業務スーパーの食材で本格アジアごはんに挑戦! お味は…?

佐藤 汐
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 増えるおうち時間とともに比例するのが、旅行へ行きたい熱です。そして、筆者が住んでいる郊外ではなかなか専門店がない“本格アジア料理”が食べたい熱も上昇していました。

 そこで今回の企画は“業務スーパーの本格レシピでアジアごはんに挑戦”というテーマで、食レポ記事をお届けします。

 それでは、業務スーパーの公式サイトに掲載されている“おうちで本格アジアごはんを楽しもう!”のページから、ジャスミンライスバスマティライス、2種類のアジアンライスについてそれぞれ紹介していきます。

  • ▲ジャスミンライス、754円(税込)。

※価格はすべて2022年4月現在のもので、店舗によって変動している場合があります。

ジャスミンライス

ジャスミンライスの炊き方

 ジャスミンライスは、普通の日本米を炊くのと同じように30分浸水させて炊飯器のスイッチを入れました。

  • ▲炊いたのは2合。ちょっと少な目の水量でした。

 炊きあがるとき、食欲をそそる香ばしい湯気が上がっていて、こちらのテンションもアップ!

 いざ、実食してみると……。めちゃくちゃ美味しい!!

 米の芯などは一切なく、いい香りのする食べやすいご飯といった感じ。まとめ炊きし、小分けに冷凍して、使う分だけ電子レンジで加熱すれば日持ちもしそうです。

 アジアンライスってハードルの高いイメージを勝手に作っていましたが、このジャスミンライスは気軽に始められそうなお米でした。

カオトムホイライ(タイのあさり入りお粥):難易度★★/本格度★★★

  • ▲カオトムホイライ。

 ジャスミンライスが炊けたので、まずは、料理の難易度が低めな“カオトムホイライ”。鶏だしの素に、少量のナンプラーとオイスターソースを入れて香り豊かに仕上げるあさりのおかゆです。

 タイ料理のイメージとは裏腹に、辛さは一切ない優しい味わいでした。好き嫌いが分かれるパクチーはラストに添えるので、お好みで青ねぎのみにしてもいいと思います。

 辛い物が苦手な90歳になる祖母でも、香草さえ調節すれば難なく完食できました!

  • ▲使ったのは“殻付きあさり”、321円(税込)。

 業務スーパーで販売されている“殻付きあさり”は150gが3パック入って321円(税込)とお手頃価格なのが嬉しいポイント。

  • ▲アジア料理に欠かせない食材たち。

 “クリスピーフライドオニオン”は大容量1kgのものも販売されていますが、今回は小さい150gの方246円(税込)の方を購入しました。

 このメニュー以外にも活躍の場所はたくさんあるので、価格重視なら大容量がオススメです。

カオパットクン(タイのえびチャーハン):難易度★★★★/本格度★★★★★

  • ▲カオパットクン。

 一気に難易度を上げて、“カオパットクン”にチャレンジ♪ ここで使用する“大粒むきえび”は、業務スーパーの激安食材でもお馴染み。667円(税込)で300gという大容量のものを使用しました。

  • ▲“大粒むきえび”、667円(税込)。

 中華料理を作るような要領で、にんにく&しょうがを炒めていき、玉ねぎや白ねぎ、セロリなどの香味野菜を合わせていきます。

  • ▲ちょっとベチャベチャに……。水分調節が難しい!!

 パラパラにするコツは、手早く行うことと、解凍したえびの水気をしっかりふき取ることです。調味料の水気も少し飛ばすと良いかもしれません。

 ちなみに筆者はちょっとベチャベチャになってしまいました。しかし、食べてみると本格的! 鶏がらスープの素を入れすぎると味が濃くなるので、本当にひとつまみでOK。

 後を引く美味しさとは、まさにこの料理のことです。調理難易度は高めですが、チャレンジしてみる価値はあると思います。

 ライムやパクチーはお好みでいいので、お好きな方はたっぷり使ってみてくださいね!

グリーンカレー:難易度★★★/本格度★★★★★

  • ▲グリーンカレー。

 ジャスミンライスが炊きあがった時から、「やっぱりこれは外せない!!」と叫び続けた“グリーンカレー”

 レトルトや缶詰でも近ごろ見かけますが、家族の晩御飯として食べたいのであれば自作してもいいかもしれません。

 しかし、業務スーパーの公式サイトにあるレシピは、少し難易度が高め。理由は、使う調味料が多いからです。レモングラス、バイマックルー、クミンパウダー、ナンプラー、チリインオイル、ココナッツミルク……。

 見るだけでも大変そうなイメージなので、ここは業務スーパーの“グリーンカレーペースト”のパッケージに書かれているレシピを参考に作ってみました。

グリーンカレーの材料(2人分)

・グリーンカレーペースト<400gで321円(税込)>…25g
・にんにく、XO醬……小さじ1/2ずつ
・サラダ油……大さじ1
・牛肉…100g
・なす、たけのこ、しめじ、たまねぎ、ピーマン…合計200g
・ココナッツミルク……250ml
・水……150ml
・砂糖…大さじ1
・ナンプラー(しょうゆ)……大さじ1
・コンデンスミルク……大さじ1
・パクチー……お好みで

  • ▲具材を炒めて、煮込む!

 にんにく、XO醬、油を鍋で熱して、なす、たけのこ、しめじ、たまねぎ、ピーマン、牛肉を炒めた後、水、ココナッツミルク、グリーンカレーペーストを入れて煮込むだけ。

 ラストは、砂糖やナンプラー、コンデンスミルクで味を調節しました。

 このグリーンカレーペーストは辛めなので、辛いのが苦手な方は水やコンデンスミルクなどで濃さを調節してください。

 業務スーパーの公式サイトのレシピより、かなり作り易くなったかと思います。多種多様なスパイスを使っていませんが、果たして……?

  • ▲ついジャスミンライスをおかわりしちゃうほど美味!

 
 実食してみると、まるでお店の味! 本格的なスパイスをたくさん使わなくても、十分深い味わいのグリーンカレーができました。

 ジャスミンライスも進む味で、美味しくてつい食べ過ぎちゃいました♪

バスマティライス

炊飯器で簡単!お手軽ビリヤニ:難易度★★★★/本格度★★★★

  • ▲炊飯器で簡単!お手軽ビリヤニ。

 ラストに紹介するのは、バスマティライスを使用した“炊飯器で簡単!お手軽ビリヤニ”

 ビリヤニは、ガラムマサラやカルダモン、コリアンダー、とうがらし、シナモンなどたくさんのスパイスを炒めてライスに混ぜ込む料理です。

 スパイスを多用すること、ジャスミンライスよりさらに細長いお米であることなどが理由で、ちょっと調理難易度が高めかもしれません。

 でも、このレシピは炊飯器で一気に作れるので、比較的簡単でした!

  • ▲タンドリーチキンを漬ける感じでOK。

 タンドリーチキンを作る方法で、塩をふった鶏肉を、にんにく&しょうが、ヨーグルトやスパイスに漬け込みます。

 作り方には、ターメリックパウダー、コリアンダーパウダー、レッドペッパーパウダーと書いてありますが、カレー粉でも代用可能です。

  • ▲スパイスは、できればその通りのものを使った方がより本格的に。

 それから、トマト、クリスピーフライドオニオン、バター、ひとつまみの塩。スパイスのシナモンスティック、カルダモン、クミンシードは、ガラムマサラでも代用できます。

  • ▲ちょっと少な目の水にしました。

 炊飯器に、洗ったバスマティライス、ちょっと少な目の水、そしてすべての具材を入れて軽く混ぜ込んで炊き上げるだけ。

  • ▲炊きあがりは、こんな感じ! 湯気が……(笑)。

 一気に本格的なビリヤニができ上りました。ラストにクリスピーフライドオニオンを散らして出来上がりです。

 それではいただきます。

  • ▲おこげが美味しい!

 スパイシーな香りは強めだけど、辛くなくてまろやか。塩気も薄いので、おかずがあっても大丈夫そうな味でした。おこげもあるのが嬉しかったです。

 正直、ビリヤニは初めて食べたのですが、意外に(!?)親しみやすい素朴な味わいもして驚きでした。

  • ▲冷凍や冷蔵で保存して作り置きも。

 炊飯器で炊いたので、小分けにして衛生的に保存もできそうです。

  • ▲大活躍したバスマティライスとクリスピーフライドオニオン。

 
 これまで電撃オンラインでは、業務スーパーの節約レシピの記事を多数掲載してきましたが、本記事では節約よりも“本格レシピ”をクローズアップしました。

 料理の難易度は高めかもしれませんが、お家で旅行気分が味わえるので、お時間がある方はぜひ挑戦してみてくださいね♪

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