アプリ版『デッドバイデイライト』プレイレポート。使いやすいUIカスタマイズがとにかくうれしい

hororo
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 4月28日に配信されたスマートフォン用アプリ『Dead by daylight Mobile - NetEase』の体験レポートをお届けします。

 まず、ベースである『Dead by Daylight(以下、DbD)』について簡単な説明をしていきます。『DbD』は2016年(日本語対応は2018年)から配信されているゲームで、世界中で多くのファンを獲得しています。

 PC用タイトルとして始まり、現在ではPS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、Nintendo Switchなどのプラットフォームは配信されています。まさに満を持してのスマートフォン対応と言えるでしょう。

 ゲームとしては、キラー(殺人鬼)役のプレイヤー1人と、それから逃げるサバイバー(生存者)役のプレイヤー4人で対戦する、非対称型対戦ゲームです。

 キラー側の目的は、可能な限り多くのサバイバーを追い詰め、エンティティと呼ばれる存在への生贄とすること。一方のサバイバーは、キラーから逃げつつエリアにある発電機を稼働させ、邪悪な儀式が行われている霧の森から逃げ出すことを狙います。

 獲物を追い詰める殺人鬼ならではの快感や、圧倒的な存在に追いかけられつつ、チームワークで窮地を切り抜ける生存者側の緊張感などは独特なもので、プレイ感は“鬼ごっこ”に例えられることがあります。

 また、個性的な能力を持つさまざまなキラーが用意されていことも魅力。有名ホラー作品とのコラボレーションを積極的に行い、日本の有名ホラー『リング』から貞子が『DbD』に参戦したことが最近では大きな話題になりました。

『DbDM』ならではのシステムがもりだくさん!

 実際にアプリ版をプレイして驚いたのですが、『DbDM』は『DbD』をそのまま移植したものではなく、スマホゲームらしい要素を多分に含んだ仕組みが導入されていました。

 イベントとして表示されたリストには“フレンドを1人追加する”というものや、“マッチをX回プレイする”といったタスクが存在。

 ミッションをクリアすることで、キャラクターの成長に使うBP(ブラッドポイント)や消費アイテムのオファリング、リフト(いわゆるバトルパス)を進める成長メダルなどを獲得できます。

 基本的にリフトの破片が成長メダルという名称に置き換わったものなので、既プレイヤーは理解しやすいでしょう。

 これとは別にデイリー、ウィークリーリチュアルが用意されており、プレイの際はこれらのタスクを意識しておくと、効率よく報酬を手に入れられるかと思います。

 ガチャが存在するのもアプリタイトルらしいところ。ガチャはミッション報酬などで手に入るエンティティストーンや、課金通貨であるオーリック・セルで引くことができます。

 手に入るのは各キャラクターのスキン。スキンにはガチャからしか出ないものと、オーリック・セルやイリデスントシャード(プレイを重ねることで得られるゲーム内通貨)で直接購入できるものがあるようです。

 もっとも大きく変更されているのはBPを使った成長要素。『DbD』では“ブラッドウェブ”という名が示すように、クモの巣のように展開されたアドオンやオファリングを選択していくものでした。

 『DbDM』では、名称をブラッドマーケットと変えて、リスト形式に変化。上段から順番に欲しいアドオンやオファリングを選択して取得していくものになります。

 最上段から始まり、下段に移るために取得しなければならないアイテムの数が決まっています。取得完了した段の残されたアイテムはエンティティに奪われて取得不可能に。

 『DbD』とは違い、ブラッドマーケットはキャラ単位ではなく、キラー/サバイバーで分かれている様子。ショップにトラッパーとヒルビリーのアドオンが同時に並ぶこともありました。

 また、ロビーチャットがあることも印象的です。先行体験版では、プレイのコツや雑談を積極的に楽しんでいる様子を見られました。

 専用のチャットチャンネルを持てたり、対戦BP獲得量がアップするといった特典を受けられたりする“戦隊(ギルド)”機能もあります。ユーザーコミュニティに力を入れていることがわかるのではないでしょうか。

 なお、ゲーム中には簡易的なクイックチャットをできるようになっており、サバイバー同士が離れていても意思の疎通を取りやすくなっていました。

 キラーメインでプレイしている私にとっては、サバイバーの連係が強化されるのは非常にツライ!

端末や持ち方に合わせた細かいカスタマイズが可能!

 私はスマートフォンゲームのネイティブ世代ではないため、未だにスマホやタブレットなどモバイル端末での素早い操作は苦手です。

 そんな中でプレイ経験のある『DbD』をモバイル端末でプレイすることは不安もありました。実際、本作でゲームパッドやキーボード&マウスと寸分たがわぬ操作が可能だとは言えません。

 ですが、こと操作周りにおいて、本作はかなり力を入れて最適化を目指していると感じました。

 そう感じた理由こそ、さまざまなボタンやゲージを自由に配置できる、ゲームUIのカスタマイズ性の高さ。手持ちの端末のサイズやプレイヤーの持ちやすい形に応じて、プレイヤーが自由にUIの配置やサイズを変更できるのです。

 最初にプレイした際は「少し気になるなあ」と思っていたUIでも、プレイしながら自分のクセを意識し、遊びやすい形にUIをカスタマイズしてからは、大幅に遊びやすくなりました。

 カスタマイズは、キラーとサバイバー側でレイアウトを別に保存することが可能。サバイバーだと走っている最中に背後を確認したい場合があるので、このあたりのカスタマイズをできるのは大助かりですね。

 視点の横移動はデフォルトだとやや遅めで、キラーで遊んでいる時はうまくサバイバーを追えなかったのですが、カメラの感度を変えることで改善することができました。

 最初に数戦遊んでみて、「このボタンの位置があわない」や「このゲージが見えずらい」と思ったものを使いやすい場所に移動させていくのがオススメです。

 ゲームのおもしろさは『DbD』そのままですし、グラフィックもかなりキレイ! 何より手軽に遊べるのはモバイル端末ならではの利点です。

 モバイル端末操作に慣れている人や、これから『DbD』を触ってみようかなという人にはうってつけのタイミング。ぜひ気軽に霧の森へと足を踏み入れましょう!

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