「AGF2019」の目玉企画はプロレス!? インタビュー企画“KEY”にDDTのイケメンレスラー彰人選手が登場!

ガルスタオンライン
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 ガルスタオンラインのオリジナルインタビュー企画“KEY”。

 第4弾となる今回は、DDTプロレスリングに所属するプロレスラー・彰人(あきと)選手にお話を伺いしました。

 「なぜガルスタでプロレス??」と疑問に思った方、正解です。乙女コンテンツとは正反対の印象を持たざるを得ないプロレス。しかしご存じでしょうか? 乙女の祭典「AGF2019」と人気プロレス団体「DDTプロレスリング」のコラボが実現し、「DDTプロレス×AGF2019 ~きらめく乙女の筋肉ランド~」が開催されるんです!

 11月9日と10日の両日行われる試合は、「AGF2019」の会場にほど近い中池袋公園の特設リングで行われます。特別観覧席を除けば無料で観覧可能なので、お買い物の合間にふらっと立ち寄る乙女も多いはず。

 そんな「DDTプロレス×AGF2019 ~きらめく乙女の筋肉ランド~」の開催を前に、「プロレスとは?」という基本の質問を彰人選手にぶつけてみました♪ 人気レスラーとしてリングに立ち、さらには女性限定興行「BOYZ」のプロデューサーとしてまだプロレスを観たことがない乙女たちに、その魅力を伝えている選手。後半では彰人選手の意外な趣味についても語っていただきます。

 その模様を、裏話も含めた全4回に渡りお届けします。最後には超貴重なサイン入りチェキのプレゼントもありますので、お楽しみに♪

彰人選手がプロレスラーを目指したきっかけは?

――「プロレスとは何ぞや?」というテーマを紐とくにあたって、まず最初に彰人選手がプロレスラーを目指したきっかけについてお聞かせいただけますでしょうか?

彰人 もともとプロレスが好きだったんですけれども、ざっくり言ってしまうと「就活」です。大学生の頃に就職活動をしていて、当時は一般の企業も受けていました。ただ、エントリーシートの志望理由の欄でだいたい筆が止まってしまうんですよね。好きでもないことを好きなように偽ることが、段々しんどくなってきて。自分が本当に好きなことってなんだろう? と考えた時に出てきた答えがプロレスだったんです。それなら1回チャレンジしてみようと思って、そこからは周囲に「自分の就職活動はトレーニングだから」と公言して逃げ場のない状況を作るようにしました。そこから今に至る感じです。

――子どもの頃からプロレスが好きでしたか?

彰人 小学6年生の時に、夜中にやっているプロレスの試合を観て好きになりました。それまでは格闘技ばかり見ていたんですよ。格闘技はわかりやすく、相手を倒さなくてはいけない、怪我のさせ合いだと子どもなので思っていました。でもプロレスは相手に怪我をさせてはいけないという前提があるんです。試合中に物を投げたりすることもあるんですけれど(笑)、相手を壊してはいけないんですよ。

――プロレス=暴力や野蛮というイメージが変わりますね。

彰人 僕が子どもの時にプロレスを観て感じたのは、試合を観ているお客さんへのアピールがすごいということでした。格闘技では勝った後にアピールすることはあっても基本的には対・相手なんですよね。プロレスラーは対・お客さんに自分をどう見せるかというところに長けていて、単純に強くてかっこいいだけでなくて、選手の数だけ個性や魅力があるんです。

 僕が初めて観たのは蝶野正洋さんと大仁田厚さんの試合だったんですが、「黒のカリスマ」と呼ばれてスタイリッシュな蝶野さんと漢くさい大仁田さん、どちらもセルフプロデュースができていてすごくかっこよかったんです。

――その当時は、世間でもプロレス熱が高まっていたんでしょうか?

彰人 入場シーンもとにかく派手でハマーで乗りつけて武装した蝶野さんが降りてきたり、「かっこいい大人像」として今でもすごく印象に残っています。幼稚園児や小学生の頃って、ウルトラマンや仮面ライダーが好きになるじゃないですか。それがもう一周やってくる感じで、男子は誰しも1回「強さ」にあこがれるんですよ。

――プロレスにはエンターテインメントの一面もありますよね。

彰人 今の僕の考えなんですけれど、プロレスラーは格闘家の面だけでなく役者やショーマンに近い側面があると思います。プロレス団体によってもカラーはさまざまですが、僕が所属しているDDTはエンタメ色を強く打ち出しているので、プロレスを観たことがない人たちでも入りやすい団体かもしれません。

――そうは言いつつも、初めてはなかなか勇気が……。

彰人 初めて観る時は選手の名前もわからないし、ルールも知らない人がほとんどです。勝ち負けはもちろん、リング上で行われていることなんて1割も分からないかもしれません。それでも、DDTに初めて足を運んでくれた女性のお客さんが「ルールとかはよくわからなかったけど、楽しかった!」と言ってくれることが多くて。

――プロレスファンはプロレスが持つ「ドラマ性」にも惹かれると聞きました。

彰人 試合には選手の人間模様や、ストーリーが強く反映されるところがあって。たとえば僕は男色ディーノという選手と師弟関係にあるんですれど、僕がその人にあこがれてプロレスラーになったというような事実を試合を観に行くにつれて皆さんが知るんですね。そうすると、ただ試合を観るだけじゃなくてそこに特別な想いが生まれてくるんです。仲の良い先輩や後輩がいて、対戦したり共闘する姿を見てお客さんの想像がふくらむというか……。

  • ▲男色ディーノ選手。

――「AGF2019」に足を運ぶ乙女たちは、そういう関係性やストーリーが大好きだと思います……!

彰人 うちの団体にはユニットがあったりして、この人たちはこういう意志を持って集まってます! というチームがいくつかあるんです。チーム同士で戦ったり、昔は仲が良かったのに方向性が変わって別れてしまったり……。そういったことがくり返し起こるんですけれど、長く観ていくとそれがストーリーになってドラマのように続きが観たくなるんですよね。

――まるで「終わらない週刊少年漫画」を観ているようです。

彰人 マンガとかでも同じで、絵が好きだから途中から読み始めるけれど、それまでのストーリーはわからない。気になると前の巻を読み返したり、Wikipediaで調べたりするじゃないですか。プロレスも同じで、たとえばルックスが好きだから観るとかきっかけはたくさんあると思うんです。でも、一度気になるとその選手がどんな人なのか調べて探っていくわけですよ。この人にはこんな経緯があるから今はこうなのか……と認識できるので、そういう面に関してはアニメやマンガが好きな方にも楽しんでいただける要素が結構あるんじゃないかなと思います。
 あとは月の試合数も影響していて、総合格闘技だと1クール(2~3か月)に1回なのに対して、プロレスは月に10~15回。みなさんの目に触れる機会がじつは格闘技よりあるんです。

――1つきっかけがあれば、そこからはどんどん広がっていきそうですね。

彰人 人の好みはさまざまなので、観てはまらなくてもいいと思うんです。でも、とにかく1回でも観る機会を作ってほしくて。一度観て好みじゃないからもう観ないのと、観たことがなくて分からないっていうところには大きな差があると思うんです。

――そのきっかけの1つが、女性限定興行の「BOYZ」につながっていくわけですね。

彰人 プロレスってどうしても男性やおじさんが多いイメージがあるので、女性限定興行にすることで少しでもハードルが下げられたらなと。開催場所も普段のプロレス興行が多い水道橋や両国国技館ではなく原宿など、より足を運んでもらいやすい場所を選んでいます。

 以上、第1回目をお届けしました。次回は彰人選手が自らプロデューサーを務めるDDTの女性限定興行「BOYZ」、そして「AGF2019」で行われる「DDTプロレス×AGF2019 ~きらめく乙女の筋肉ランド~」についても詳しくお話していただきます。次の更新をお楽しみに♪

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