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『CoD:MW』メディア向けセッションをレポート。ベータテストについても聞いてみた【TGS2019】

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 SIEより10月25日発売のPS4ソフト『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア(CoD:MW)』。本作は、2007年に発売された人気作を現代に合わせて再構築したシリーズ最新作です。

 SIEは、東京ゲームショウ2019に合わせて本作のメディア向けセッションを実施しました。会場では、開発元であるInfinity WardのプロデューサーDino Verano氏が登壇。本作を構成する要素についてプレゼンテーションが行われました。

  • ▲Dino Verano氏

8年ぶりの『モダン・ウォーフェア』を作るうえでのドグマ

 『モダン・ウォーフェア』の冠するタイトルとしては8年ぶりとなる本作。新生『モダン・ウォーフェア』の実現については、シリーズファンからの要望がとくに大きかったとのこと。まず、本作を作るにあたっては、以下の5つをドグマ(信条)としたそうです。

①ゲームプレイこそ至高

 グラフィックやゲームシステムなど本作に内包されるものは、すべてゲームプレイのために存在している。

②ゲーム全編を通した一貫性

 本作に搭載された3つのモードは、同じ世界観と操作性のもとで作られ、すべての要素が全モードを通して一貫している。

③リアルでハードな描写

 テンプレート通りのアクションヒーローではない、リアルなキャラクター描写を実現する。

④最新技術の採用

 ゲームプレイも含め、世界最高の品質のタイトルを提供する。

⑤だれにでも楽しんでもらえる

 今作が初『CoD』、という人でもつまずくことなく遊べるうえで、シリーズファンがしっかりやり込める内容を目指す。

最新作であると同時にシリーズ最大規模のタイトルに

 続いては、本作3つのモードについて紹介が行われました。今作は、2年ぶりに1人用モードの“キャンペーン”が搭載された他、シリーズには欠かせない対戦モード“マルチプレイヤー”と、ゾンビモードとは異なる協力プレイモード“スペシャルオペレーション”を搭載。規模としては『CoD』シリーズ最大となるそうです。

現代の世界情勢に合わせて再構築されたキャンペーン

 いわゆるストーリーモード“キャンペーン”は、2007年に発売されたシリーズ初代のストーリーを、イチから再構築したものになっているとのこと。会場では、E3などでメディア向けに公開されたロンドンが舞台のミッションのプレイ映像がお披露目されました。

 プレイヤーはシリーズでおなじみプライスの部下となり、テロリストが潜伏している住宅地を奇襲します。狭い廊下や階段を通り抜け、部屋をひとつずつ捜索していく戦いは、ドアや壁越しにいきなり銃撃される緊迫した内容に。

 部屋を捜索する場合も、天井の照明を撃って中を暗くしてから対象を無力化したり、ショットガンでドアを撃ち破ってあけた穴から敵を狙うなど、さまざまなパターンで攻撃を仕掛けられるようです。

 なお、ドアを撃ち破る環境破壊要素は『CoD』としては今作で初めて導入された要素で、プレイヤーはドアなどを破壊して狙った形の穴をあけられるとのことでした。

より戦術的なプレイを要求されるマルチプレイヤー

 もはや『CoD』に欠かせないと言っても過言ではない“マルチプレイヤー”。今作でもさまざまなゲームモード(ルール)が用意されているそうです。とくに今作では、照準を合わせて対戦相手を撃つだけではなく、より戦術的な立ち回りで戦うことでよりよい報酬が得られる作りを目指しているそうです。

 今作では同じマップの夜間バージョンが用意されているのも特色。夜間バージョンではナイトビジョンスコープを装備することで暗闇の中でも視界が得られ、レーザーサイトの光で照準ができるそうです。ただし、レーザーサイトの光は相手からも見えるので、場合によっては自分の位置を知られてしまう危険もあるとのことでした。

 また、今作の対戦モードは“COALTION”と“ALLEGIANCE”の2つの勢力が戦う内容で、各勢力ごとにプレイヤーキャラとなる“オペレーター”や見た目をカスタマイズできるそうです。さらに、“ガンスミス”と呼ばれる銃のカスタマイズ要素も搭載していて、数百万通りのバリエーションを持つカスタマイズが可能とのことでした。

3人で協力して遊べる“スペシャルオペレーション”

 今作の協力プレイモード“スペシャルオペレーション”は最大3人同時まで参加可能。このモードは、ストーリーの幅を広げるとともに友だちといっしょに楽しめることを目指して作られているそうです。このモードでしか手に入らない報酬も用意されているとのこと。

 “スペシャルオペレーション”は、現在のところ公開できる情報は限られていますが、10月初旬になんらかの発表が予定されているようですので、気になる人は今後の情報公開をチェックしましょう!

オープンベータテストについて気になる点をインタビュー

 会場ではDino Verano氏へのインタビューを敢行しました。さまざまな要素が搭載された本作ですが、当日はPS4でマルチプレイヤーのベータテストが開始された日。筆者は出かける前に少しだけプレイできたので、そこで思ったことを聞いてみました。

――今作のマルチプレイヤーでは、やはり画面左上にミニマップがなく、索敵は中央上部のコンパスで行う点が新鮮でした。今回の仕様を採用する意図について教えてください。

Dino Verano氏(以下、Verano):今回の仕様は、プレイヤーにマップの隅ばかりを見てほしくなかったという思いから来ています。相手のいる方向はコンパスで確認できますし、周りから聞こえる音もこれまで以上に方向性をもたせています。

 また、味方は障害物越しでもアウトライン表示されるなど、マップを見なくても直感的に位置がわかるように工夫しているので、ぜひ画面に集中してプレイしてください。

――ベータテストでは、昨年発売された前作『ブラックオプス 4』と比較して、相手を倒すのにかかる時間が短いように感じました。今回のバランス調整についてはどのように考えていますか。

Verano:たとえばプレイヤーキャラが体力やアーマーを多く持っているとそれを頼りに突撃したり、ジャンプを駆使して撃ち合ったりと反射神経勝負になってしまうように感じていました。今作では、指先だけではなくプレイヤーに頭を使って戦ってほしいと考えています。地形をしっかり把握しつつ、高所を取るなど有利な位置で戦うようにしてみてください。

 また、今作では、障害物を利用してほしいという狙いもあります。障害物は銃撃から身を隠すだけではなく、武器を固定(マウント)して反動を抑えるなど有利に戦える要素のひとつでもあります。

――今作はキャラクターのアニメーションが滑らかになったぶん、過去シリーズよりも動作がゆっくりに感じる人もいるようです。このあたりはやはり意図してのことでしょうか?

Verano:マルチプレイヤーとキャンペーンモードを通して、キャラクターの動作はリアルさを感じられるよう、あえてゆっくりめにしてあります。キャラクターの動き自体も、戦場をリアルに表現するためモーションキャプチャーを使って再現してあります。

――最後にベータテストを楽しだ日本のファンにひとことメッセージをお願いします。

Verano:まず、Infinity Wardの一員として皆さんにあいさつさせてください。今作は、Infinity Wardが一丸となり、たいへんな情熱をもって開発に挑んでいるところです。そんな本作のベータテストに参加していることに感謝しています。そして、10月25日の発売日に会えることを楽しみにしています。

――今回はありがとうございました。

※価格は消費税率8%で計算されたものです。10月1日以降は消費税率10%で計算された価格に変更されます。
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コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: FPS
  • 発売日: 2019年10月25日
  • 希望小売価格: 7,900円+税

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア オペレーター改

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: FPS
  • 配信日: 2019年10月25日
  • 価格: 12,852円(税込)

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア オペレーター版

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: FPS
  • 配信日: 2019年10月25日
  • 価格: 10,584円(税込)

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア デジタルスタンダード版

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: FPS
  • 配信日: 2019年10月25日
  • 価格: 8,532円(税込)

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア オペレーター改アップグレード

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: FPS
  • 配信日: 2019年10月25日
  • 価格: 4,320円(税込)

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