楽しく身体を動かせる『Nintendo Switch Sports』レビュー。家族とでも1人でも6種類のスポーツを楽しめる

滑川けいと
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最終更新

 4月29日にNintendo Switch用ソフト『Nintendo Switch Sports』が発売されます。その所感をお届けします。

 本作は、『Nintendo Switch Sports』というタイトルにもある通り、Nintendo Switchでさまざまなスポーツが楽しめるアクションゲーム。コントローラである“Joy-Con”を使ってスポーツ体験をできるのが魅力です。

  • ▲Joy-Conを持つ際は、ストラップをつけることをお忘れなく。

遊べる6種類のスポーツ!

 収録されているのは、“バレーボール”、“バドミントン”、“ボウリング”、“テニス”、“チャンバラ”、“サッカー”の6種類のスポーツです。

 自分の操作するキャラクターを作成すれば準備は完了。そのため「ちょっと身体を動かすか!」と、思い立ったらすぐに遊べるのはうれしいポイントです。

 顔や髪などのパーツを組み合わせて、キャラクターを作り出します。自動で外見を作成してくれる“おまかせ”機能も存在。

 本作では、世界の人と遊ぶ”モードや“フレンドと遊ぶ”モードのオンライン対戦や、ひとつの画面を共有して家族や友人と一緒にプレイできる“近くの人と遊ぶ”モードが楽しめます。

 今回は発売前ということもあり、近くの人と遊ぶモードで収録されたスポーツをどのように楽しめるのかを体験しました。それでは、各スポーツの内容を見ていきましょう。

 なお、近くの人と遊ぶモードの場合、複数人でプレイするときは画面が分割されます。

バレーボール

 “トス”、“レシーブ”、“スパイク”などを駆使して、相手から点を奪います。相手の打ってきたボールに対してどんな行動をすればよいのかは画面に表示されるので、それに従えばOK。

 指示された動きをタイミングよく行えばよいのですが……試合が長くなってくると、タイミングがずれてしまうなんてこともしばしば。集中力が必要になってきます。

  • ▲画面上部の指示を確認し、適切な動きをしていきましょう。

バドミントン

 ラリーを制し、勝利を目指します。遊び方はいたってシンプルでラケットを振る動作だけ。ただ、素早いラリーが続きやすいので、意外に体力を消耗します。

 ラケットの振り方によってシャトルの方向を決められるため、いかに相手を翻弄するのかが大切。相手のミスを見逃さず、強力なスマッシュを打ち込みましょう。

▲相手から点を取ると、リプレイが流れます。かっこいいスマッシュを決められたときは、何度も見たくなりますね。

ボウリング

 腕を後ろから前に振る動作を行い、ボールを転がしてレーン上に設置された10本のピンを倒します。単にボールを投げるだけでなく、投げる位置、ボールの軌道の調整、さらには投げる直前で手首をひねることでカーブをかけられるなどできることは多め。

 「もう少し右を狙おう」「いや、あと少し左か?」と、試行錯誤を繰り返してプレイする様は、実際のボウリングのようだと感じました。

  • ▲位置を調整すれば、あとは実際のボウリング同様腕を振って転がすだけ!
▲難しいスプリットを制した時は、何とも言えないうれしさがあります!

 普通のボウリングでは物足りないという人のために、障害物を避けてピンを狙うモードも用意されています。ゲームだからこそできる、難度の高いボウリングが楽しめますよ。

  • ▲一定時間で出たり入ったりする壁がレーン上に! タイミングよくボールを転がしましょう。

テニス

 バドミントン同様、ボールのラリーを続けて相手よりも先にセットを奪います。ダブルスでの試合になるのですが、ひとりで遊ぶ場合、自チームのキャラクターは前も後ろも同じ動作を行うのがポイント。前のキャラクターで素早くボールを返すのか、余裕を持って後ろのキャラクターで相手のいない方向を見極めてボールを返すのかの判断がキモとなります。

▲前と後ろにキャラクターはいますが、難しく考えずボールがきたタイミングで打ち返せば大丈夫。誰でも簡単にプレイできるようになっています。

チャンバラ

 手に持った“カタナ”を振り回し、先に相手を場外に落とした方が勝利となります。カタナは振り回すだけでなくガードも行うことができ、相手のカタナとクロスさせるとガードは成功。ガードが決まると相手は一定時間無防備になるので、いかにガードを成功させるかが重要です。

 プレイ前はカタナをたくさん振り回す爽快感のある戦いができるんだろうなぁとイメージしていました。ですが、実際にやってみると、その逆でしたね。

 ガード要素もあってか、相手の隙を突くためにむやみに攻撃はせず、ジリジリと息をのむような緊迫感のある戦いになるんです。その分、相手を場外に落としたときの達成感は大きいですよ。

▲ガードをしていると、カタナが光ります。うまく相手のガードを崩して、攻撃を与えていきましょう。
  • ▲Joy-Conを両手に持って、二刀流“ツインカタナ”も可能。気分は宮本武蔵!?

サッカー

 キャラクターを操作してコート内を走り回り、ゴールにボールを入れて相手よりも多くの点を狙っていきます。

 ボールを蹴る動作はJoy-Conを振りますが、移動などの行動はボタンを使用します。そのため、他の競技よりも操作が少し複雑になっている印象を受けました。ただ、ボールは大きくなっているため、ボールに触れないまま試合が進むなんてことはありません。ボールを蹴ったあとの勢いも比較的ゆっくりなので、素早いサッカーが不得意という方も楽しめます。

▲金色のボールは、何と得点が倍です。

 チーム戦では、コート内にメンバーが存在。自チームのために、動き回ってくれています。パスやシュートを行って、華麗なゴールを決めていきましょう。

 「せっかくのサッカーだし、足を使いたい!」という人もご安心を。本作にはしっかりと足を使った遊びが用意されています。それがサッカーのモードのひとつ“シュート対決”です。シュート対決は“レッグバンド”でJoy-Conを足に装着して遊べる要素。味方の上げたボールに合わせてタイミングよく足を振り、相手のゴールを狙います。

  • ▲レッグバンドを足に装着。これで準備OK!
  • ▲飛んできたボールにタイミングを合わせて、シュート!

 本作の特徴は、何と言ってもその操作方法。移動をはじめとする一部の動きには、ある程度スティックやボタンを使いますが、Joy-Conを持った手でラケットを振ったり、ボールを転がしたりするので、身体は動かすシンプル操作となっています。

  • ▲利き手を選べるのも、うれしい配慮です。

 「部屋にスペースがないよ!」という方もご心配なく。サッカーのシュート対決以外は腕を使うものがほとんどなこともあり、イスに座ってもプレイが可能。そのあたりの家の環境事情も、しっかり考えられています。

 ただ、できるならば多少身体を動かせるスペースを確保してのプレイがオススメ。今回周囲に何もない環境で立ってプレイしたのですが、身体が自由な状態だと不思議なもので、ゲーム自体は腕を動かすだけでいいのに勝手に全身がそのスポーツの動きをしちゃうんですよね。

 そのため、プレイ後にはなぜか全身がいい感じに疲れているという……。なので、よりスポーツを行っている感覚を味わえました。

  • ▲助走をつける必要はないのに、なぜかボウリングで助走をつける筆者。

 アップデートで“ゴルフ”が追加されることがすでに発表されています。ゴルフの動きも本作の操作感と相性がよさそうなので、発売前からワクワクしちゃっています。

 今回は近くの人と遊ぶモードによるスポーツ紹介をお送りしましたが、世界の人と遊ぶモードではアイテムをゲットできるみたいなので、より楽しみの幅が広がりそう。発売後は、実際にオンラインによるプレイの様子や特徴をお届けしたいと思っているので、お楽しみに!

(C)Nintendo
※ソフトをプレイするには、「Nintendo Switch(有機ELモデル)」、または「Nintendo Switch」が必要です。「Nintendo Switch Lite」ではプレイできません。
※オンラインプレイの利用には、「Nintendo Switch Online」への加入が必要です(有料)。

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