石川界人さん、岡本信彦さんらメインキャストが総出演、『ピオフィ』初の単独イベント開催!

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 オトメイトの人気作で、2018年8月に発売されたPlayStation Vita用ゲームソフト『ピオフィオーレの晩鐘』。今年7月には追加要素を入れたNintendo Switchへの移植版『ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-』も発売し、さらに続編『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』や、キャラクターCDシリーズの発売も決定し、さらなる盛り上がりを見せています。今回は、8月17日に和光市民文化センターで開催された、初の単独イベント『ピオフィオーレの晩鐘 ~Vacanza Burlone~』の夜公演の模様をお届けします。

 今回の出演者は、石川界人さん(ダンテ・ファルツォーネ役)、森久保祥太郎さん(ギルバート・レッドフォード役)、岡本信彦さん(楊役)、木村良平さん(ニコラ・フランチェスカ役)、豊永利行さん(オルロック役)、そしてエンディングテーマを歌うアーティストのSHOJIさんです。

朗読劇

 サン・ロレンツォ当日の昼下がり、ダンテが教会を訪れると、主人公が行方不明という情報が入ります。マフィアとつながりのある彼女なので、嫌な予感がよぎる面々。一同が二組に分かれて探すことに。
 そこで問題にあがったのは、一番手放しにしておけない楊と誰が組むかということです。ああだこうだと思考し、結局楊、オルロック、ギルバートの三人と、ダンテ、ニコラの二人に分かれることに。主人公を探しながら、思い出を振り返る面々。彼女は一体どこへ行ってしまったのか――? 真相は後半に続くのでした。

バラエティコーナー「(ブル)ローネの休日」

 バラエティコーナーでは、森久保さんを司会に3つのゲームに挑戦します。ポイントによって変わる商品を目指し、キャストみんなで力を合わせます。

 最初のゲームは「真実の口の真実」。ここで、イタリアで有名な真実の口に見立てたセットが登場! 二人組で両脇から手を入れて、手の感触だけで中にあるものが何かを答えます。
 最初の挑戦者は木村さんと岡本さんです。会場の「ウーノ、ドゥーエ、トゥレ、フォルツァ!(1,2,3、がんばれ!)」の掛け声でスタート! 最初は互いの手をみつけ握手。とても余裕なお二人です(笑)。その後、中に入っている物を積極的に触りに行き、タイムアップ! 入っていたのは、スパゲッティ―の食品サンプル。二人は相談して答えを導き出し、見事正解となりました。
 続いて石川さんと豊永さん。スタート前に中に入っている物を見た会場に悲鳴が! その正体は日本人形だったのですが、石川さんは会場の悲鳴と一瞬さわった髪の毛の感触で絶叫! 豊永さんは、マイクでつつくのみで手は入れられませんでした(笑)。石川さんの感覚しか頼ることのできない状況で、出た答えは「マネキンの頭みたいなやつ」。残念ながら不正解でした(笑)。

 次のゲームは、ピッツァ型のビニールマットを重ね、倒れないようにタワーを作っていく「ピッツァの斜塔」です。ステージ上には、イタリアのピサの斜塔のような土台の部分と、身長ほどの大きさのピッツァ型のビニールマットが何切れも用意されます。斜めに傾いている土台に一体何枚乗せられるのでしょうか!? まずは、一番手の岡本さんがピッツァを裏側に! 続いて豊永さんが、耳の部分をひっかけるようにして重ね、他のメンバーもそれに倣って積んでいきます。機転を利かせた発想にキャスト・会場ともに盛り上がりますが、結果は6枚。「盛り上がったわりにはそんなでもないな(笑)」と森久保さん(笑)。

 最終ゲームは、銃の早撃ちである「Pistola de italiano」です。おもちゃの銃を使い、的を先に2枚倒した方が勝利となります。ここでディレットーレ役の立花慎之介さんからのビデオレターが! 立花さんによると、最終ゲームはマフィアらしく、司会の森久保さんを含めた五人でトーナメント戦をおこない、1人だけ勝者を決めるという新ルールだそうです。立花さんがくじ引きで決めたトーナメント表に沿って対戦していきます。ちなみに西洋の風習に則り、相手に決闘を申し込む証として、白手袋を投げつけながら意気込みを言わなければならないというオマケ付き。

 1回戦は木村さんと石川さん。なぜかオネエ口調で決闘を申し込む二人に会場は笑いに包まれます。昼公演では木村さんが勝ち、石川さんが負けてしまったとのこと。二人の勝負は銃にかかっています。結果、先に2枚倒し勝利したのは石川さん! 昼公演の雪辱を果たし、ステージを駆け回るほど喜びを表していました(笑)。

 2回戦は森久保さんと豊永さんです。同じ八王子出身だというお二人。まずは森久保さんが、大人の雰囲気で言い聞かせるように話しかけます。「八王子で大事にしているものの中に縦(縦社会)があるんだ。よろしく頼むよ」と肩に白手袋を置きます。先輩の威圧がすごい……(笑)と他のキャストも少し怯える様子でした(笑)。
 勝負は、当たっても的が倒れない森久保さんに、なかなか的に当たらない豊永さんという状況が続きましたが、結果は森久保さんの勝利となりました。

 続く3回戦は岡本さんと、勝ち進んだ石川さんです。なんと岡本さんが1発で的を倒し、続いて2枚目も倒します。2対0で岡本さんの勝利となりました。
 決勝戦は岡本さんと森久保さんです。ここで岡本さんは「負けたらプロ・フィット(岡本さんの事務所)に入ってくださいね」と事務所をかけます。すると森久保さんは「もちろんその逆もあるんだよな?」と重ね、まさかの事務所移籍をかけた戦いに! 双方ともに負けられない勝負の行方は……森久保さんの勝利となりました! 森久保さんは「明日のニュースお楽しみに!」と会場を笑わせます。

 こうして、結果的にすべての商品+岡本さんをゲットした森久保さんなのでした!※

※注:もちろんこのイベント内のバラエティーコーナー内でのお遊びで、事務所移籍などは冗談です!

後半の朗読劇と感動を誘うエンディングテーマソング

 後半の朗読劇では、猫をキーワードに気づいた面々が、主人公を発見します。なんと、猫のお産に付き合って、世話をしていたのでした。無事に事態も解決し、サン・ロレンツォの夜を迎えます。主人公のもとを訪れたり、食事をしたりとお祭りを楽しむ面々。オルロックの、スイカやパスタを食べながら「おいしい……」と喜ぶ姿には会場からかわいい!という声が。
 しかし、そんな楽しい時間もつかの間。協定を結んでいる今だからこそ過ごせる時間で、明日には敵同士になることもあり得る一同は、星空の下でブルローネの未来を思いながら言葉を交わします。
 そして、モニターの画面には「Continued 1926」の文字が。一人一人、自信の運命や背負うものの重さとともに主人公を大切に想う気持ちをモノローグで語ります。会場はキャラクターたちから紡がれる一言一言に聞き入っていました。そして、切なくも優しい想いを感じながら、エンディングテーマ曲である、SHOJIさんの『風花 ~winter white lily~』に続きます。透き通った歌声が、心に染み入るように会場を感動で満たしていました。

作品への愛を感じるエンディングキャストコメントから一部を抜粋してお届け

豊永さん

 今回オトメイトさんのイベントに初登壇させていただき、みなさま温かく迎え入れてくださりありがとうございました。キャラクターCDの発表もあり、また『ピオフィオーレ』とオルロックに会えるということで非常に楽しみにしています。他のキャラクターもそうなのですが、オルロックは本当にしんどいルートが沢山ありました。もちろんよかったね、という瞬間もあったのですが、やはり、拭い去れない部分も多くありました。でも、綺麗にベストエンドを迎えられたというわけではない、非常に人間らしい部分と1920年代という歴史の部分も感じられたので、今回朗読をやらせてもらったときに、改めてもっとマニアックな太い重いシナリオで朗読できたらいいなという気持ちになりました。そのときはみなさんぜひハンカチではなくドでかいタオルを持ってきてください。またお会いできることを願っております。

木村さん

 今日はありがとうございました。昼夜公演構成が同じだったのですが、いやー、おもしろいことって起きるもんですね! メンバーもとても安心感のあるキャストでそういった部分でもより楽しく思えました。今回は自分の中の南イタリアマフィアっぽい格好を用意して着てみたので、目立っちゃうかなと思ったんですけど、みんなも結構キャラクターを意識していて! 続編も決まり本当にうれしく思います。作品としてヒロインにかっこいいところをみせるのも大切だとは思うのですが、ヒロインがいないここだけの関係性も見ていて楽しいと感じられるのは素晴らしいことだなと思います。それに、おもしろおかしいシーンをやっていても、みんな心に重いものを抱えていながらも、歯を食いしばってなんでもないような顔をしながら対応できる男ってかっこいいですよね。また続きを作れることが本当に楽しみです。これからもみなさん、よろしくお願いします!

岡本さん

 キャラクターの設定を見たとき、何かを抱えていたりだとか、プライドとプライドのぶつかり合いみたいなことが表現されていて、台本をもらったときから文章以外の部分を表現するのが楽しそうだなと感じていました。ダンテのスチルが出てきたときに思ったんですけど、多分、他のルートの楊はきっとみなさん嫌なんだろうなと思いました。なかなか死なないですよねー、楊。弾が当たっても割と大丈夫なんですよね。みんな戦闘力高いけど、本当に楊は強いんですよね。そんなキャラクターたちが集合するとこんなに楽しいんだなと今回さらに感じました。

森久保さん

 我々もこの作品に心打たれる要素がいっぱいあります。数々のオトメイトのゲームコンテンツ作品には長く関わらせていただいていますが、長く愛される作品に方程式がもしあるとすれば、僕はこの『ピオフィオーレ』にはその方程式が当てはまっているんじゃないかと思います。この先も多くの方に愛されどんどん大きくなっていく作品なんじゃないかという予感や魅力を感じています。初の単独イベントも開催され、ここからがスタートだと思います。ゲームの続編も発表されましたけど、これをプラットホームとしまして、やはり僕らが目指すところは動く彼らを見たいなという夢は見続けていきたいというのが正直なところです。ぜひ我々のファミリーとなって、引き続きこの作品を推していただきたいと思います。

石川さん

 台本をもらった段階ですでにおもしろいなと感じていました。だからこそ僕らも収録のときに台本に負けちゃいけないなという気持ちが強かったんだと思います。改めて朗読劇をしてみると、その時の気のようなものが感じられました。今後の展開を本当にうれしく思っています。一番最初の作品のクオリティを維持できるのかな?と思いもしましたが、このスタッフさんであればそんな不安も吹っ飛ぶくらいのいいものを作ってくださるのだろうなと、エンディングを迎えて改めて感じております。そして、このコンテンツをみなさんは絶対に愛してくださるのだろうなと実感しております。僕自身もこの作品を大切に胸にとっておきながら、ダンテを演じていきたいと思いますので、今後とも『ピオフィ』をよろしくお願いいたします。

イベント概要

【イベント名】ピオフィオーレの晩鐘 ~Vacanza Burlone~

【日程】2019年8月17日 
昼公演開場12:30 開演13:30
夜公演開場17:00 開演18:00

【会場】和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール

【出演】
石川界人(ダンテ・ファルツォーネ役)
森久保祥太郎(ギルバート・レッドフォード役)
岡本信彦(楊役)
木村良平(ニコラ・フランチェスカ役)
豊永利行(オルロック役)

SHOJI(アーティスト)

【主催】アイディアファクトリー株式会社/デザインファクトリー株式会社

【制作】タブリエ・コミュニケーションズ株式会社

【協賛】株式会社エポスカード

©IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

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