何より、私もあなたたちともっと一緒にいたいから！（シオン）【テイルズ オブ アライズ名言集】

　バンダイナムコエンターテインメントのRPG『テイルズ オブ アライズ』の名言をお届けするこの企画。今回はシオンの名言です。なお、メインストーリー中の名言だけでなく、シオンの性格が垣間見えるスキットもピックアップします。

※本記事内には物語の重大なネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

何より、私もあなたたちともっと一緒にいたいから！（シオン）

　シオンは300年前にレナ人の＜巫女＞であったネウィリの血を引く女性です。彼女はアルフェンと一緒に行った“招霊の儀”に挑みますが失敗し、そこで生まれてしまった闇を＜巫女＞の力で封印しました。

　それが＜荊＞の呪いとして、子孫であるシオンに引き継がれているという状況です。この呪いは触れた者に激痛を与えるため、シオンはこれまでずっと周囲から化け物扱いされ、しかも彼女自身も死ぬことができないという、出口が見えない生き方を強いられてきました。

　そんな＜荊＞の呪いを解く手段を探すためにダナに降りたったシオンは、本当の目的を隠しながらアルフェンら仲間たちと旅を続けます。当初は目的のために彼らを利用していたつもりでしたが、やがて彼らと時間を共有するうちに、その考え方に負い目を感じるようになりました。

　そして世界の核心に迫るなか、＜巫女＞の力で＜荊＞の呪いを押さえつけるのが難しくなり、やがて世界を滅ぼす原因となってしまうことを自覚したシオンは、レナス＝アルマを手に入れて＜荊＞と刺し違えようと決意しました。

　レネギスに出発する直前で単独行動を起こそうとするも、アルフェンに見つかりその計画は失敗します。

　その後、仲間たちからその理由を問われたシオンは、旅を続けて芽生えた想いを仲間たちにぶつけます。

　最初はレナもダナも他人すらもどうでもよかったこと、死ななければいけないのにいまは死にたくないこと、そしてそんな思いをするならば出会わなければよかったと……。

　とめどなく感情があふれて自分を見失いかけたシオンですが、そんな彼女をアルフェンは＜荊＞の呪いを気にも止めず力強く抱きしめ、そんな生き方は間違っていると説得。その気迫に押された彼女は「そのせいで……世界が滅ぶかもしれないのに？」と、戸惑いながら問いかけますが、その決意を後押しするように自分たちも一緒に戦うと、仲間たちが続きます。

　そしてアルフェンの「シオン、笑うなら一緒に笑おう。泣くなら一緒に泣こう。皆でだ。独りでなく」という言葉に後押しされ、独りで戦うのではなく皆で戦うことを約束したのでした。

　その後仲間たちに感謝を述べ、「何より、私もあなたたちともっと一緒にいたいから！」と決意し、「行きましょう、レネギスへ」と吹っ切れて晴れやかな顔を見せるのでした。

　ちなみに、シオンはその後のイベントでアルフェンに対し、出会って以降に自分を“仲間”として扱ってくれたことに対しての想いを打ち明けるのですが、先ほどの取り乱した姿が嘘のように落ち着いた様子で、仲間たちの言葉が彼女の“心の壁”を崩したことがわかります。

私の料理に難癖つけた奴を、黙らせたいのよ（シオン）

　シオンを語るうえで欠かせないパーソナリティといえば、やはり“大食いで食いしん坊”という点でしょう。食に対して人一倍強い執着を見せ、新レシピや食材には目がない“腹ペコヒロイン”は、普段のクールな姿とのギャップにやられたという人も多いはずです。

　でも、食べることが好き＝料理上手というわけではなく、アルフェンに最初に手料理（おかゆ）をふるまったときには、微妙な反応を見せた彼にムッとする姿が見られます（スキット：“味の問題、好みの問題”）。

　じつはこのときの屈辱を忘れていなかったようで、のちに料理上手なキサラから料理を習うのですが、そのときに彼女に語ったのが「私の料理に難癖つけた奴を、黙らせたいのよ」でした。言葉は強いけれども、そこには気になる相手に「美味しい」と言ってもらいたいという想いが見え隠れして、いじらしくてかわいいですよね。

　シリーズの新たな挑戦が詰まった『テイルズ オブ アライズ』。シリアスな名言から、コメディ寄りな迷言（!?）など、今後もいくつか名言を紹介していきます！

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