竜と少女の愛と復讐の物語が開幕！【電撃文庫】

　電撃小説大賞《銀賞》受賞作『竜殺しのブリュンヒルド』（著者：東崎惟子、イラスト：あおあそ）が、電撃文庫（KADOKAWA）から6月10日に発売されます。

　本作は、楽園を守る高潔な竜に育てられた、竜殺しの英雄の娘“ブリュンヒルド”が、竜への愛と復讐で葛藤する本格ファンタジーです。

愛が、二人を引き裂いた。

　竜殺しの英雄、シギベルト率いるノーヴェルラント帝国軍。伝説の島「エデン」の攻略に挑む彼らは、島を護る竜の返り討ちに遭い、幾度も殲滅された。

　エデンの海岸に取り残され、偶然か必然か――生きのびたシギベルトの娘ブリュンヒルド。竜は幼い彼女を救い、娘のように育てた。一人と一匹は、愛し、愛された。

　しかし十三年後、シギベルトの放つ大砲は遂に竜の命を奪い、英雄の娘ブリュンヒルドをも帝国に「奪還」した。

『神の国で再会したければ、他人を憎んではならないよ。』

　復讐に燃えるブリュンヒルドの胸に去来するのは、正しさと赦しを望んだ竜の教え。従うべくは、愛した人の言葉か、滾り続ける愛そのものか――。

　第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、ここに開幕！