デジタルTCG『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ』が正式ローンチ

電撃オンライン
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 トレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering(マジック:ザ・ギャザリング)(マジック)』を製造・販売するウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、本日9月27日よりデジタルトレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ(MTG アリーナ)』を正式ローンチしました。

 『MTG アリーナ』は、より手軽かつ本格的に『マジック』を遊べる基本プレイ無料のWindows PC用ゲーム。直感的な操作や迫力あふれる演出、世界中のプレイヤーと即座につながるマッチングシステムなど、紙の『マジック』とは一味違うプレイ体験が提供されます。

 なお、3月には『MTG アリーナ』を使用した招待制イベント“ミッシクインビテーショナル”も開催され、eスポーツとしてデビューし、総視聴者数81,000,000人、最大同時視聴者157,000人を記録。

 5月からは、世界各国から選ばれたプロプレイヤー(年間75,000ドルのプロ契約)による“マジック・プロリーグ”もスタート。プロリーグと並行して、『MTG アリーナ』による世界大会“ミシックチャンピオンシップ”も開催され、eスポーツタイトルとしての大きな躍進を果たしています。


 現在は、Windows PCのみの動作ですが、今冬以降にはEpic Gamesストアでの配信、そしてmacOS版が順次配信予定です。

 『MTG アリーナ』正式ローンチ後の本日9月27日~29日の各日15:00~19:00には、プロゲーミングチーム“DeToNator”所属でTwitch配信者として有名なStylishNoobさん、YamatoNさんによる『MTG アリーナ』の配信が行われます。

最新セット“エルドレインの王権”が『MTG アリーナ』に先行実装

 卓上製品としては10月4日に発売される最新セット“エルドレインの王権”が、9月27日の正式ローンチと同時に『MTG アリーナ』に先行実装されています。

 本製品は“アーサー王伝説”や“グリム童話”、といったなじみ深いおとぎの国の物語をモチーフとした、今までにないテーマのセットで、ゲーム内には日本語音声ガイド付きのチュートリアルも用意されています。


総視聴者数81,000,000人、最大同時視聴者157,000人を記録した“ミシックインビテーショナル”

 eスポーツタイトルとしてデビューした“ミシックインビテーショナル”は、『MTG アリーナ』初の大規模な賞金制大会として、3月28日~31日にアメリカのボストンで開催されました。

 2月の『MTG アリーナ』内ランキングで上位に入ったプレイヤーなど、合計64名の招待選手が総額1,000,000ドルの賞金と名誉を競いました。

 “マジック・プロリーグ”に所属するプロであるアンドレア・メングッチ選手(イタリア)が優勝し、賞金250,000ドル(約28,000,000円)を獲得し、本イベントはTwitchを通して世界に向けて発信されました。

 4日間のTwitchにおける『マジック』カテゴリー視聴者数は合計81,000,000人、公式チャンネルにおける同時視聴者数は最大157,000人となり、文字通り『マジック』史上最大のイベントとして歴史に刻まれました。

 その後も2019年を通して、『MTG アリーナ』で賞金総額750,000ドルの世界大会“ミシックチャンピオンシップ”が開催され、eスポーツとして注目を浴び、配信で全世界の視聴者を楽しませました。

 なお、ミシックチャンピオンシップは10月と12月にも開催予定です。

『MTG アリーナ』によるマジック・プロリーグが5月11日に開幕

 世界中から集められたトッププレイヤー32名からなる“マジック・プロリーグ(MPL)”が設立。年間75,000ドル(約8,000,000円)のプロ契約のもと、選手たちは『MTG アリーナ』でのリーグ戦を行っています。

 そして現在、MPLには計3名の日本人選手が所属しています。

  • ▲左から行弘賢さん、八十岡翔太さん、佐藤レイさん

 リーグ期間は3つに分かれ(第1期:5月11日~6月8日、第2期:8月3日~9月7日、第3期:10月5日~11月2日予定)、選手たちは期間中毎週プレイしています。公式チャンネルでは試合の様子やハイライトが配信されています。

 現在の“マジック・プロリーグ”では、32名の選手たちが4つのグループに分かれて熱戦を繰り広げ、各グループ成績最上位者には賞金制世界大会“ミシックチャンピオンシップ”(賞金総額750,000ドル)のシード権が付与されています。


2020-21年シーズンは、総額10,000,000ドルを超える賞金とプレイヤーサポートを提供

テーブルトップ(実物のカードを使った卓上プレイ)について

 各種予選イベントの突破などにより世界規模の大会“プレイヤーズツアー”への参加が可能になります。

 “プレイヤーズツアー”の成績上位者は、約120名で賞金総額250,000ドル(約27,000,000円)を争う“プレイヤーズツアーファイナル”へ招待されます。

“プレイヤーズツアー”概要
プレイヤーズツアー(アメリカ)
規模:約500名
賞金総額:250,000ドル(約27,000,000円)
プレイヤーズツアー(ヨーロッパ)
規模:約400名
賞金総額:200,000ドル(約21,000,000円)
プレイヤーズツアー(アジア)
規模:約250名
賞金総額:150,000ドル(約16,000,000円)

PCゲーム『MTG アリーナ』での競技について

 賞金総額750,000ドル(約80,000,000円)のイベント“ミシックインビテーショナル”が年3回開催され、プロリーグ所属選手の他、予選イベントの突破者らが招待されます。

 予選は各シーズン終了時のゲーム内ランキングで1,200位以内に入ることで参加可能で、これから始めるプレイヤーにも十分に参加のチャンスがあります。

 実際に6月には、2月の日本語版配信からはじめた日本人プレイヤーが予選を勝ち抜き、世界大会に挑戦しました。

競技マジックの頂点“世界選手権”の開催

 プレイヤーズツアーファイナル、そしてミシックインビテーショナルそれぞれのイベントで優勝することにより、競技マジックの頂点である“世界選手権”へと招待されます。

DeToNatorのStylishNoobさん&YamatoNさんが『MTG アリーナ』に挑戦

 『MTG アリーナ』正式ローンチ後9月27日~29日の期間、プロゲーミングチーム“DeToNator”所属でTwitch配信者として有名なStylishNoobさんとYamatoNさんによる『MTG アリーナ』の配信が行われます。

 『マジック』を始めたばかりの2人が、オリジナルデッキでの勝利を目指します。

配信概要
スケジュール……9月27日~29日各日15:00~19:00
配信チャンネル
StylishNoobさん
YamatoNさん

プロシーンに育成リーグ“ライバルズ・リーグ”が新設

 2020年シーズンからはMPL所属への登竜門となる新リーグ“ライバルズ・リーグ(ライバルズ)”の発足が発表されました。

 MPL選手は現在の32名から24名まで絞られるとともに、ライバルズには合計46名が参加予定です。ライバルズ所属選手にはそれぞれのイベント賞金の他、参加褒賞として最大20,000ドル(約2,100,000円)が与えられる予定です。

 ライバルズの発足に伴い、MPL昇格戦そしてライバルズ降格戦でもある“MPLガントレット”が行われます。各シーズンの終わりに行われる本イベントで上位4名に入ることにより、プロ活動の頂点とも言えるMPLに所属が可能。2020年以降のシーズンではより緊張感のある戦いが繰り広げられます。

※文中におけるドル/円レートは8月20日のもの。
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