『金色のガッシュ!!2』2話感想。一見冷静に見える清磨の心のうちは!?
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※この記事には『金色のガッシュ!!2』第2話のネタバレが含まれます。
4月14日より配信を開始した『金色のガッシュ!!2』第2話。もちろん、読みましたよね?
1話にして早くも姿を見せた清磨を中心に、その感想をお届けします。
力の差を頭の回転の早さで補うも……
ワイグに対峙する清磨という構図から始まった第2話。第1話で人買いたちが蹴散らされたように、ワイグと人間の力の差は明確ですが、そこを観察力と判断の早さで補っているのが清磨らしい。
しかも清磨がワイグとの戦いに使った手段が豊富でしたよね。回避、タックル、ロープに会話とあれだけの手段を即座に思いつく頭の回転の早さと実行に移す度胸と言ったら……。さすがはガッシュを王に導いたパートナーといったところです。
一方で、その頭の回転の早さがマイナスに働いたと思われるのが、“ザケルガ”をワイグが放ったシーン。
ビンのような道具から魔法が放たれるさまを初めて見たにもかかわらず、一瞬の間にガッシュの“ザケルガ”だと判断。なぜと疑問に思ったのもつかの間、絶望的な想像をしてしまったのは清磨の表情やセリフから明らかでしょう。
その結果は知っての通り。清磨自身の目的は果たしたものの……といったところです。ただ、清磨とゼリィは別れ別れになってしまったものの次はワイグたちのいない場所で合流できそう。
魔界になにがあったのかが第3話では、少し見えて来そうですね。
清磨の表情の変化を見落としているなら読み直してほしい
2話全体を通して、キリッとした表情でワイグから目を離さずにいた清磨。ですが、1コマだけ明確に怒りをあらわにしているシーンがありました。
それが「ガッシュが民を置きお前たちに負けるわけがない!!!」と叫んだところ。あれだけの戦いのなか、唯一清磨が青筋を浮かべている1コマ。その怒りはどれほどのものでしょう。
知ってのとおり、ガッシュは無敵のヒーローではありません。ボロボロになりながらギリギリで勝利を掴んだことも、そのまま負けてしまったこともあります。
ですが、決して仲間を見捨てるようなことはしなかった。だから、王となったあとなら民を見捨てることはないはずと確信している。
ガッシュを侮辱することを許さない清磨の言葉は、1話から続いていたガッシュを弱く頼りない王に見せている描写を真っ向から否定していて気持ちよかったですね。
そして、もうひとつ注目したいのがラストの「お前達も必ずオレが助ける」の1コマです。一見、魔界からやってきた2人と1匹の魔物に向けた言葉ですが、右頬に伝っているのはおそらく清磨の涙。
ガッシュを信じたいけれども、魔界からの来訪者が敵味方問わず「ガッシュは死んだ」と言っている。複雑な胸中のなか清磨が助けると宣言した“お前達”には、きっとガッシュも含まれているのでしょう。
■金色のガッシュ!!2
※公式Twitterのものです。
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