小学生兄弟クリエイター”千葉ブラザーズ”作の脳トレゲーム『オッドドッグとイーヴンキャット』をレビュー【電撃インディー#208】
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- ヨウ
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は小学生兄弟クリエイター”千葉ブラザーズ”制作の、Nintendo Switch/PC(Steam)用脳トレゲーム『オッドドッグとイーヴンキャット』を遊んだ感想をお届けします。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
オッドドッグとイーヴンキャットになって脳トレを楽しもう
本作は、レトロ&手作り感が漂う可愛らしくも懐かしい雰囲気の脳トレゲームです。
メインゲームの物語はオッドドッグと呼ばれるキャラクターが海を漂流しているところからスタート。
海岸に流れ着いたオッドドッグは、頭に直接話しかける声に導かれるように元の町に戻ろうとします。
ポリゴンで作られた町の中は、ファミコン世代の著者にとって懐かしさで震えてしまうほどたまらない雰囲気。
心を落ち着かせながらふなつきばを目指してウロウロと散策中、吹き出しが頭上に出ているキャラクターを発見しました!
話しかけてみるとお願い事をされたので快く引き受けることにします。
簡単操作なのに難しい⁉ 両手で別の動作をする難しさを痛感‼
キャラクターたちのお願いをかなえるためには、ミニゲームをクリアしなければいけません。
このミニゲームは島ごとに複数用意されていて、Switchの左右のJoy-Conを別々に動かすことでオッドドッグ&イーヴンキャットを操作して遊びます。
1人でプレイする場合、両手で別のキャラクターを操作することになるのでなかなか難しい。
操作性は単純明快なのに、上手く動かせないもどかしさ。
これぞ脳トレ……!!
2人で別のJoy-Conを持って操作すると対戦にもなって楽しいですよ!
また、ここには町中を走り回っている翼が生えた謎のキャラクターも……⁉
追いかけようと試みますが足がとても速いので、待ち伏せを決行。
話しかけてみますがなんだか怪しい雰囲気です。
オッドシティではイーヴンキャットを操作して町を探索!
船に乗ってオッドシティに移動すると、今度はイーヴンキャットになって町の中を歩き回れます。
先ほどまでのイーヴンタウンはのどかな港町でしたが、こちらは車が忙しなく走る都会。
2島でまったく違う雰囲気を楽しめるのもポイントです。
手に汗握るハイスコアマッチ
メインゲームとは別に用意されたミニゲームで遊べるのが”ハイスコアマッチ”。
1つはメインゲームと同じで、上から降ってくる数字を箱に入れるもの。
奇数と偶数で別の箱に入れるのですが、とっさに判断するのが難しい……!
奇数だ! と思ったときには落下しきってしまいます。
落下地点が2色に光るので、自分が取得すべき色に光ったらすかさず取りに行きましょう。
もう1つのミニゲームは、飛行機を操縦して動く旗を通過していくもの。
空に浮かぶたくさんの雲にぶつからず、さらに海に落ちることもなく進まないといけません。
ボタン操作はとても簡単なのですが、都度都度調整しながら進む行動はなかなかに忍耐との戦い。
前進しながら微調整をして旗ゲットを目指してください……!
無人島を自由にデコレーションしてみよう!
とある場所から無人島に向かう船が出ているのですが、そこではフィールドのほか、設置するアイテムやキャラクターを自由にセッティングできます。
広大なフィールドに100個までセット可能!
間違えて置いてしまった場合もご安心を。選択欄にゴミ箱があるので、それを手にして替えたいもののそばにいくだけでOK!
どんな島にするかはプレイヤー次第。ぜひ色々セットしてみてください。
簡単操作で小難しい内容はまったくない本作。
ジョイコンを使ってミニゲームに没頭できる内容は、指先が刺激されて脳の活性化につながるなと深く関心しました。
このちょっぴりレトロでおだやかな世界を楽しめる本作を作ったのが、千葉ブラザーズという小学生の兄弟クリエイターだというから驚きを隠せません。
みなさんもぜひ、千葉ブラザーズが生み出した優しい世界で脳トレに励んでみてください!
(C)henna games
Published by Phoenixx
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