『シン・クロニクル』第3章のガチャを回して試遊してきたよ! キャラ性能やストーリーの気になる部分を紹介

キャナ☆メン
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 セガのiOS/Android用RPG『シン・クロニクル(シンクロ)』において、4月28日に待望のメインスートーリー第3章が公開されます! このたび、事前に試遊する機会を得ましたのでそのレポートをお届けします。

※第3章のストーリーとキャラクターに関するネタバレがあります。
※記事中の画像はすべて開発中のものです。

 第3章は、堰堤(えんてい ※ダムの堤防)や水路を完備した古代都市の遺跡と、水を湛える美しい景色が印象的な“残骸の水域”と呼ばれる第3界層が舞台となります。

 序盤から“集約の時”や“聖域”など重要なワードが飛び出し、クロニクルの謎や世界観の重要部分により踏み込んでいくストーリーが展開しそうな予感です。さらに、ヒロインのセラと旧知の人物らも登場します。

 本記事では、そんなストーリーの気になる部分を紹介するとともに、第3界層ガチャからキーキャラクターや新キャラを引けたので、軽く使用しての感想などにも触れていきます。

 真っさらな状態で物語を楽しみたい人向けに、まずは第3界層ガチャで仲間にできるキャラやその性能から情報を伝え、ストーリーに関する文章は後ろに回しますので、好みに合わせてチェックしてみてください。

第3界層ガチャを回してパーティ編成!

 第3章をプレイする前にパーティ編成が必要ということで、第3界層ガチャを回してキーキャラクター獲得にチャレンジしました!

 ちなみに、第3界層ガチャで仲間になるキーキャラクターは、第2章のストーリーに登場した“リリィア”と“ルイズ”、新キャラの“グラナダ”と“シャーロット”の4名。

 各キャラのスキルなどは後述しますが、彼女らに、第2章の運命の選択で仲間になるいずれかのステンノを加えた5名が、第3章のキーキャラクターとなるようです。

 なお、第3界層ガチャでもっとも気になった点は、ここで新登場のキャラたちはアビリティパネルの構成が従来とは変わっていたこと。

 まずはこの点について気づいたことを述べてから、試遊で仲間にできたキーキャラクターや星3キャラについて、使用感やスキルを紹介していきます。

アビリティパネルの変更に注目

 従来は、キャラごとに習得アビリティの違いは存在するものの、基本的なパネルの配置構成(習得順)は共通していました。例えば腕力大幅アップのアビリティなら、必ず4列目の5段目にありましたよね。

 けれど、第3界層ガチャで新たに仲間になるキャラのアビリティパネルは、従来とはアビリティパネルの配置構成が変わっていました。

 例えばタンクなら丈夫さ大幅アップのアビリティが3段目で、アタッカーなら腕力大幅アップを3段目で習得できますし、他にも細かく違いが見受けられます。

 こちら変更の意図を伺ったところ「ロールごとの特徴が早めに体感できるよう、長所を伸ばせるパネルを手前に持ってきました」とのことでした。

 アビリティの習得順やプレイスタイルに影響を与えると思うので、第3界層ガチャのキャラを仲間にした際は注目してみてください!

グラナダ/声優:平田広明

風/剣盾/タンク

 北方のとある王家の支流の出自だが、家が取り潰しになり、国に居場所をなくして騎士団に入った人物。北方騎士団の貴族中心の文化に嫌悪感があり、騎士団の混乱を期に南方騎士団へと流れてきたという経緯で主人公の隊に入ります。

 注目のスキルは、範囲に注目を付与できるスキル2“ナイトフッド”で、複数の敵のターゲットを取ることができ、それが3体以上だと防御力も上がるため、リンク時や複数のボスが登場する戦いなどで重宝すると感じました。

 そうやって複数のターゲットを取ることでHPが削れるので、HPが減少することでスキル3を使用可能になったり、オーバードライブの威力がアップしたりと、“肉を切らせて骨を断つ”感じのキャラになっています。

リリィア/声優:水瀬いのり

水/弓/バランス

 第2章の物語に深く絡んでいたステンノ隊の隊員。旧帝領の貴族家出身で、保守的な自身の家を好ましく思わず、境界騎士となった人物です。生家と同じように保守的な北方騎士団を避け、あえて自由な気風を持つ南方騎士団へ入団した経緯があります。

 スキル3“アペリティフ”とオーバードライブ“迷わぬ者、信ずる者の矢”が敵を帯電状態にする可能性があるので、水棲生物を相手に活躍が見込めると思います。

 また、敵が帯電状態だと威力アップするスキルを持つルイズや後述するタイファと相性がよい感じです。試遊中も、リリィアのアペリティフからルイズのディジェスティフと繋いで、効果的にダメージを与えた場面がありました。

ルイズ/声優:花守ゆみり

水/剣盾/タンク

 リリィアの従者(メイド)で、同じくステンノ隊の隊員です。第2章ではステンノとの深い絆も描かれましたが、元々はリリィア以外とはあまり喋らず、彼女にとってはリリィアがすべて。リリィア共々、キャンプでの会話が楽しみなキャラですね。

 性能面ではスキル2“アンチシールド”が目を引き、消費BP2で、高確率で注目を付与する性能だけでも便利ですが、“たまにシールド値を4多く削る”というすごい効果も持っています。

 “たまに”ということで、シールド値の減少を逆算しづらいデメリットを感じますが、一気にシールド値5を削れる可能性があるのは強力です。

 オーバードライブは範囲内の味方の防御力を上げる効果なので、強力な範囲攻撃をしてくる敵や、ボスが攻撃力の高いザコを同伴する場合に活躍が見込めるのかもしれないですね。前述の通り、敵が帯電状態だと威力アップするスキルも持っています。

シャーロット/声優:佐藤利奈

風/拳/アタッカー

 南方にある小国の元王女で、生まれつき風の魔力が強く、体からあふれ出るほどだったとか。ですが家族や重臣はシャーロットの強い魔力を恐れ、国が彼女の器に足りぬという言葉で説得を重ね、結果的に彼女は境界騎士となることを選びます。

 バトルの能力面では、試遊の範囲だと使い勝手のよさを感じました。スキル2“三連旋”もスキル3“闇夜の追風”も3ヒット攻撃でチェイン数を稼ぎやすく、技はすべて単体攻撃なので威力にも優れています。

 スキルは共に敵が暗闇状態だと追加効果を得られ、これは高確率で勝手に暗闇となるクラヤミアンコウという敵と相性がよい感じでした。ただ、場所を選ばずに活躍させるなら、今後、暗闇を付与できるキャラや武器が入手できる機会に、それを逃さないほうがいいのかなあと思います。

  • ▲キーキャラクターの他にも新登場の星3キャラがいます。肌色多めの男性陣(笑)。
  • ▲ナルガの声は光吉猛修さんが担当しており、2D表示で声を聴いてみたら、何とも味のあるイケメンボイス! 本当に多才な方です。

タイファ/声優:稲田徹

火/拳/アタッカー

 仮面を被った亜人の格闘家で純血種。亜人ゆえ奴隷にされかけた経験があり、以来、亜人を扱う奴隷商人を殺し回った結果、それ以上は殺人の罪を重ねないようにと境界騎士団に送られました。意外にも人間に対する憎しみはなく、正義感で戦っているようです。

 スキル3“ジュークワァ”は敵が帯電時に威力アップし、オーバードライブ“鉄の蹄が我が証”は敵が注目時に威力アップするので、第3章のキーキャラクターには相性のいいキャラが多めです。

 第2界層までディアドラや主人公を使ってきた人も、パーティに入れやすいキャラではないでしょうか。スキル2“ピーガジュ”で、ODゲージをためやすいのも特徴です。

ナルガ/声優:光吉猛修

土/弓/アタッカー

 純血種の亜人の青年。人間から迫害される亜人の立場に強い不満を抱き、歴史的な見地からその原因を探ろうと、奈落の探査に加わることを志望しました。人間に対する不信感を隠そうとはせず、入隊した時も無愛想でしたね。

 バトル面では、HPを100%に保つことで、スキル3“レンゴニューマ”を使用可能であったり、オーバードライブ“真理を穿つは中点の矢”の威力が上がったりと、同じく光吉さんが声を演じるボルトンとの共通点を感じるキャラです。

 レンゴニューマは相手の後ろから攻撃すると威力が上がるため、スキル使用時には立ち位置も気をつける必要があります。

セラにとって非常に重要な章となる予感? 第3章の気になる部分を確認

 水のきらめきと壮大な遺跡が織り成す美しい景色とは裏腹に、第2界層よりもさらに危険であることは間違いない第3界層“残骸の水域”。

 ストーリーの第1話では、これまでの探査で育んできた隊の絆と、第2界層までの修羅場を乗り越えてきたがゆえの経験や緊張感が、いい塩梅に両立できるようになってきた仲間たちの様子が、息の合った会話から窺えます。

  • ▲ちなみにミュトスは水が苦手な模様。
  • ▲これまで以上の警戒を、と意識を持ちながら和んだムードも作るクロエ。その会話に続く選択肢では、セラ好きな人は心に素直な回答をすると、うれしい反応が見られるかも?

 けれど、やはり今回もクロニクルによる“死の幻視”が発生するわけで。セラが皆を守るために命懸けで何か大きな力を使うも、間に合わずに全滅してしまう“死の運命”が脳裏に映ります。

  • ▲隊員と会話を楽しむのもつかの間、本来であれば避けられぬ死の運命が、幻視となって襲ってきます。セラの言葉が非常に意味深ですね。
  • ▲また、協力を申し出るクロエに対しこの一言。まさかクロエの記憶喪失に関する手がかりも何かわかる……?

 そして、クロニクルを通して聞こえてくる深淵の声からは、「集約の時が迫っている」という気になる言葉が。どうも、これまでの選択が関わってくるようなのですが……。

 「迫っている」という言葉から、集約の時が第3章のラストで起きるのか、まだ先の章で起きる出来事なのか、どちらとも想像できます。ただ、これまで以上に心して物語に臨む必要がありそうです。

  • ▲言葉そのもの以上に気になるのが、魂の言葉の説明。選択と向き合うとは……?
  • ▲第2章までの2つでは数々と言わないはずですし、小さな因果というのも気になる言い回しです。ただ、いずれにしても重大な転機の訪れが近いのかもしれません。

 さらに1つ2つと話数を進めると、今度は“聖域”からやって来てセラとも旧知の聖騎士ソフィアや、彼女の護衛を務めるリザといった新キャラが登場します。また、北方騎士団から派遣されたジュリアンとフレイヤも、護衛のため2人に同行しています。

  • ▲ソフィアとリザは同じ孤児院で育っていますが、聖騎士の護衛をするにあたり、リザの所属は北方騎士団にあるようです。
  • ▲2人ともセラのことを「セラ姉様」と呼び、浅からぬ縁であることを窺わせます。

 聖域は、第2章が終わった後の断章3で、北方大騎士団の団長カンパネルラが口にしていた名称ですし、あの時に話していた隊はソフィアたちのことでしょう。物語上、とても重要な存在となるはずです。

 また、セラはこれまで過去について言及することを避けていたため、旧知の人物らが登場したことで、彼女の過去が少しずつ明らかになるのではないかという期待も……!

  • ▲北方にいた頃のセラをよく知る様子の2人。第3話まで進めると、表面的な繋がりはセラの口から語られます。ですが『シンクロ』は、その関係を踏まえた先のドラマこそ見どころ。

 第3章は、序盤から重要なイベントが立て続けに発生し、これまでの2章と比べて、ストーリー全体の核心に一歩踏み込むエピソードや、ヒロインの抱える過去に迫るドラマを期待できそうな予感がします。

 このまま順を追ってストーリーを語ると単なる盛大なネタバレになってしまうので、ここからは、第3章のシナリオにおける主要な登場人物を紹介していきましょう!

  • ▲他にもう1つ、気になったのが第2章でも遺跡に関係していた北の帝国。北方では大賢帝国と呼ばれ、第3界層にある遺跡も、元は大賢帝国の都市だといいます。
  • ▲帝国についてステンノに意見を求める場面も。運命の選択で選んだ特別なキーキャラクターとして、会話に出てくるシーンもあるようです。

第3章の物語を彩る登場人物たち

 上で述べたソフィア一行は、ソフィア本人をはじめ、護衛のリザ、ジュリアン、フレイヤなどのメンバーで行動しており、物語の展開によって主人公の隊に同行するなど、第3章のストーリーに深く関わってきます。

  • ▲法と秩序を重んじる北方のキャラは、第2章のバグ隊と非常に対照的ですね。

 果たして彼女たちがどんな人物なのか? 公式プロフィールに、試遊した感想を加えて紹介します。なお、リザとジュリアンはゲストキャラクターとしてバトルに参加するのでお楽しみに!

ソフィア/声優:小倉唯

「必ず深淵へ至り、救世を果たします」

 聖域から派遣された、聖遺物“エイギス”を持つ聖騎士です。幼いころは泣き虫ソフィアと呼ばれていて、リザの背中に隠れるような性格でしたが、努力を重ね聖騎士へと至った背景を持ちます。上で述べてきたように、セラとは浅からぬ縁があるようで……。

 なお聖域は、北の果てにある大神殿を総本山として、境界騎士団の営みを陰から支えてきた組織だといいます。

 その聖域が、黒の軍勢の脅威から世界を救う者、すなわち救世主と認めた者に与える称号が聖騎士で、救世を可能とする力が聖遺物エイギスにあるそうです。

  • ▲初登場時、聖盾エイギスの力で結界を張り、凄まじい勢いの水流を防いで主人公らを救ったソフィア。
  • ▲聖遺物は奈落で発見される魔具の一種なのだとか。

 説明するソフィアやリザの言葉通りに受け取れば、聖域は世界のため尽力する組織といった感じです。……が、断章3でカンパネルラが聖域を語っていた時の態度を思い出すと、2人の言葉を鵜呑みにしてよいか勘ぐってしまう部分もあります。

 その辺りを含め、ソフィアがどのような人物として描かれるのか、非常に興味深いところです。背景に多くの謎を感じながらも超重要人物であることには違いなく、彼女は要注目のキャラですね!

リザ/声優:早見沙織

「なりそこないにだって、やれることがあるはず。いいえ、やらなくては」

 盾の聖騎士ソフィアを護衛する衛士(聖衛士)。ソフィアとは同じ孤児院の出身で、聖騎士となったソフィアを命に代えても支えようと心に誓っている。……と、ここまでが公式の説明文ですが、勘のいい方はセラとの関係性にも察しが付くのではないでしょうか。

 そうした過去の繋がりを持つリザとセラ、あるいはソフィアを加えた3人の関係性が、現在はどのように変化して、第3章の物語中でどのように描かれていくか。

 それがストーリーの見所と、人間ドラマの1つになってくると思います。この三角関係に注目してセリフをよく見ておくと、第3章の物語がより深く楽しめるのではないかと!

  • ▲主人公の騎士隊とソフィア隊が同行する流れになると、「少なくとも第3界層までは」と口にするリザ。その意味は?
  • ▲リザは今も心からセラに好意を抱いているようです。
  • ▲リザは、ソフィアがいたずらに力を使うことを嫌っている様子。その理由は……?

ジュリアン/声優:櫻井孝宏

「俺には、誰かを救える力などない……。あるのは殺しの才能だけ……。それで充分だ……」

 北方騎士団所属で、ソフィアとリザを護衛するために付けられた騎士です。文武に優れ、西方の魔術研究や東方の文化など、さまざまなことに通じています。

  • ▲北方は決して一枚岩じゃないと語るジュリアン。

 試遊した際も、西方のことを口にする場面や、遺跡となった都市の建築物について多弁になる一面があるなど、経験豊富な面と知的探究心の深さがセリフから窺えました。また4月23日の生放送では、アヴァロ役の柳田淳一さんが気になる発言をしていました。

  • ▲ジュリアンの経歴や過去は、リザもあまり知らない様子。
  • ▲遺跡となる前の都市に思いを馳せ、その機能美について熱く語るジュリアン。ひょっとしたら遺跡オタク?

 少し皮肉屋な面もあり、幼い頃からソフィアと一緒だったリザとは違い、お付きと言っても必ずしもソフィアに従順ではない様子。キャラ設定のセリフからはダークな一面が垣間見え、複雑な内面を抱えたキャラクターに感じられます。

  • ▲ソフィア相手にも、思ったことをはっきり口にします。ジュリアンとフレイヤの態度は、序章の頃のビスケとリオンを思い出す面も(笑)。
  • ▲主人公たちの戦いを見て、死線を潜り抜けてきたことを見抜くジュリアン。一目置いてくれるようです。

フレイヤ/声優:加藤英美里

「喧嘩の時間だァ! ぶっこむぜ!」

 ジュリアンと同様、ソフィアとリザを護衛するため北方騎士団に付けられた騎士です。性格はあけすけで、口が悪く短気ですが、騎士のプライドは強く持っており、いざという時は騎士の使命に殉じられる心を持っています。

 ソフィアのことは呼び捨てで、自らのことを“冷酷な守り人”と呼んでしまうなど、聖域もしくは聖騎士に対する敬意は感じられません。ジュリアンの実力には一定の信頼を寄せている風ですが、ソフィアとリザに対しては“ヒヨっ子ども”という扱い。

 明らかに溝があるソフィア隊の面々が、第3章を通じてどのような物語を紡いでいくのか。果たして溝は埋まるのか埋まらないのか。セラを中心とした人間関係だけでなく、ソフィア隊の内側の人間関係もストーリーの見所になってくると感じました。

  • ▲リオンとは似たもの同士という感じで、2人のやり取りはきっと楽しめるはず!


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シン・クロニクル

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2022年3月23日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

シン・クロニクル

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2022年3月23日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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