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伏線回収の醍醐味。物語の発端となったザーフの決断【鬼ノ哭ク邦名場面集】

MAC佐藤
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 スクウェア・エニックスが8月22日に発売した、PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)用アクションRPG『鬼ノ哭ク邦』の名場面集をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください

天ノ守リノ長であるザーフの決断

 物語本編の中盤では、過去の物語が語られる場面があり、そのなかに天ノ守リノ長が男の子を逃がすという場面があります。



  • ▲邦主の子どもは双子なのですが、次の代の邦主として選ばれなかった男の子は来世への供物、つまり命を奪われるという、なんとも理不尽なことに……。

 ザーフの記憶を見た人ならピンとくるでしょう。その天ノ守リノ長こそ、ザーフの生前の姿なのです!

 「生まれ持った命をしっかりと生きぬくこと」。祖母の教えを信条とする彼にとって、男の子を殺すなど到底できるはずはありませんでした。


  • ▲逃げる途中で川に落ち、流されて死んだことにするという天ノ守リノ長。「存在を殺すこととなった」という意味がここで明らかになります。

 男の子は天ノ守リノ長のおかげで生き延びることができました。しかし、この選択こそが“激しい後悔”の原因となってしまいます。

 その後、青年となった男の子との再会の場面も本編中で見ることができます。まあザーフの記憶を見ればわかるとおり、待ち受けているのは悲劇でしかないわけですが……。

 なんとも救いようのない話のように思われますが、ザーフの「我が魂を彼のために捧げたい……」という思いはある意味で達成されていたりします。ザーフが主人公と出会い、力を貸すことになったのは、ある意味で必然だったのかもしれません。

  • ▲鬼ビ人(ジョブ)としてバトルで使っていたザーフにこんな過去があったとは……。

 こういった重要な物語の伏線を、あえて物語本編ではなく鬼ビ人の記憶というサブストーリー的なところで見せてくれるとは……おもしろい演出で、心に残りました。

 伏線回収の醍醐味を味わえるのも、『鬼ノ哭ク邦』の魅力の1つと言えるでしょう。

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鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年8月22日
  • 希望小売価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年8月22日
  • 希望小売価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 配信日: 2019年8月22日
  • 価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ARPG
  • 配信日: 2019年8月22日
  • 価格: 5,800円+税

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