本格FPSがモバイルで遊べる!? 『レインボーシックス モバイル』説明会の詳細をレポート

アツゴロウ
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 ユービーアイソフトの人気FPS『レインボーシックス』シリーズ。その新規タイトルである『レインボーシックス モバイル』についてのメディア向け説明会が、去る3月23日にウェブ上で開催されました。

 この記事では、説明会で公開された『レインボーシックス モバイル』の最新情報やその魅力について紹介していきます。

『レインボーシックス』シリーズとは?

 アメリカの小説家、トム・クランシー氏の小説をモチーフにした人気FPSシリーズ。プレイヤーは特殊部隊の隊員となり、対テロリストの戦闘や人質の解放といった、さまざまなミッションに挑める。迫力の銃撃戦はもちろん、作戦立案なども重要となるスタイルで好評を博し、全世界の8,000万人以上のプレイヤーに親しまれている。

『レインボーシックス モバイル』説明会

 発表会では、ユービーアイソフト・APACモバイルのコミュニティディベロップメントリードの疋田遥氏が進行、同じくAPACモバイル所属のビジネスデベロップメント&パブリッシングディレクターのコチョール・オザン氏が解説として登場しました。

 コチョール氏は、「現在ユービーアイソフトはモバイルコンテンツへ大きな野心を抱いています。世界的にも主要なモバイル市場であるアジア地域に弊社が力を入れ始めたのも偶然ではありません。本作では、とくに日本国内で大きな期待を寄せています」と発言。

 シリーズ初のモバイル向けタイトルである本作へかける意気込みと、アジア市場への期待感を語ってくれました。

 そのあとは、『レインボーシックス モバイル』の概要を紹介するムービーが公開。そこで本作にまつわるさまざまな事実が明らかになりました。

開発は『シージ』がベースに。地形破壊やガジェット&アビリティ利用もOK!

 ムービーは映像だけでなく、開発スタッフによる解説入りで流されました。それによると『レインボーシックス モバイル』は、2015年に発売された人気作『レインボーシックス シージ』の要素をベースに、モバイル向けに開発したものとのこと。ただのrun&gunゲーム(プレイヤーキャラが走りながら銃を乱射するようなシューティングゲームの総称)ではなく、攻撃側と防衛側に分かれ、最大5対5によるチーム戦が楽しめるようになっています。

 プレイヤーが操作するオペレーター(特殊部隊隊員)は精鋭部隊のメンバーで、それぞれ固有のガジェットやアビリティを所有。これらを駆使した激しい戦闘や駆け引きも、本作の魅力と言えます。

 『レインボーシックス シージ』の特徴の1つである、壁や天井などの地形破壊は本作でも可能。攻撃側が目標地点への潜入を行う際、地形破壊は最大限に利用できそうです。ほかにも、ドローンを偵察に出して周囲の状況を把握したうえで、防衛側に対抗できるアビリティを使用する、といったこともできるようです。

 防衛側は、敵の侵入に備えて壁を補強したり、スパイカメラや有刺鉄線などのトラップを仕掛けることが可能。攻撃側が侵入してきそうな箇所に重点的にトラップを設置するなど、戦況に応じた立ち回りが重要になるでしょう。

 オペレーターの固有ガジェットとしては、補強した壁に穴をあけられる熱性のペレットや、装備することでダメージを軽減できるライノアーマーパックなど、さまざまなものが登場。ライノアーマーパックは任意の場所に設置し、それを拾うことで装備可能になるもので、ともすれば敵側に使われてしまう可能性も。ガジェット1つとっても、どう利用するかが勝利のカギとなりそうです。

 こういったガジェットやアビリティ、地形破壊により、高い戦略性と競争性を有するに至ったゲームを、モバイルで手軽に楽しめるようになるわけです。

精鋭チームとの連携により最高のゲーム体験を実現

 モバイル市場において『レインボーシックス シージ』のようなゲームはこれまでになかったものですが、非常に壮大かつ緻密なゲームのため、ユーザーの期待や要望に応える形でモバイル展開するにはかなりの苦労があった模様。開発のために新チームの立ち上げが必要不可欠だったと明かされました。

 新チームは、コンソール向けのトリプルAタイトルや、ハイエンドなモバイル開発を手がけてきた世界中のメンバーで構成。開発のコアチームはカナダのモントリオールスタジオに置きつつ、本作のマップやオペレーター、ゲーム体験が忠実に再現されるよう、新チームと密接に連携して開発に取り組んできたと言います。

 そのおかげで『レインボーシックス シージ』でおなじみの、国境や銀行といったマップも忠実に再現されています。さらに、コントロールやオペレーターの振る舞いもいちから作り直し、本作のゲームプレイが最高のものになるように、開発に膨大な時間を費やしたとのことです。

 ほかにも、“エリア確保”や“爆弾”などのゲームモードも、ローンチと同時に実装予定。マッチ時間やゲームセッションの短縮など、モバイル端末向けの最適化もされるようです。

 説明会では、そんな本作がモバイルシューターというジャンルの中枢になる作品と信じているとの発言も。さらに、開発は最終段階にあるものの、最後はプレイヤーからの意見なくして完成には至れないとも語られ、正式サービスの前に、先行プレイも実施予定であることが明かされました。そのフィードバックを得て、本作の完成度はさらに向上することでしょう。

 ムービーが終わると、再びコチョール氏が発言。

 「本日みなさんに『レインボーシックス モバイル』をご紹介できたことを心よりうれしく思います。ご存知の通り、『レインボーシックス』シリーズは全世界で高い認知度を誇っており、数千万以上のユーザーに楽しんでいただいているタイトルで、アジア、とくに日本国内では多くの方にプレイしていただいています。日本国内のユーザーの方に合ったサービスを提供するべく、弊社チーム一丸となって、さまざまな準備を進めています。さらなる詳細を近日ご案内できるのを楽しみにしています。ぜひ『レインボーシックス モバイル』の応援をよろしくお願いいたします」と結び、説明会を締めくくりました。

 モバイルでFPSを手軽に楽しめるというだけでなく、そのクオリティも期待大な『レインボーシックス モバイル』。モバイルゲームに変革をもたらす作品としても注目です!

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