『セインツロウ』の最新情報がメディア向けに公開! さらに進化した“フリーダムさ”に期待できそう

hororo
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 8月23日に発売を予定されているオープンワールドACT『Saints Row(セインツロウ)』の最新情報が、メディア向けに公開されました。

 本作のゲームの流れや多岐に及ぶアクティビティ、カスタマイズ要素など、ゲームとしての全体図が垣間見えてくる内容となっており、シリーズのファンとしても気になる内容が盛りだくさんでした。

 本記事では、今回判明した要素について簡単にまとめ、本作の魅力を紹介していきます。

自分だけのギャングを作り上げる楽しさは健在!

 『セインツロウ』シリーズは、主人公がギャング“セインツ”のボスとして成り上がり、組織を拡大していくようすを描いたクライムアクション。

 過去作ではナンバリングに従って“セインツ”が巨大になっていくようすを追体験できましたが、本作はすべてをイチから作り直すリブート作となっています。

 そのため、舞台となる街や登場人物などもまったく新しいものとなり、シリーズファンでなくとも入りやすい作品となっているでしょう。

 これまでは市街地を中心としたフィールドが多かった『セインツロウ』ですが、本作では荒野の真ん中に築かれた架空の街“サント・イレソ”が物語の舞台。

 トレーラーを見た限りでは、ビル街こそあるものの、どちらかと言えば低い建物が多く、広々とした印象を受けます。街並みも、赤い岩や舞う土煙などによって、これまでの近代的な雰囲気から一転、寂れた地方都市といったイメージです。

 序盤はセインツは存在せず、主人公が仲間を募り、セインツを立ち上げていくようすが描かれるとのこと。

 敵対組織も存在しており、タフさがウリの“ロス・パンテロス”や、構成員が多く数で押すとされる“アイドルズ”といった、複数の対立ギャングも登場します。

 なおセインツ結成後は、廃墟のような教会を本拠地とし、武器や乗り物、仲間のカスタマイズといった、さまざまな機能を利用できるようになるようです。

 本拠地には100種類以上も用意された小物を設置して飾り立てることができ、自分だけの拠点を作れるのも魅力です。

 カスタマイズといえば、シリーズ伝統の主人公カスタマイズも健在! 本作ではいつでもどこでもスマホ(メニュー画面)を開けば自由にカスタマイズが可能とのこと。

 性別や体格ですら自由に変えられるため、その日の気分によってまったく違う見た目の主人公を操作することすら可能です。言及はされていませんでしたが、カスタマイズした見た目をいくつか保存しておくような機能も見受けられました。

 もちろん、各地区にある服屋で洋服を購入し、オシャレを楽しむこともできます。

 また、本作には100以上ものエモートが実装されているというから驚き。映像では、ギターをかき鳴らしながらステップを踏むシーンが流れていました。ただ歩くだけでなく、より“イカした”歩き方で街を練り歩けるとのことで、ロールプレイも捗りそう……!

 そして新要素として公開されたのが、“ウォーテーブル”というもの。

 これはセインツ本部からアクセスできる要素で、各地区にセインツの息のかかったベンチャー企業を設立し、影響力を強めていく要素となるようです。

 いわゆるマフィアが隠れ蓑にしている“表の企業”を運営する要素といえばわかりやすいでしょうか。設立した企業は、特定のアクティビティをプレイすることで大きくなっていき、やがてはその地区をセインツの支配下に置けるようになるようです。

いい意味で“バカバカしい”アクションは、さらに多彩に!

 『セインツロウ』といえば、ブラックユーモア満載のアクションやアクティビティが魅力。本作でもその勢いは衰えることを知りません。

 例えば移動。本作には車やヘリコプターなどさまざまな移動手段が用意されているのですが、そのひとつに身一つで空を飛べるウィングスーツがあります。

 基本的には滑空するためのもので、しだいに高度が落ちていくものですが、本作ではなんと再上昇が可能……なのですが、その方法が“通行人の頭を踏み台にして再ジャンプする”というもの!

 他人を踏み台にすることに加え、ジャンプで再飛行可能な高さまで跳躍するというのも、かなりハチャメチャで、二重の意味でセインツロウ節が効いています。

 また新鮮さを覚えたのは、車の屋根に寝そべるようにして移動したり、射撃したりできること。爆走中に車の屋根に背中を預けて銃撃戦をするなんて、普通ならすぐに振り落とされてしまいそうですが、それはそれ。アクションとしては非常に格好よく、カーチェイスが面白くなること間違いありません。敵の銃撃に当たりやすくなる一方で、射程が延びたり、大きな武器を構えられるといったメリットもあるようです。

 ちなみに車には脱出装置を積み込めるようで、上空に打ち上げられたあとにウィングスーツで滑空をキメていたのは、スパイ映画のようなスタイリッシュさで笑ってしまいました(笑)

 見栄えのするフィニッシュムーブを始め、さまざまなスキルを活用できる戦闘システムも見どころのひとつ。

 相手のズボンに手りゅう弾を入れて投げ飛ばす“パイナップル・エクスプレス”や、拳に着火して炎の鉄拳を繰り出す“フレイミングパンチ”など、エキセントリックなスキルが多いのも、さすが『セインツロウ』といったところ。

 スキルとは別に、常時発動するパークもセットできるようです。パークは“火属性耐性”といった、プレイの補助的な能力が多いようす。スキルとパークの構成しだいで、多種多様な立ち回りができるかもしれません。

 一風変わった武器も紹介されていました。“スラストバスター”と呼ばれる手りゅう弾は、ラグビーボールのような形をしており、投げるとランダムに跳ね回ってから爆発するのが特徴。明らかに使い勝手はよくなさそうですが、こういったお遊び系武器が登場するのも、本作らしいです。

 ほかにも、一定時間で爆発するピニャータを撃ち出す“ピニャータランチャー”や、壁を透過して敵を撃ち抜ける“クアンタムパーチャー”といった武器を見ることができました。

 シーンとしては少しでしたが、協力プレイで遊んでいる場面も。1人がヘリコプターを操縦し、もう1人が運転している車をワイヤーで引っ張り上げてそのまま移動する、なんてこともできるようで、これまで以上に友達といっしょに遊ぶのが楽しくなりそうですね。

 いっときは、ギャングのボスからアメリカ合衆国大統領にまで上り詰め、さらには宇宙に上がってエイリアンと戦うという奇想天外の極致まで突き抜けていった『セインツロウ』シリーズ。

 本作はリブート作品ということもあり、まだギャング同士の抗争を描いていたシリーズの初期作品に近いテイストのものになってはいますが、伝統のハチャメチャさは期待通り味わえそうで、今から発売が楽しみです。


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