力こそパワー⁉ 近接バトロワ『デスバース』のオープンβテストにおける最強武器を格闘ゲーマーが探る

栗田親方
公開日時
最終更新

 ガンホーとスーパートリック・ゲームズによるPS5/PS4向け多人数参加型サバイバルアクションゲーム『DEATHVERSE: LET IT DIE(デスバース:レット イット ダイ)』のオープンベータテスト“Limited Time Open Beta: Destroy the server!”の2回目が、6月5日(日)の17時から開催されました。

 今回は、第1回のオープンβテストからフルタイムでプレイしている筆者・栗田親方が、より“勝ち”にこだわったプレイで見えてきた「全5武器種の評価」を中心にレビューしていきます。

 製品版のリリースがいつになるかはまだ不明ですが、ぜひ来るべき闘いに向けて参考にしていただければ幸いです!

  • ▲2回にわたって開催されたOBTも終了。製品版が待ち遠しいですね~。

●ゲームの概要や第1回OBTのレビューについては、下記の「攻略まとめwiki」を参考に!

【参考】第2回オープンβテスト6時間プレイ動画

2回のOBTで見えてきた『デスバース』の総評

 6時間限定のOBTを2回ともフルタイムでプレイしたわけですが、今の気持ちは前回と同じく「もっとプレイしたい!!」という超前向きなものでした。

 少なくとも私は本作をめちゃめちゃ楽しめましたし、やればやるほど「もっとこのゲームを理解したい(そしてもっと勝ちたい)」という探求心が沸き上がる魅力的なゲームだと感じましたね。

  • ▲勝利を決めたときのフィニッシュ演出が気持ちいいんですよね~!

  • ▲その後の勝者を讃える演出を見て、さらに気持ちよく!!

 ゲームの概要としてはシンプルなんですが、5種類の武器種ごとに設定されている「通常攻撃、特殊攻撃、ダッシュ攻撃」と、個々の武器に備わった「デスブロウ、メインスキル」との組み合わせで、予想以上に幅広い戦略性が生み出されていたのがポイントだと思います。

  • ▲本作の必殺技といえるデスブロウはド派手な演出あり!

 ハンターの乱入やUMA、キノコという独特の要素は、そこまで大きく勝敗には絡みませんが、ほどよいアクセントとして良い味付けになっていた気がします。

  • ▲チュパカブラやスカイフィッシュといったUMAも出現。

 語り尽くせぬ体験談は前述の参考動画を見ていただくとして、今回は本作の大きな魅力といえる武器種ごとの特徴をまとめることで、OBTレビュー(というか攻略)の〆としていきたいと思います。

全5種類の武器種をフィーリング込みで評価!

 OBTで選択できた武器種は、下記にもある通り「マチェーテ、刀、ハンマー、アームズ、丸鋸」の5種類。これらについて、第1回OBTのレビューよりも、さらに踏み込んだ評価をさせていただきます。

 なお、評価は完全に主観ですし(詳細データをとったわけではなく)、ぶっちゃけ武器種よりも個々の武器に備わった「デスブロウ」と「メインスキル」の強さのほうがウェイトが高くなりそうな予感もありますので、あくまで参考程度としてください。

  • ▲OBTでは最大で武器種5×各2=10種類の武器が使えました。

 また、公式HPで行っているアンケートでは、ほかにも使ってみたい武器を答える項目があったので、リリース後はこの5種類以外の武器も実装してくれそうな気配がありますね。

 ちなみに私は、「鎌」「火炎放射器」「ドリル」にチェックを入れて回答しました。ロマンに満ち溢れたグッドチョイスなのではないかと!(謎の自画自賛)

  • ▲武器種に関するアンケート。公式HPから回答できます。

【マチェーテ】素早い通常攻撃がカギを握る

 この武器の最大の長所は「通常攻撃の発生スピードが早い」という点かと思われます。

 まだ明確な強みとして確立できてはいませんが、タイマンで殴り合っているときに、「マチェーテだからこそ打ち勝てる」という状況がありそうな気がするんですよね。

 初期装備のオーソドックスな武器だけに、よくいえば“万能”、悪くいえば“器用貧乏”といえる武器なんですが、プレイヤー全体のスキルが高まってくればくるほど、この攻撃スピードが活きてくる局面がありそうな気がしますね(なかったらスイマセンw)。

●マチェーテの評価
【すぐ勝てる度】★★★
【今後の期待値】★★★★

  • ▲1つ目の“メタルマチェーテ”のデスブロウは、突進系の2段技。1段目をジャンプでよけられても……。

  • ▲2段目は方向修正できるので、振り向きざまに敵を捉えることも可能です。

【刀】使いやすい通常攻撃で先手必勝!

 リーチが長く使いやすい通常攻撃が最大の強みで、タイマン時に先手をとりやすいほか、攻撃範囲の広いデスブロウが乱戦で活きることも多いですね。

 特殊攻撃がほかの武器と違って「カウンター攻撃(タイミングよく相手の攻撃を受けると反撃できる)」なので、“読み合い”が強ければタイマン時に猛威を振るいますが、シールドを一撃で割れるのがダッシュ攻撃のみになってしまうので、「シールドに弱い」という欠点と表裏一体といえます。

 1つ目の刀“鉄鋼刀”であれば、メインスキル“朧の型”の「あらゆる攻撃でシールドを破壊できる」という効果でフォローできますが、2つ目の刀“斬渦刀”を使ったときは苦労するかもしれません。

●刀の評価
【すぐ勝てる度】★★★★
【今後の期待値】★★★

  • ▲2つ目の刀“斬渦刀”のデスブロウ。前方に4段斬りを放つ攻撃的な技。

【ハンマー】一撃必殺のパワーは圧倒的!

 個人的イチオシ武器がこちら。まさに一撃必殺といえる強力な技が多く、勢いに乗ったときの破壊力はピカイチです。

 単発ながら約3倍のパワーを持つ通常攻撃は、対人戦だけでなく、フィールド上のUMAを倒したり、コンテナを破壊するときにも役立ちますね。

 弱点は通常攻撃の攻撃範囲の狭さと攻撃スピードの遅さですが、2つ目のハンマー“地鳴りの破壊槌”のメインスキル“アリジゴク”(周囲の敵を引き寄せて追撃可能な状態にする)である程度カバーできそうです。

 また、乱戦に巻き込まれると弱いのですが、乱戦している複数のプレイヤーを“漁夫”ってデスブロウを打ち込む際は、そのパワーが活きること間違いなしッス!(チョー気持ちいい!!)

●ハンマーの評価
【すぐ勝てる度】★★★★★
【今後の期待値】★★★

  • ▲2つ目のハンマー“地鳴りの破壊槌”のメインスキルは、これぐらいの距離から判定が届く。

  • ▲シールドの有無にかかわらず、ヒット時は敵を引き寄せて大チャンスに!

【アームズ】シールドに強い通常攻撃が優秀かも?

 通常攻撃の3段が連続ヒットしないという欠点があるため、個人的には評価を下げていましたが、攻撃判定が広いうえにシールド破壊力が高いという長所を再評価し、むしろ最強武器候補のような気がしてきました(わりとブレ気味)。

 本作では、シールドが破壊されるとしばらく武器が使えないため(攻撃は素手のみ)、大ピンチどころか、そのまま逃げ切れずに倒されることが多いという危険性があります。

 ですので、タイマンの殴り合いにおいては、通常攻撃でシールドを破壊しやすいという長所が、短所を補って余りある大きなアドバンテージとなっている気がしております。

 ハンマーも同様にシールド破壊力は高いのですが、こちらは単発攻撃のため、1回ガードしたあとに簡単に反撃されてしまうという欠点があります。

 まだまだ先のことは分かりませんが、地形を活かした闘いもできるようになってくると、高所からの攻撃が強いというメリットも効いてきそうなので、かなりの注目武器という気がしますね。

●アームズの評価
【すぐ勝てる度】★★★★
【今後の期待値】★★★★

  • ▲2つ目のアームズ“メテオクラッシャー”のデスブロウは、突進して攻撃しつつ、最後に飛び上がってジャンプ攻撃を仕掛けられるという破格の効果。

【丸鋸】リーチの長い特殊攻撃で活路を開く

 前回のOBTではあまり強みがわからなかった丸鋸ですが、2点ほどこの武器だけの特長が見えてきました。

 1つ目は、特殊攻撃ボタンを長押しすることで、いつまででも走りながら攻撃を出し続けられること。それほどスピードはないのですが、攻撃を空振ったと勘違いした相手が反撃しようとしても、正面からの攻撃にはだいたい打ち勝つことができます。

 横に回り込まれると弱いのですが、もちろんシールドは一撃で破壊できるので、対応の甘い相手には非常に有効な攻撃手段となっています。

 2つ目は、通常攻撃の2~3段目の攻撃をやや遅らせて出すことで、ヒット数を増やせる点。2ヒットしたあとに次のボタンを押すことで、「2→2→2」の6段攻撃を繰り出せるわけです。

 1つ目よりも効果のほどは未知数ですが、相手の反撃のタイミングを狂わせたりはできるので、上級者同士の読み合いで有効になってくるかもしれません(想像に過ぎませんが)。
 

●丸鋸の評価
【すぐ勝てる度】★★
【今後の期待値】★★★★★

  • ▲丸鋸の特殊攻撃で走り回る戦術には可能性を感じました。

『デスバース』製品版への期待!

 というわけで全2回、12時間にわたって繰り広げたOBTについて、2回のレビュー記事にまとめました。

 現段階でも十分に楽しめたのですが、今回のプレイヤーのリアクションを受けてさらにブラッシュアップされるなら、めちゃくちゃ面白くなっちゃうのではないでしょうか!(期待値うなぎのぼり!!)

  • ▲バトル開始時にこの部屋から始まると、スキャン使用不可というギミックもありました。今後は試合のルール的なものも増えていくのかも?

 各武器種の特長を活かしてライバルたちに勝利する楽しさ、武器ごとのデスブロウやメインスキルを組み合わせて闘う楽しさは、試行錯誤しながらスルメのように味わっていける感覚を得ております。

  • ▲勝利を重ねてランクアップする喜びもあります!

 あえて気になった点を述べるなら、乱戦になったときに敵を見失いまくるところですかね。

 特に、1つ目の丸鋸のデスブロウ(サーフィンアタック)のような突進系の技を使われると、敵がどこに行ったのか分からず、攻撃後の隙を突けない悲しさがありました……(やり込んで腕を磨くべきポイントでもあるんでしょうけども)。

 なんなら自分が使ったときも、敵を狙いにくくてあたふたしてしまいますからね。そのあたりの調整は難しそうですが、より快適に遊べるようになればうれしいです!

 では製品版が出たらまたお会いしましょう。

 「デース! ジャンボリー!」

  • ▲クセの強いオープニング演出も魅力でした。

  • ▲それでは、また次回お楽しみに~!

『DEATHVERSE: LET IT DIE』基本情報

タイトル: DEATHVERSE: LET IT DIE
ジャンル: 多人数参加型アクションゲーム
対応機種: PlayStation5 / PlayStation4
開発元: スーパートリック・ゲームズ株式会社
販売元: ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社

※ 上記「基本情報」は国内サービスの情報です。
※ ゲーム内画像は開発中のものです。予告なく変更する場合がございます。
※ 記載されている内容は、発表日現在のものです。 その後予告なしに変更されることがあります。
© SUPERTRICK GAMES, Inc.
© GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら