『エターナルツリー』装備を集めるパーティ育成にハマる。ガチャ不要でどこまで強くなる!?【電撃bilibili】

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 bilibiliの新作iOS/Android用アプリ『エターナルツリー』

 先日行われた第2回クローズドベータテストを元に、本記事ではシステム面の感想をお届けします。


主人公の万能さが生む自分で編成を作っている感覚

 戦闘システムは、味方全員が行動すると敵が行動するターン制。

 各キャラクターには、一度使うと再使用までに一定ターン必要な“共鳴術”と戦闘中にたまる調律ゲージを消費して放つ“調律爆破”という固有アクションが用意されています。


 さらに、主に戦うことになるボスも一定ターンおきに特殊なアクションを使用するうえに、何ターン後に特殊なアクションを使用するかは常時確認可能。

 基本的に戦闘の流れは先の先まで見えており、“大ダメージの攻撃を繰り出されるから、被ダメージをカットする共鳴術を合わせる”、“次のターンに強化効果を使用するから共鳴術で解除する”といった相手の行動を考えての戦闘が楽しめます。

 戦闘に参加できるのは、主人公と4人のキャラクター。キャラクターはそれぞれ攻撃、防御、治療、特殊のいずれかのタイプに分類されています。

 攻撃タイプは敵に大ダメージを与えやすく、特殊はデバフなどでバトルを支援するといった具合で、タイプを意識したキャラクターの選定が重要です。


 と言っても本作では、一部を除いてキャラクターはガチャで入手するもの。キャラクターが6つの属性に分かれていることもあって、CBTでは“土属性の回復キャラクターが手に入らない”など、キャラクターの力だけでは戦いにくいということがままありました。

 そういった、ガチャでキャラクターを手に入れるゲーム定番の悩みをある程度解決してくれるのが主人公の存在。

 主人公にはジョブの概念があり、好きなタイプのキャラクターになることが可能。ゲームを進めていくと、同じ攻撃タイプでもより効率よく敵にダメージを与えられる強力なジョブも解禁されます。


 さらに、個々のキャラクターは決まった2種類の共鳴術のみ使用できるのに対して、主人公は3種類の共鳴術を使用でき、使用する共鳴術の変更も可能と明らかに優遇されています。

 攻撃タイプのジョブで回復もこなす、回復タイプのジョブで敵の弱体もこなす。

 さらに、一度敵と戦ってみて勝てないようなら主人公のジョブや共鳴術を変更すると、主人公だけで戦闘のバリエーションをかなり増やせます。

 正直、下手にパーティを組むよりも、主人公5人の方が強いのでは? と思うくらい。

 ガチャの結果に関係なく誰でも手に入れられる主人公が、群を抜いて万能なキャラクターになっていることで戦闘で行き詰まることが少なく、また自分で考えてパーティを編成しているという感覚が得られるようになっています。

ガチャなしでもバリエーション豊かな育成ができる

 そんなバトルで活躍するキャラクターには、経験値によるレベルアップや素材を消費してのレベル上限解放などいくつかの育成要素が用意されています。

 育成要素には、入手数が限られた素材を使用する時間のかかるものもありますが、キャラクターのレベル上げはそこまで時間がかかるものではない印象。

 こういったキャラクターの育成以上にパーティの強さに影響するのが、“回響”と“虚数機構”の組み合わせによる編成の強化です。

 回響とは、パーティに対して最大10個セットできるアイテム。HPや攻撃力が加算されるほか“水属性キャラの攻撃力が+10%”などのスキルが付与されています。

 これをパーティにセットすると、パーティ全体のステータスがアップ。ほとんどの回響には“水属性キャラの~”と属性別にキャラクターを強化するスキルが付随しているので、本作ではよほどの例外がない限り属性別にパーティを組むことになりますね。

 さらに、回響とは別途に編成にセットする虚数機構には上記のスキルの効果をさらに向上させるものが存在。回響と虚数機構によって強化したステータスは、元のステータスの数倍に!

 あまりキャラクターに恵まれなくても、回響と虚数機構の力で十分に難しいクエストを攻略していけます。

 また、回響には攻撃力を高めるものや、HPを増やすもの、連続攻撃確率を増やすものなどさまざまな種類があるため、パーティをカスタマイズするという魅力もあり。

 強敵相手に耐えられるようにHPを増やすのか、それとも攻撃力を上げた結果パーティがピンチになる前に倒せるのか。

 主人公のジョブと合わせて、ガチャに頼る事なくいろいろなアプローチを考えられるのが楽しかったですね。

 この回響と虚数機構は、大きく分けて2種類の入手方法が存在。

 上記の水属性の場合、“紺碧の〇〇”というスキルが付いた回響はクエストで入手可能。“紺碧”を強化する虚数機構もまたクエストで手に入る素材で入手したり強化したりすることができます。

 一方で“氷結の〇〇”を持つ回響は、邂逅(ガチャ)もしくは一部のイベント報酬で入手可能。“氷結”を強化する虚数機構も邂逅で入手できます。

 つまり、パーティの強化には“紺碧”を持つ回響や虚数機構をクエストで集めるか、“氷結”を持つ回響や虚数機構を邂逅で集めるかの2種類のアプローチが可能。

 CBTでは全体的に“氷結”の方がバリエーション豊かなスキルがセットされている印象でしたが、入手のしやすさはクエストで手に入る“紺碧”の方が圧倒的に上。

 “紺碧”に相当する各属性の虚数機構の入手が、チュートリアル的なミッションの目標として設定されており、同種の回響や虚数機構を入手できるクエストがメニュー画面で個別に分かれていたため、回響と虚数機構を入手して編成を強化していくという楽しさは間違いなく本作のメインコンテンツのひとつですね。

 本作はドロップ品でパーティを育成していくという楽しさに注力されたタイトル。回響の育成に伴うパーティの強化を実感しやすいので、次はあの回響を一段階強化、今度は新しい回響をと、小さな目標をひとつずつこなしていくなか確実に強くなっていくのが気持ちよかったですね。

 目標がありながらも、その途中途中でも育成の成果を実感できる。そして、育成を進めると次の育成が行いやすくなる。見方によっては堂々巡りではありますが、そういったじっくりとした育成を楽しみたい人に『エターナルツリー』はオススメのタイトルです。

 また詳細は省きますが“パーティを強化する装備が10個”、“装備のスキルで倍率がかかってパーティが強化”という要素がピンポイントで刺さる人もいる気がしますね。
 



※記事内の情報はCBT時のもので正式リリース時と異なる場合があります。
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