『スプライトファンタジア』レビュー。かわいらしい精霊とともに冒険へ。シリアスなだけでなくコミカルな世界観に注目
- 文
- 紅葉つかさ
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X-LEGEND ENTERTAINMENTの新作スマートフォン向けMMO『スプライトファンタジア -精霊物語-』。
本作は、2008年にリリースされた『グランドファンタジア-精霊物語-』の世界観を継承したMMORPGです。世界観だけではなく、ウォリアー、アーチャー、モンク、メイジといったキャラクターのクラスなど前作に登場したクラスも継承されているので、そちらをプレイしていたという方には懐かしさなども感じられると思います。
本記事では、特徴的な世界観や登場キャラクターについて紹介します。
自由度の高い世界でかわいいお供と冒険
本作は、ファンタジー感あふれる世界を舞台に“ミグル”と呼ばれる精霊とともに冒険を楽しめます。
アラクティカ大陸と呼ばれる場所では、人々と“ミグル”が協力して邪悪な龍を追い払って平和な日々を送っていましたが、人々の争いで世界は分裂し、かつて世界を救った“ミグル”は次第に忘れられていきました。
“ミグル”の魔法の力が失われると世界滅亡の日である“運命ノ日”を迎えてしまうことになるのですが、ついにその日を訪れてしまい、謎の侵略者がアラクティカ大陸を襲います。
プレイヤーは“ミグル”に認められた“ミグル”の使者となって、過去に人々と“ミグル”が協力して邪悪な龍を追い払って平和な世界を作ったように、侵略者を追い払うための旅をすることになります。
このような感じで、本作が始まるまでのストーリーは、しっかり作りこまれた少し重めの物語となっています。ですが、いざ実際にプレイしてみると、明るくコミカルなやりとりでストーリーが進行していくので、重めな雰囲気をあまり感じさせないように進んでいきます。
プレイヤーと一緒に旅をする“ミグル”が、世界を救うために必要な存在なのですが、ネタキャラのようにボケたり、状況を気にせずやりたい放題だったりするところが、ほとんどそれを感じさせない理由ですね。
とは言うものの、ちゃんとストーリーは作られているのでただ真面目に進められているよりは、物語を引っ掻き回す“ミグル”という存在がいることで暗い内容だったとしても、明るく楽しめるものになっているのではないでしょうか。
冒険で訪れる場所も、自然あふれる平原などを中心に、前作にも登場していたラスタール城や冒険の定番でもある洞窟などさまざま。現実の世界とは違ったファンタジー感満載の見た目や場所で冒険できるのはやっぱり楽しいですよね。
また、“ミグル”が住むミグルの島という場所もあり、“ミグル”だけではなく犬などの動物もいっしょに住んでいて、それらとのふれあいはかなりいやされます。もちろんそれだけではなく、料理を作ったり、家具を配置したりといったこともできます。
個性あふれるキャラが物語の盛り上げ役!
アラクティカ大陸には、プレイヤー以外にも“ミグル”の使者が何人も存在しており、ストーリーにも登場します。行動をともにしていっしょに冒険をするキャラクターもいて、ストーリーを盛り上げてくれます。
序盤から登場するワリスは、“ミグル”の使者の先輩的な立場からさまざまな助言をしてプレイヤーを導いてくれます。
騎士団の団長をしており、その見た目や真面目な性格からとっつきにくそうにも見えますが、面倒見が良かったり、実は方向音痴だったりと、かわいらしい一面もあるキャラクターです。
王位継承者であるアデルは、鋭い分析力を持っているキャラクター……なのですが、8歳という年齢相応に臆病なところや緊張したら声が高くなってしまったり、かわいらしい見た目をしている愛すべき性格をしています。
ちなみに、最初に登場したときは性別の判断ができませんでしたが、れっきとした男の子です。
プレイヤーの“ミグル”に負けず劣らず、彼らの相棒でもある“ミグル”も見た目や性格が個性的でそれとのやりとりを見ているのも楽しめます。
かわいらしいキャラクターなどが登場するファンタジー世界を舞台にした『スプライトファンタジア -精霊物語-』。重そうに思えるストーリーも“ミグル”を始めとしたハチャメチャな行動もあって、気軽に楽しむことができる作品になっているのではないでしょうか。
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