『ONE PIECE』ルフィのAIがバーチャル警備員に? キャラAIのシステム開発・事業化検討も

電撃オンライン
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 セコムとDeNAは、“バーチャル警備システム”を活用した『ONE PIECE』の主人公・ルフィが“AIルフィ”として受付業務をおこなう実証実験を、4月15日まで集英社のオフィスにて実施しています。

※実証実験のため一般公開はありません。

 以下、リリース原文を掲載します。

『ONE PIECE』のルフィが「AIルフィ」となって受付業務をおこなう実証実験を開始

  • ▲集英社のオフィスで受付業務をおこなう「AIルフィ」。

 今回の実証実験では、『ONE PIECE』の主人公ルフィが「AIルフィ」となり、集英社で来訪者への応対や検温を促す挨拶・道案内などをおこないます。

 「AIルフィ」は来訪者が近づいたり話しかけたりすると、ルフィのイメージに合わせた動きと実際に語りかけるような合成音声により自動応答します。

 合成音声は、ルフィの声優を務める田中真弓さんにご協力いただき、事前に収録した学習データをもとに生成し、自然な発話を実現しています。

 「AIルフィ」は、音声合成のほか、人物検出・音声認識・対話ロジックにおいてAIを活用しており、日々の運用の中で会話のバリエーションを増やし、受付における応対の品質を向上させることができます。

 実証実験では実用化に向けた価値検証やシステムとしての課題、改善点の洗い出し、キャラクターAIのシステム開発や事業化を検討していきます。

 また、今夏に一般向けの実証実験を予定しております。

※実証実験のため一般公開はございません。今夏に一般向けの実証実験を予定しております。
※新型コロナウイルスの感染状況を鑑みてご見学やご取材はご遠慮いただいています。

「バーチャル警備システム」について

 セコムが提供する「バーチャル警備システム」は、現実空間を映しこむディスプレイ一体型ミラー上に3Dモデルとして表示したバーチャルキャラクター「バーチャル警備員」が常駐警備サービスを提供するセキュリティシステムです。

 AIを活用した警戒監視や受付業務などを「バーチャル警備員」が提供、対処や緊急対応などの業務は熟練した常駐警備員が提供します。

 また、クラウド制御により、どこからでもモニタリングや設定操作が可能です。

 DeNAは、「バーチャル警備システム」において、クラウドシステムの共同開発、AIを活用した音声合成エンジン・キャラクターを提供しています。

 この取り組みは、革新的・独創的なサービス創造に向けたセコムの協働プロジェクトのブランド「SECOM DESIGN FACTORY」から誕生しました。

「SECOM DESIGN FACTORY」(セコム デザインファクトリー)について

 革新的・独創的なサービス創造に向けたセコムとパートナーとの戦略的な協働プロジェクトを示すブランド。広く多様な価値の中で、新たな顧客価値および社会的価値を創り出していく活動やそこから生まれた商品を表します。

 ロゴマークのデザインは、今までなかった新しい価値を創出する“0→1”のイメージと未来へ向かって進んでいく想いを表現しています。

 今回の「AIルフィ」の実証実験も「SECOM DESIGN FACTORY」の取り組みとして進めていきます。


©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

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