ターン制アクションで敵を蹴散す『リサーチアンドデストロイ』をプレイ。発想と実力が重要になる新しい作品

たく坊
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 スパイク・チュンソフトが4月26日に発売するPS5/PS4/Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows 10/PC(Steam)用ソフト『リサーチアンドデストロイ(RESEARCH and DESTROY)』。本作のプレイレビューをお届けします。

 本作は、人類が滅亡した世界を舞台に、科学者たちとモンスターの戦いを描く、新感覚のターン制アクションゲーム。プレイヤーは3人の優秀な科学者を操作して、新しい武器やガジェットの研究(RESEARCH)・開発を行い、人類を壊滅させた超自然的モンスターの群れを破壊(DESTROY)して世界を取り戻していきます。

 また、カートゥーン調のコミカルなグラフィック表現と、ローカルやオンラインに対応した協力型マルチプレイも特徴となっています。

 本作を実際に遊んだ感想を掲載。新感覚のターン制アクションの特徴や、超自然的モンスターなど、気になるゲーム内の要素を紹介しつつ、筆者の感想をレポートしていきます。

 なお、画像はPC版のものです。

舞台は人類が滅亡した後の世界。ゾンビやゴーストをせん滅しよう!

 物語の舞台は、人類が滅亡した“ポスト・アポカリプス”で、人類の生き残りである3人の科学者が登場するところから始まります。しゃべって飛ぶ車と一緒に、科学の力で超自然的モンスターを倒し、世界を取り戻しましょう。

  • ▲ゲーム開始時から人類は滅亡しています。人類同士の争いが原因だったようですが……。

 超自然的モンスターとは、人類が滅亡した後に誕生したゾンビやゴーストのこと。彼らは人間が科学の力で自分たちをせん滅することを知っているため、人間を恐れています。

 コミカルな表現が多い本作では、彼らの会話パートがポイント。好きだからと脳みそのことばかり話すゾンビ、人間たちを怖がるゴーストなど、クスッと笑ってしまうものばかりです。

 なお、攻撃方法をほのめかすようなヒントを話すシーンもあるので、会話パートは攻略において少し重要なポイントです。

  • ▲某ロボットアニメのパロディをはじめ、セリフ回しも独特です。目標をセンターに入れてスイッチ!

 プレイヤーが操作するキャラクターは、この世界の数少ない人類の生き残りでもある、自称スーパー科学者の“ラリー”、元バクダン処理班の“ゲイリー”、超絶優秀だがはねっかえりの科学者“マリー”の3人(名前は変更可能)です。

 基本的に彼らはしゃべりませんが、超自然的モンスターを見るや否や武器を構えはじめる様子を見る限り、好戦的なのかもしれません。笑いながら攻撃してますし、能天気な一面も? さらにゲームを進めていくと、出会った瞬間にやられてしまう超自然的モンスターたちに同情してしまうかも……。

  • ▲ステージをクリアした時には、決めポーズが!

 しゃべって飛ぶ車とともに、世界を救うため、超自然的モンスターに立ち向かうのが物語の大筋となります。

行動できるのは8秒だけ!? 発想がものをいうターン制アクションにハマる

 本作の大きな特徴であるバトルについて解説していきます。

 簡単に説明すると、“プレイヤーと敵のターン制”で“8秒間という行動時間”で“敵を撃破か目標を達成する”という3つの要素で進めていくバトルです。

 “プレイヤーと敵のターン制”とは、プレイヤーの行動を終えたら敵が行動を開始し、敵が行動を終えたらプレイヤーの行動開始というように、順番に行動していくことを指します。

 “8秒間という行動時間”とは、操作する3人の科学者それぞれに与えられた1ターンの行動可能時間のこと。プレイヤーは、8秒以内に移動、攻撃、探索を進めなければいけません。なお、行動時間を回復させるアイテムも存在します。

 “敵を撃破か目標を達成する”ことで、ステージをクリアできます。目標の地点に行って数ターン待機する、敵をすべて撃破するなど、ステージごとの目標は異なります。

 この、ターン制+秒数制限+アクションというシステムが、本作のキモ。ターン制バトルだからといって、完全にシミュレーションチックなシステムではなく、3人称視点で(武器によっては1人称視点で)照準を合わせる必要がありますし、武器を構えている間も秒数は経過していくため、ゆっくり考えて行動していくと時間制限が来てしまいます。

 行動しているキャラクター以外は時間が停止しているので、例えば空中に吹き飛ばした敵は、そのまま空中に漂い続けます。同じように、科学者をジャンプさせている間に制限時間になると、ジャンプのモーションを取ったまま停止します。

 攻撃する他にも、武器をしまって移動の動きを早くしたり、ゲーム内通貨を拾うために1秒使ったり、有利なポジションに移動するために秒数を使ったりなど、頭を使った戦略が重要になってきます。どこで時間を使うのかを考えるのがクセになります。

 アクション要素が好きな人ならば、少ない時間で照準を合わせ、敵を撃破。頭を使うことが好きな人は、敵を貫通する攻撃で一気に大量の敵に攻撃するといった戦略で勝負できます。

 戦い方に幅があるシステムのため、プレイヤーの発想と、アクション面の実力がうまく混ざり合った要素となっています。ユニークな世界観に合わせた柔軟な考え方で、超自然的モンスターと戦いましょう!

ワールドマップで大学を建設&研究!

 バトルを始める前、または終えた後は、限られた時間の中で行動が可能なワールドマップに移行します。

 ワールドマップでは、攻略したエリアに“大学”を建設できたり、“大学”の設備を強化したり、新たなエリアを調査できたりします。“大学”では、後述する“研究”を行い、武器を増やすことも可能。

 なお、“研究”などにはゲーム内通貨を使用するので、戦わずして武器を集めることができないのは注意。ゲーム内通貨は、バトル中に行動時間を使って拾うか、ステージをクリアすることで入手できます。

 建設した“大学”が、超自然的モンスターに攻撃される場合もあります。“大学”の防衛はあらゆる超自然的モンスターが四方八方から攻撃を仕掛けてくるので注意が必要です。

  • ▲東西南北から迫ってくる超自然的モンスターたち。科学者を動かす位置に頭を使わなければ、すべてをさばくのは難しいです。

爆発する泡や貫通する粒子。武器やガジェットは多種多様

 科学者たちは、武器によって攻撃方法を変えます。武器は1つで2つの攻撃方法を持ち、どれも特徴が異なります。

 例えば、試験管のような見た目の“試験管ランチャー”の“クラスターチューブ”モード。放物線を描くように爆弾を射出し、着弾地点を爆発。さらにそこから3つの爆弾が分裂し、攻撃できます。敵を吹き飛ばし、その先にある分裂した爆弾にも命中させた時は、快感です。

 “粒子フィールド射出装置”の“反粒子フィールド”モードであれば、ゆっくり進んでいく粒子フィールドを射出し、黒いコアがなにかにぶつかるまで進み続けます。そのため、絶妙にかすらせて、何体もの敵を攻撃するという使い方もできます。敵が絶妙に離れている時に、かすらせ続ければ、他にはないダメージを期待できるわけです。

 他に、科学者には“ガジェット”というアイテムを装備させられます。

 “ガジェット”は、武器とは異なるアクションを可能にするもの。“ロケットシューズ”を使用すれば、空中に浮くことができます。“ガジェット”にもさまざまな種類があるので、武器と合わせて、自分のお気に入りのセットを見つけるのが楽しいですね。

 武器やガジェットは“大学”で“研究”することで増えていきます。“研究”には条件やゲーム内通貨が必要なので、ゲームを進めながらゲーム内通貨を集め、武器やガジェットを増やしていくというサイクルになります。また、武器やガジェットはアップグレード可能で、性能や威力を強化できます。

 ガジェットにより、アクションの自由度が一気に上がります。ガジェットを使用してどのような発想を広げるかは、科学者を操作するプレイヤー次第です。

 「単体はこの武器が強い」、「敵が密集したらこの武器を使おう」など、自分なりの戦い方を見つけることこそ、本作が楽しくなるポイントです。

カスタマイズ機能やオンライン機能で友だちと遊ぼう!

 本作では、科学者たちの見た目をカスタマイズできます。いくつもある色や見た目の中から、好きなものを選ぶことが可能。筆者は、見た目の怪しいものをチョイスしました。マッドサイエンティスト感があって、かなり好みです。

 その他にも、本作にはオンライン機能が搭載されており、オンラインマルチプレイ(COOP)が可能。また、1つのソフトで2人まで遊べるローカルマルチプレイも実装されており、友だちと遊びやすいタイトルとなっています。

 ひと通り遊んでみての感想は、「新しい遊びを楽しめるゲームだな」という印象でした。頭の使い方とゲームの腕がものをいうバトル、遊べば遊ぶほど充実していく装備などにハマり、仕事を忘れてプレイしてしまいました。

 物語の展開が気になるのですが、人類が滅亡しているからといってシリアスな展開にはならず、コミカルな演出を楽しめる部分も刺さる人には刺さるのではないかと。

 友だちと遊ぶのが好きな人や新しいゲーム体験に興味がある人に、遊んでほしい作品であると感じました。PC(Steam)版は体験版があるので、チェックしてください。

©2022 Implausible Industries. Published by Spike Chunsoft Co., Ltd.

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