任天堂旧本社のホテル“丸福樓”に任天堂の理念を表したライブラリー“dNa”が創建

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 任天堂旧本社社屋をホテルとしてオープンする『丸福樓(まるふくろう)』内に、任天堂創業の理念を表現したライブラリー『dNa(でぃーえぬえー)』が創建されます。

 以下、リリース原文を掲載します。

4月1日オープンの任天堂旧本社社屋をホテルとして改装した「丸福樓」内に任天堂創業の理念を表したライブラリー「dNa」を創建

 任天堂を創業した山内家は、2022年4月1日(金)に、京都・鍵屋町の任天堂旧本社社屋を新たにホテルとしてオープンする『丸福樓(まるふくろう)』内に、任天堂創業の理念を表現したライブラリー『dNa(でぃーえぬえー)』を公開いたします。

 1889年、山内家は、花札・かるたの製造販売を手掛ける会社として「山内房次郎商店」を創業。

 1947年には任天堂の前身である「丸福株式会社」を設立しました。このたび、任天堂の旧社屋を「丸福樓」として公開するに至ったのは、任天堂の挑戦の原点であるこの地を、次世代の挑戦者を応援する場所として提供し、京都に社会貢献というかたちで恩返しをしたいという思いからです。

 「丸福樓」内では挑戦を続けた任天堂の歴史とその原点に触れられる特別ライブラリーもオープンし、「挑戦」を大切にする先代のスピリットを感じられる場所として公開いたします。

 丸福樓をホテルとして開業・運営をするのは東京を拠点に京都、大阪、福岡、他日本各地と海外に展開するホテルマネジメント会社の株式会社 Plan・Do・See。

 90年近くの間大切に守られてきた既存の建物と新たに世界的建築家安藤忠雄氏が設計監修した新しい棟と融合し、全18室のホテルが誕生いたします。

山内家の歴史とホテル開業への思い

山内家 山内克仁 コメント

 京都・鍵屋町は山内家が商いをはじめた特別な土地です。私の父、山内溥もここで育ちました。

 そして任天堂旧本社社屋は、任天堂の創業時の記憶を色濃く残す場所です。

 日本が戦禍を経て新しく生まれ変わる激動の時代である1930年代から1950年代に、地域の皆さんと共に試行錯誤を繰り返し挑戦し続けた歴史が詰まっています。

 任天堂旧本社社屋は、これまで一般には未公開だったにも関わらず、ファンの方が記念に訪れるシンボリックな場所として知られていました。

 先代より託された理念や哲学、建造物などすべてのレガシーを次世代のために共有していくことが山内家にとっての新しい挑戦と考えています。

 次世代の「挑戦」がまたこの京都の地から生まれることを願っています。

京都市 門川市長 コメント

 京都から世界へ。任天堂の挑戦の記憶が刻まれた旧本社社屋を活用した、魅力的なホテルとライブラリーが誕生。

 山内さんのように古くから京都にお住まいの方が京都を愛し、地域に貢献してくださっていることを、大変嬉しく思います。

 また、山内財団様からの「高瀬川再生プロジェクト」への多大な御支援のお申し出に感謝いたします。魅力あふれる京都のまちを共々に創ってまいりましょう。

『丸福樓』施設特徴

Library dNa~任天堂の創業地から新しいアイデアが生まれていくエクスクルーシブなサロン施設~


 山内家が考える、任天堂創業・歴史のDNAを表現した空間です。宿泊者の皆様や、各種イベントへのご招待客の皆様にライブラリーとしての機能だけでなく、ラウンジとしてもお使いいただけます。

 新しい世代の挑戦のためのインスピレーションそしてコミュニティが生まれる場所になれればと思います。

 単に歴史をアーカイブする場所ではなく、そこで過ごす”人”が主役になるように設計しました。

 時代の変化に合わせて柔軟に変化してきた任天堂のように、過去や今この瞬間にこだわるのではなく、変わり続ける未来すなわち”人”にフォーカスしたかったからです。

 歴史は主役でなく、ただ私たちを見守るだけです。私たちが考える独創の哲学を体現した空間で、様々なことに想いを馳せて頂きたい。

 空間の奥行から任天堂の歴史の深さを感じ、独創の起源を読み解き、遊び心を通して文化を感じていただけます。

Library dNa アートギャラリー(一例)

  • ▲花札をあしらったトリックを使った映像作品(制作 Rhizomatiks)。
  • ▲片目の木彫達磨。山内溥氏が、成功したと自分で言いきれる瞬間は永遠にこないと達磨の片目を塗らずに飾っていたことから着想を得て制作。(制作:壱両)

  • ▲ケント紙で制作した初代ファミリーコンピュータ(制作:小坂学)

『丸福樓』施設概要

 丸福樓を運営するのは、株式会社 Plan・Do・See。建築家の安藤忠雄氏が設計監修を務めています。

名称 :丸福樓(まるふくろう)
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