グラボはどれがコスパがいい? GeForce RTXの末っ子“3050”の実力をチェック!
- 文
- 後藤宏
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レイトレーシングやDLSSといった先進的な機能を満載したGeForce RTX 3000シリーズは、いまやPCゲーマーには必須となりつつあります。とはいえ、リーズナブルなモデルでも、ほとんどは7万円前後と高額で、人気のモデルは10万円超えも珍しくありません。導入に二の足を踏んでいるユーザーも多かったでしょう。
そんな状況の中で登場したのが“GeForce RTX 3050”です。GeForce RTX 3000シリーズでは、最も下位のモデルで、いわゆる“末っ子”。今年1月に登場したばかりですが、実売価格は5万円を下回るモデルもあり(4月1日時点)、従来モデルに比べて入手しやすくなっています。
そこで気になるのが、GeForce RTX 3050のパフォーマンス。リーズナブルに入手できても、ゲームを快適にプレイできなければ本末転倒です。ここでは、ゾタック日本の『ZOTAC GAMING GeForce RTX 3050 Twin Edge』(以下、RTX 3050 Twin Edge)を上位モデルの『ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge』(以下、RTX 3070 Twin Edge)と比較しながら、GeForce RTX 3050の実力をチェックしていきます。
3種類のゲームベンチで徹底検証!
まずは本サイトでも、おなじみの『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク』を使って小手調べ。テストの条件は、解像度が“1920×1080”で、描画品質を“最高品質”にセット。GeForce RTX 3050のパフォーマンスを確認してみます。
つぎは、DirectX 12に対応したゲーム『シャドウ オブ ザトゥームレイダー』でテストしてみます。テストの条件は、解像度が“1920×1080”、グラフィックセットをプリセットにある“最高”に設定。レンダリングフレーム数と平均フレームレートが、結果として計測されます。
最後は、ヘビークラスの『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク』で、GeForce RTX 3050の限界に挑みます。テストは、描画品質を“高品質”、解像度を“3840×2160”に設定。4K環境でのパフォーマンスを検証していきます。
さて、3種類のゲームでベンチマークテストを実施して、GeForce RTX 3050の実力をチェックしてきました。テストの結果だけを見ると、上位モデルのGeForce RTX 3070に比べて、やはり物足りなさを感じます。
とはいえ、フルHD環境であれば、おおむね快適にゲームをプレイできるパフォーマンスを備えています。勝敗にこだわらず、ゲームを楽しむ程度であれば、十分に満足できるパフォーマンスと言えるでしょう。レイトレーシングやDLSSといったGeForce RTX 3000シリーズならではの機能を体験したいユーザーのとっかかりとしては最適なモデルです。
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