マジ時間泥棒。「もう1回」が無限に続く覚えゲー弾幕アクションのせいで原稿を落としそうになった件【電撃インディー#248】
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- カワチ
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はPS4/Nintendo Switch/Xbox One/PC(Steam、EpicGames、gog.com)用ソフトのダンジョンクローラー『Wildcat Gun Machine』のレビューをお届けしていきます。
なお、本作はPS4/Xbox One/PC(Steam、EpicGames、gog.com)版が5月5日、Switch版が5月12日に配信予定となっています。
電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
弾幕避けがアツい!
ダンジョン探索型のアクションゲーム『Wildcat Gun Machine』。敵の激しい攻撃を避けながらガンアクションを繰り広げるという内容ですが、何度も挑戦したくなる中毒性があります!
この原稿をまとめる作業もあったのですが、ついつい〆切のギリギリまで遊んでしまいました(笑)。さっそく内容について紹介していきましょう。
まず本作のストーリーですが、長老神から巨大メカロボットを解放するため、恐ろしい怪物のいるダンジョンを探索していくというものになっています。
タイトルに“ワイルドキャット”と付いているように主人公はネコのような女の子。コンティニューの数がネコの数になっているなど、要所にネコが登場するので癒やされます。
敵はクトゥルフ神話から発想を得たようなグロい敵が多く、主人公も多彩な銃をぶっ放してこの敵たちを殲滅していくので、所々に登場する可愛いネコとのギャップが面白いです(笑)。
ゲームはフロアをクリアしながら進んでいく仕組みで、カギを手に入れることで最初は入れなかったエリアにも侵入可能に。冒険の幅が広がっていきます。
迷路にはなっていないので次に行く場所がわからないといった心配はなく、出てくる敵の攻撃にどう対処するかといった部分だけに集中できます。
敵に関しては画面を覆い尽くすほどの弾幕で襲いかかってきます。初見こそ「どうやって倒すんだよ!?」と笑ってしまいますが、本作はダンジョンや敵の配置がランダムではなく定形で決まっているので死にながら覚えていくことができます。
ここはシューティングゲームのような感覚にも近いです。最初はかわせなかった敵の攻撃も読めるようになってくるので、自分の成長を感じることができます。
配置を覚えながら進んでいくのが楽しい
フロアの中には爆発させて敵にダメージを与えるドラム缶や回復アイテムも落ちています。ドラム缶は近くにいると自分もダメージを受けるので最初のころは自分が受けるダメージのほうが多かったりしましたが、慣れてくるとうまく誘導して多くの敵を一度に倒せるようになります。
どこまで進めば敵が出てくるというポイントも分かってくるので、敵をドラム缶の近くまで誘導したり、強敵が出てくる前に強力な武器に切り替えておくことなどが可能となります。
また、敵を倒したり屍を調べることでポイントがゲット可能。このポイントを消費することで、武器をアップグレートしたりスキルを習得することができます。
スキルは移動速度を上げたりコンティニュー回数を増やしたりと便利なものばかり。また、武器に冠してもオートエイム銃や長距離レーザービームなど強力なものをアンロックできます。
初期の銃以外は使用回数が決まっていますが、威力が強かったり複数の敵を同時に攻撃できたりと便利なものばかり。切り抜けるのが難しい局面で使用しましょう。
なお、武器に関してはフロアに落ちていることも。手に入る場所は毎回変わらないので「ここに次の武器があるから、この敵で使い切ってしまっても大丈夫」という戦法も立てやすいです。
ゲームを進めていくとチェックポイントがあるので、最初からすべてやり直しということはなく、好きなポイントからプレイできます。
スキルに関しては便利なものが多く開放していくことで快適に。初心者救済にもなっているので、自分のようにアクションが得意じゃない人間でも地道にスキルを開放していけば無理なく先に進むことができます。
逆にスキルを開放しないでプレイすれば、昔のアーケードゲームのように自分の腕前を上げながらゲームを攻略していくことも可能です。
スキルを開放しながら進むにしろ、自分の実力で進むにしろ、負けたあとはもういちど試してみたくなるのは変わらず。「あと1回、あと1回」と何度も挑んでしまう中毒性があります。
ちょっと息抜き遊ぶつもりが、気付けば朝になっていた……なんてことも。思わずハマっちゃう作品なので寝不足に気をつけながらプレイしてみてください!
カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。
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