の女の子への告白を目指すストーリー。こういうシューティングはゾンビやエイリアンを倒すものが多いですが、まったく違うアプローチの斬新な世界観で人気になりました。

 今回紹介する『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』は、シリーズ2作目として発売されたソフト。ストーリーは他のシリーズタイトルと直接的なつながりはなく、主人公も異なります。そのため、シリーズをプレイしていなくても本作から楽しめます。


 とはいえ、1作目の『ぎゃる☆がん』でヒロインだった兎野 葵(うの あおい)が本作にも登場しているなどもあるため、両作を知っていると、より楽しめる部分があります。1作目はリマスター版の『ぎゃる☆がん りたーんず』がSwitchで発売されているので、こちらをチェックしてみてもいいかも。

 なお、Switch版『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』は他機種で発売されたダウンロードコンテンツ(DLC)が収録されている他、オープニングムービーが一新されています。中毒性が高いノリノリな曲になっているので必聴です。

 公式YouTubeに曲は上がっているのでいつでも聴けるのですが、ゲーム内でもスキップせずに毎回、聴いてしまいます。途中の「シュー! シュー!」という掛け声が好きで、ライブで聴いたら盛り上がるだろうな~と思います。カラオケでも歌いたい!



悪魔ハンターの姉妹と紡ぐ恋愛ストーリー

 『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』の主人公は久時峰大(くどきほうだい)。見習い天使・えころの放った天使の矢を浴びて一日限定のモテモテ男になったものの、“矢の効力が切れると永遠に彼女ができない体”になってしまった彼は幼なじみへの告白を決意する……というストーリーです。


 メインヒロインは“悪魔ハンター”の家系である神園しのぶと神園真夜のふたり。ツンデレでしっかりしているようで抜けている姉のしのぶと、マイペースでボーッとしているものの、実はしっかり者の妹・真夜という正反対の女の子。


 家系が悪魔ハンターということでファンタジーに寄った展開も。特別な家系ならではの悩みを描くストーリーや迫力の敵が登場するサプライズもあり、飽きさせない内容になっています。


 ストーリーをクリアすると、姉妹ふたりのシナリオや、お調子者の悪魔・くろな(声優:藤田彩)、マジメな見習い天使のえころ(声優:堀江由衣)といったキャラクターのシナリオを選べるようになります。自分で行きたいルートを選ぶことができるので、そこは親切です。

 むしろ、好感度によってエンディングが分かれるので、パラメーターを上げるほうが大変かも? ……でも、それだけに告白が成功した時は感動します!





 ストーリーはお尻がハマってしまったヒロインを救うなど「どうしてこんな展開に!?」と笑ってしまうものがあれば、心がホッコリするハートフルな展開も。突拍子のないストーリーはその後のゲームプレイの内容ともつながっており、とても笑えるので必見です!



ゲーム部分はしっかりやり込めるシューティング!

 続いてゲームシステムについて。先ほど記載したように、迫ってくる女の子や飛んでくる女の子の叫び声を“眼力(がんりき)”で撃ち落としていくことになります。

 女の子はそれぞれ“弱点”があり、その弱点を攻撃すると一撃で倒すことが可能。女の子に照準を合わせると「ハッ!!」や「ドキッ!!」と表示されるところが弱点ですが、何度かプレイしていると女の子の名前を見ただけで弱点が分かってくるようになります。その女の子を全部理解したような気分になりますね!

 なお、女の子に捕まってしまうとキスや踏み付けといったうれしい(?)攻撃が。こちらはLスティックをさまざまな方向に入力することで振りほどくことができます。

 ズームで隠れている女の子を見つけたり、チャージショットで強力な攻撃をしたりといったことも可能。ハチャメチャな世界観ですが、ゲームとしてはしっかりやり込める内容になっています。


 また、注目したいのが“ドキドキモード”。これは女の子にショットを当ててハートのゲージをためることで発動できるモードになるのですが、女の子の敏感なところをじっくり探して、そこを責めることで昇天させるという内容。

 女の子をドキドキが最高まで達すると“だぶるぴーす昇天”になります。こちらは最大で3人同時に昇天させることが可能! より濃密に女の子とコミュニケーションできるモードで、恋愛のテクニシャンになった気持ちになれます(笑)。

70人以上の女の子が登場! きっとお気に入りが見つかるはず

 本作には70人以上のキャラクターが登場しており、それぞれ設定が異なります。生徒手帳を手に入れたりズームで3サイズを計測したりすることで、その設定を見ることができるので、コンプリート要素もあります。

 なお、自分のお気に入りをひとりあげるならば、春野つぼみちゃんですね。

 彼女は最初に話しかけてくるキャラクターでチュートリアルを兼ねた人物。ある意味で、“はじめての人”と言ってもいいかもしれません。花が開く前の“つぼみ”という名前も、これから登っていく大人の階段を彷彿とさせて100点満点です。

 実は1作目でも、この春野つぼみちゃんが最初に主人公に話しかけてきたキャラクター。シリーズの特攻隊長みたいな位置付けでもあったりします(笑)。

 しかも、彼女の声優は、あの椎名へきるさんだったりします。へきる夢中世代として生きてきた自分としては「椎名さんが出演してくれるなら主役をやらせるべきだろ!」と思ったりもしますが、あえてサブキャラを演じさせるのが『ぎゃる☆がん』シリーズのおもしろさかもしれません!

 この『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』ですが、自分はPS4版やSteam版もプレイしていたので、「それほど懐かしくはないな~」と思いながらSwitch版をプレイし始めました。が、やはり楽しくてプレイしていて元気が出てきますね。


 今は世界中が大変な状況で「これは試練なんじゃないのか?」と気分が滅入ってしまうこともありますが、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』をプレイしているとハッピーな気持ちになっていきます。

 PS4版やSteam版をプレイしていた当時は「バカなことやってるなー」と思っていましたが、こんな状況になって、ちょっとエッチでおバカな展開や、心が温まるハートフルなストーリーの展開には心が救われました。窮屈な日々を過ごしている人は、ぜひ本作を手にとってみてください。きっとハッピーな気持ちになれますよ!

 Switch版ならTVモニターに映しての大画面でのプレイも、携帯モードでの寝っ転がりながらのプレイも、両方ともできるのがサイコー。緊急回避用のママキタ画面もあるので家族と住んでいる人も安心です!


■『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』通常版

■『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』限定版
※限定版にはアクリルボードとシリーズ3作収納BOXが付属

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