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『ディアブロ4』サンクチュアリの世界構築で開発者が目指したのは?

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 PS4/Xbox One/PC用アクションRPG『ディアブロIV』の第1四半期アップデートが公開されました。

 以下、リリース原文を掲載します。

没入感の高い環境アートを取り上げた「ディアブロ IV」の第1四半期アップデートが公開

 皆さんこんにちは。2022年最初の「ディアブロ IV」四半期アップデートをお届けいたします。

 システムやアイテムのコンセプト、ビジュアルエフェクトに関する前回の四半期アップデートをお楽しみいただけたなら幸いです。

 そちらのブログを含め、過去のアップデートを見逃してしまった方はこちらよりご覧になれます。

 今回は探索に夢中になれる深い没入感のある世界の創造に携わるアーティストたちがサンクチュアリの世界を構築するために行っている作業について詳しくお話しします。

シリーズ初期の作品よりもダークで現実に即したアプローチ


 「ディアブロ IV」の環境の制作では、シリーズ初期の作品よりもダークで現実に即したアプローチを取っています。

 さらに、それぞれの地域の気候や多彩な生態系、そして歴史的情緒を考慮して、サンクチュアリのような中世世界の事物や場所の見え方を構築しています。

 サンクチュアリには歴史があり、闘争や紛争であふれているため、ダークな中世ゴシックをテーマにした魅力的なロケーションが数多くあり、それらの場所を通じて多様な世界を描く機会が豊富に用意されています。

 「ディアブロ IV」では自分が本当にそこにいるかのように感じられる場所が多くありますが、そうした感覚を生むためには、天候とラインティングが視覚的に大きな役割を果たします。

 雨が降れば地面が濡れて轍や蹄の足跡に水が溜まり、地面がぬかるみ、辺りの大気は重く湿気を帯びます。

 その一方で、炎でぼんやりと照らされた酒場の中に入れば、外の雰囲気とは打って変わって、安全に暖を取れる貴重な空間が広がっています。

「古の支配者」と「闇への回帰」という柱となる2つのテーマ

 「ディアブロIV」はシリーズで最もダークで揺るぎのない作品であり、写実的であるよりも真実味のある環境を重視しています。

 そのためにチームは「古の支配者」と「闇への回帰」という柱となる2つのテーマを設け、コンセプトやロケーション、どのように実装するかをふるいに掛けました。

 このテーマに基づき、ディテールやカラーパレットを制限しながら、特徴的なビジュアルスタイルを実現する環境アートが作り上げられました。

 サンクチュアリの危険な世界を作り出し、手に触れることができるような雰囲気を生み出すために、天候の変化や物理ベースのライティングも大きな役割を果たしています。

シェアド・オープンワールドが導入された5つの魅力的なゾーンと150以上のランダム生成ダンジョン

  • ▲Figure 1スコスグレンの海岸
  • ▲Figure 2オーベイ修道院

 「ディアブロIV」では、シリーズで初めてシェアド・オープンワールドが導入され、5つの魅力的なゾーンを探索できるようになります。

 乾きの平原からスコスグレンの海岸、氷河の峡谷まで、各エリアは「ディアブロ」のアートチームとデザインチームが丁寧に手作業で作成しています。

 これらのエリアの多くはプロップが動的に生成され、それが建築物や土地に命を吹き込んでいます。

 環境の多くには破壊可能なプロップが数多く存在します――チームは破壊行為にできる限りのリアリティーとバリエーションを持たせることを目指しました。

 例えば、数あるマップの中の1つ「スコスグレンの海岸」は「人の手が入っていない、自然のままの海岸や岬」という物語性がプレイヤーに伝わるように設計されています。

 砂浜は荒涼としていて、海藻や腐乱した死骸が散乱しています。切り立った崖が高くそびえ、岬の下の方は繰り返し寄せてくる波によって浸食されています。

 詳細はブログに掲載している各マップ紹介動画をご覧くださいませ。

 「ディアブロIV」には150以上のランダム生成ダンジョンも存在しており、これらは手作業とプロシージャル生成の両方を組み合わせて作られています。

 ダンジョン生成の効率と自由度を高めるために、チームは様々なタイルセットを作成し、それを巧みに再利用しながら、多種多様なプロップやインタラクティブオブジェクト、ライティングと組み合わせています。

 タイルセットが自然に感じられるように、タイルセットの移行時に使われるシーンも新たに作成しました。これにより、同じダンジョン内の2つのタイルセット間でスムーズな移行が可能になっています。

  • ▲Figure 3ダンジョン:不気味な洞窟
  • ▲Figure 4ダンジョン:水没した深層

 「ディアブロIV」の2022年最初の開発状況アップデートをお楽しみいただけるように願っています。今年もさらなる情報をご提供してまいりますのでご期待ください。

 今回の第1四半期アップデート詳細はこちらのブログをご覧ください。

 それでは、サンクチュアリでお会いしましょう!

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