坂泰斗さんと『シン・クロニクル』1章&2章の選択・結末についてガッツリ語りました【電撃シンクロ座談会・前編】

ライターM
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 セガのiOS/Android用RPG『シン・クロニクル(シンクロ)』の座談会企画を、前後編に分けてお届けします。

【注意】第1章と第2章のストーリー(結末を含む)とキャラクターに関するネタバレがあります。

 メインストーリー第3章や外伝ストーリーが公開され、ますます盛り上がりを見せる『シン・クロニクル』。

 本作の魅力の1つであるストーリーやキャラクターについて、主人公役の声優・坂泰斗さんをゲストに迎えて、電撃の編集・まり蔵とライターのM&マスクド・イマイチが2回にわたって振り返ります。

 前編では、第1章と第2章の結末&選択をメインに語りました。当座談会は第2章までクリアしたプレイヤーさんに向けての記事となっており、メインストーリーに関する致命的なネタバレを多分に含んでいます。その点、ご了承いただけますと幸いです。(※座談会中は敬称略)

▲『シンクロ』で主人公の声優を務める坂泰斗さん。

ビッグゲストをお迎えしますが、最終回ではありません

まり蔵:いつもゆる~くやっている電撃の座談会に、超ビッグなゲストがいらっしゃいました……! 『シン・クロニクル』主人公役の坂泰斗さんです!!!!

イマイチ:電撃座談会、ついに最終回ですか?

ライターM:最終回にふさわしいビッグゲストですね!

まり蔵:待って待って、終わらないから! 本日は坂さんとともに、『シンクロ』について楽しく語りたいと思っております! 坂さん、よろしくお願いいたします!

坂泰斗さん(以下、):本日はよろしくお願いいたします!

まり蔵:それでは皆さん、まずは現在のストーリー進捗状況を。

:まあココにいらっしゃる方はきっと最新のところまで達して……。(※座談会を実施したのは第3章の実装直前でした)

イマイチ:2章をクリアして、あとは3章の開始を待つみたいな感じですよね。

ライターM:『シンクロ』のストーリーを楽しみたいという方は、かなり早くに2章をクリアしてしまったんじゃないですかね。

:リリースされてから2週間と待たずに第2界層までクリアされてしまった方もいると思うんですけど、未踏域まで行って3章に向けて武器を強化しつつ待っていただいているのかなというのがありますね。

イマイチ:イベントを楽しんだり、未踏域で属性武器をゲットしたり。

ライターM:未踏域の話題が出たついでですが、あれって途中で壁がないですか?

:実は壁にガッツリぶつかってどうしようかなというところです。

ライターM:ですよね~。

:ある程度進むと難易度がグッと上がるというところがあったりして、今後どんどん展開していって先々のキャラクターとか武器を入手してから戻ってきたらいけるかも、というデザインになっているのかなと思ったりはしますね。

 結構試行錯誤してぶつかっては行くんですけど、なかなか難しいなって。メインストーリーでも途中のボスとかで跳ね返されたり。

イマイチ:中ボスでちょこちょこ引っかかりますよね。

:そうなったりするゲームデザインであると伺ってはいたんですけれども、「あ、意外と普通に負けるな!?」というところがあって。

一同:(笑)。

:僕が主人公役というところもあって、主人公を最後までパーティに入れてクリアしたいなと思っていたんですけれども、「アレ……入れていたら倒せないぞ」って。

イマイチ:控えに回すしかないと。

:そうなんですよ、ちょっと世知辛い(笑)。未だ覚醒していないから。

まり蔵:他のキャラと違って主人公って現状は覚醒できないんですよね。

:そうなんですよ。スペック的には他のキャラクターよりも若干抑え気味になっているところがあると思うので、主人公入れていたら難しいなと、そっと控えに回したりして。

まり蔵:でも主人公、挑発スキル使うと強くないですか? 私が所持しているキャラで、タンクで特別な条件なしで注目させるスキルを持っているのが主人公だけだったので、ボス戦ではめっちゃお世話になりました。

ライターM:挑発強いですよね。

:そうなんですよね、オンリーワンの性能は間違いなくあるんですが。

まり蔵:ガードもよく発動してくれるので、主人公をずっとパーティに入れたまま2章の最後まで駆け抜けたんですよ。なので私は、主人公にクリアさせてもらった感が……。

:すごいですね。2章のちょうど中間に出てくる飛龍系のボスが、250ダメージ以上与えないとシールドを削れないというところがネックになって……。

一同:あ~!

:あそこで壁にぶつかったんですよ。主人公入れたままだと250ダメージは難しいなって。

まり蔵:どんなに攻撃してもシールド削れないぞみたいな。

:そうなんですよ。それまでは一撃のダメージがそこまで大きくない、チェイン数を稼いで主人公で削るみたいな戦い方をしていたので、250ダメージ以上という条件だとチェイン数を稼いでも削れなくなっちゃうので。

 主人公にはいったん控え枠に下がってもらって、クリアしたらすぐ戻すということをやっていたり。今後もオンリーワンのスキルが何かと生きてくる場面があるんじゃないかなとは思っています。

イマイチ:私はモモちゃんの飛龍特効と魔法で切り抜けました。

:もう間違いないですね!

イマイチ:同胞と飛龍特効があるから、2章のアタッカーとしてはかなり優秀でした。

まり蔵:2章はモモがいないとちょっと難しいところありますよね。

ライターM:私の場合、2章クリア後にモモが手に入ったんですよ(笑)。

:あ~、ありますよね。僕もついさっき2章のチケットで回したら☆3のキャラクターが出ました。「わっ! もうクリアしてるのに!!」って。

1章と2章――結末の選択は? 青を選んだ人は人の心がない!?

イマイチ:キーキャラクターってどれくらい入れてクリアしました? 個人的にはクリアしたときにキーキャラがいないと寂しいなって2章クリアしたときに思ったので、3章に向けて石を貯めています。

:僕も同じです。やっぱり分岐画面で空欄が多いのってちょっと寂しいですよね。

まり蔵:私、2章のラストで“説得”側のキャラクターが3人もいて“排除”側のキャラが1人もいなかったのに、“排除”を選んだんですよね~。

:隊長の意思は絶対ですからね(笑)。僕も全員は集まってはいないんですけど、半分くらいキーキャラクターが集まった段階でクリアした記憶があります。

ライターM:全キャラは厳しいですよね。

イマイチ:でも、無償石のガチャでもスタンプ貯まるようになるから。

まり蔵開発レターで発表されていましたね。

:それはとてもありがたいです!

まり蔵:個人的に気になっているんですが……1章と2章でみなさんどちらを選択されました?

:僕はどちらも赤ですね。

イマイチ:おお、人の心があるほうの赤を!

:人の心(笑)。

イマイチ:おかしいんですよ! 電撃メンバーはほぼ全員2章のラストで左側、青の“排除”を選んでいて! まったく人の心がないんですよ!

まり蔵:ちょっとちょっと、まるで電撃が人でなしみたいな言い方やめてもらえます~?

ライターM:いやいやいや、“排除”を選んだのにはちゃんと理由があるんですって! これ以上ステンノに重い十字架を背負わせたくないという人道的な理由があるんですよ。

:なるほど?

イマイチ:でも、“説得”を選んでも結構重い物を背負うよ?

ライターM:“排除”は何もかも忘れて「わ~い♪」みたいな感じになります。

:え、そうなの!?

まり蔵:言い方ぁ! 童心に返ると言いますか、ものすごく純粋なステンノになるんですよ。

:そうなんだ……。

イマイチ:蝕イベントでフレンドを見たら「なんか露出度高めなステンノがいるな」と思ったんですよね。このステンノ欲しいと思って、最後の選択で片方がステンノ、もう片方が「????」だったから、そりゃステンノ欲しいし説得もしたいからって選んだら「アレ、コレジャナイ?」って。

まり蔵:思っていたのと違うステンノが来たと。

ライターM:それは人の心じゃなくて、下心って言うんですよ。

:あははは(笑)。てっきり僕は、「????」の方はアヴァロかなと思ったんですよ。

まり蔵:私も! 私もまったく同じことを思いました! 絶対アヴァロだと思いますよね!?

イマイチ:それ、みんな同じこと言いますね(笑)。

:僕は、アヴァロかステンノかと思っていたから、片方の選択肢に「?」が丁度4つあったので「アヴァロ」だなと。

まり蔵:ちょっとメタな話をすると、アヴァロのボイスが柳田淳一さんじゃないですか。他に担当されているのがイベントナビゲートキャラのハイランドで仲間になりそうにないから、それならアヴァロが仲間になるんじゃないかなと思ったんですよ。

ライターM:それはメタな話すぎる。

まり蔵:ここは柳田さんのキャラを仲間にするしかない! って“排除”を選んだら、そんな甘い話ではなかったという。

イマイチ:1章のパターンでどちらかを選んでいくゲームなのかなと思ったらまさかの引っかけでしたな。

まり蔵:本当にこの画面の悲しさよ。

イマイチ:1対4(笑)。

:この画面はなかなかすごいですね。

まり蔵:パーティメンバーほぼ全員からステンノを説得しようって言われたのに、あえて“排除”を選ぶという。

ライターM:それは人の心がないって言われても仕方ない。

まり蔵:私も自分で人の心がないなと思ったんですけど、それでもアヴァロを仲間にしたかったんですよ!!

:うんうん。

ライターM:できれば、ゲーム中の選択画面で伏せ字は止めてほしいですよね。

イマイチ:いやぁ、してやられたなという感じは強かったですね。1章で男女どちらかのキャラクターを選んだから2章も絶対そうだろうと思って。安心してステンノのほうを選んだら……まさかどっちもステンノだとは思わなかった。

:完全に裏をかかれましたね。ああそっか、なるほど~って。

まり蔵:開発はしてやったりと思っているんじゃないかなって、私はちょっと思ったりするんですけど(笑)。

イマイチ:『シンクロ』ってSNSとすごく密接に結びついていて、公開NGな部分はしっかりとNGになっているから上手いなって。最近はちょっと調べるとすぐにネタバレとか出ちゃいますから。ココはダメだよって言っているところが本当にクリティカルなところだったから。

:う~ん、間違いない。

ライターM:ただ、蝕のイベントでフレンドの称号とか見るとなんとなく察せられちゃうところはありましたけどね。

イマイチ:そう、アヴァロ派っていなかったから違和感はありましたね。ステンノ派ばかりだな~って。

:確かに、今言われてみたらそうですね。あれ、アヴァロいないな~って。

まり蔵:ちなみに“排除”で入隊するステンノは強いんですよ。魔法が使えるアタッカー。

イマイチ:ただでさえ魔法を使えるキャラクター自体希少なのに、青属性という。

:な、なんだと~!?

一同:(笑)。

:ゲーマー思考でいったら、足りないピースを求めたくなりますよね。

イマイチ:僕もクリア後に、“排除”を選んでいたらどうだったんだろうってキャラクターの性能とか見せてもらったら……。

ライターM:翻弄されすぎですね。

イマイチ:でもたぶん、コレこそセガさんがプレイヤーに体験させたいことだったのかなと。

:物語分岐の選択だけでもお話が盛り上がるというか楽しめるというか、そういったところを狙って作られたのかなというのは感じますね。

まり蔵:クリアした後に、とにかく誰かに話したくなるんですよね。

:うんうん、それはあります。

まり蔵:周りでプレイしているライターとかデザイナーとかに、「2章クリアしました?」って聞いて回りましたよ。まだだったら、「早くクリアして!」って(笑)。

イマイチ:ちなみに1章はどちらを選びました?

:1章は赤、アンネです。でも意外とアンネを選んでいる人が少ないんだってビックリしました。

イマイチ:みんなギュンターのヒロイン力にやられたんだと思います。

まり蔵:このゲームって男性キャラクターのヒロイン力が高いんですよね。リオンも秒でデレるし。

:デレるのだいぶ早かったですよね。

まり蔵:ギュンターはギュンターで甘い物が好きだったりして可愛いんですよね。

イマイチ:あ~、お料理物語ね。僕はアンネを選んだからギュンターは知らないんですよ。

:あ~、そっか。でもアンネを選んだ人からすると、ギュンターはある意味でいい最期だったと思うんですよね。

イマイチ:うん、いい最期だった……。

まり蔵:ギュンターを選んだときのアンネの最期はめちゃくちゃキツかったですね。ちょっとスクリーンショット見てみます?

:いやいやいや、イイですイイです。やめてください~。

ライターM:おい、こらヤメろ。

イマイチ:イジメっ子か(笑)。

まり蔵:ちなみに各章の結末以外で印象に残ったシーンってあります?

:それこそ、リオンが秒で落ちるところとかですね。

一同:(笑)。

:あ~、すごくイイ人だなって。そういうのもあったり、あとはやっぱり、1章で選択した後の、アンネがどういう思いでやったのかというところはいろいろな思いがあって見たシーンですし、本当に選択の後のシーンが根幹に関わるという。

 僕の選んだ“説得”のほうだとアヴァロの魂の叫びみたいなのがあったりして、それがすごい削られるなというのがあったりしましたね。そこのシーンまで積み重ねて、最後にどちらかを選ばなければいけないというのは本当に大きなところだと思いますね。

ライターM:個人的にはキャラクター別のエピソードで、ビスケが自分の身体の一部を自らの意思で失っていたというところが、エグくていいなと。性格というか物言いの軽さといい、それでいて物事の捉え方の鋭さといい……。

まり蔵:ビスケ、いいキャラですよね。ゴシップ好きじゃないですか。キャンプイベントで噂話とか教えてくれるところ、いいなって。メインキャラでそういうのってあまりいないと思うので。

:確かに、みんな実直で真面目というか。

イマイチ:リオンもビスケも、初期キャラクターがめちゃくちゃいいですよね。ちなみにお気に入りのキャラクターっています?

:なかなか選べないですけど、個人的に思い入れがあったのはノルンです。唯一ガチャで被ったキャラクターなので。

まり蔵:なるほど、ということは……。

:☆4なんですよ。これは強いなと思って。あとはそうですね、リルカかな。リルカの範囲攻撃には相当お世話になって……やっぱり性能の話になっちゃうな。

ライターM:坂さん、基本的に思考がゲーマーですよね(笑)。

→明日5月28日公開の後編に続きます



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シン・クロニクル

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2022年3月23日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

シン・クロニクル

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2022年3月23日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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