『サガ フロンティア2』の発売日。水彩画のような世界と浜渦氏の音楽に彩られた歴史巨編【今日は何の日:4月1日】
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今から23年前の1999年4月1日、PlayStation用ソフトとして『サガ フロンティア2』が発売されました。
100年間を様々なキャラクターに成り変わって体験し、歴史を刻む
『サガ フロンティア2』は、1989年から続く『SaGa』シリーズの第8作目のタイトル。PlayStation版『SaGa』シリーズ最終作品で、当時はまだ合併前だったスクウェアから発売されました。
前作『サガ フロンティア』ではシップによるリージョン移動や、モンスターを吸収して形態を変化させる、メカが主要キャラとして登場するなど、SF風の世界観や『Sa・Ga』シリーズを彷彿とさせる要素が見られましたが、本作は『ロマンシング サ・ガ』シリーズさながらに、ファンタジー色が強い作風となっています。
術の存在が普遍の世界において、その力を持たずに生まれてきたフィニー王家の王太子・ギュスターヴ13世。歴史の中心人物となる彼と、その裏で活躍するウィリアム・ナイツの2人を軸に、複数のシナリオによって構成された100年に及ぶ時間を追体験していきます。
戦闘には4人で行うパーティバトルと、敵と1対1で戦うデュエルの2種類が存在。前作で初登場した“連携”を継承しつつ“ロール”などの新システムも加わっており、戦略性の高いバトルが楽しめました。
『ロマンシング サ・ガ』以降、戦闘回数に応じて敵が強くなるシステムが用いられてきましたが、本作の場合はシナリオによって出現する敵の種類や強さが決まっていて、「戦い過ぎて大変なことに!」なんてことにならないのも特徴の1つです。
水彩画のような淡いタッチで描かれた2Dビジュアルはとても美しく、当時は景色にも大興奮しましたね。
音楽は『Sa・GA2 秘宝伝説』からシリーズに携わってきたイトケンこと伊藤賢治さんではなく、『ファイナルファンタジーXIII』などで知られる浜渦正志さんが担当していて、これまでのテイストとは違う音楽で『SaGa』の世界を歩けたのも良い思い出。
イトケンさんの曲ももちろん素晴らしいんですけど、浜渦さんの曲もまたすごく魅力的な旋律となっているので、みなさんにも聴いてみてもらいたいです!
まだ聴いたことがない方は、アプリ『ロマンシング サガ リ・ユニバース』に用意されている、シリーズ作品のBGMを試聴できる“芸術の都ファーゴ”でぜひ。
ドット絵になったギュスターヴやウィル、ジニーたちもすごくかわいいですし、ちょうど3月30日から新たな『サガ フロンティア2』イベントも開催中ですよ!
※画像は紹介ページのものです。
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ILLUSTRATION:©TOMOMI KOBAYASHI
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