これが戦争なのです。『ガンダムW』15話は夫を失った妻の手紙が泣ける…

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 ガンダムチャンネルにて、『新機動戦記ガンダムW』の第15話“決戦の場所南極へ”が配信中です。

 『新機動戦記ガンダムW』は、1995年4月7日から1996年3月29日までにテレビ朝日系列で放送された作品。『ガンダム』シリーズとしては、初の試みとなるキャラクターデザインを重視した作品で、美少年・美少女キャラクターが登場します。

 ストーリーもシリアス路線で、キャラクターのセリフも深みのある思想的なものが多く取り入れられているのが特徴です。重厚な世界観とストーリー、美麗なキャラクターで、少年向けだった『ガンダム』シリーズのファン層を広げました。

 15話では、ゼクスがウイングガンダムを修復を進め、ヒイロとの再戦を待ちわびています。一方で、ヒイロはトロワのガンダムヘビーアームズを借りて戦いに臨もうとします。ある意味すれ違いのようですが、このありかたは2人の性格を映し出しているように思えます。

 そして中盤のノベンタ元帥の妻からの手紙……。ヒイロたちが夫を手にかけてしまったことを「これが戦争なのです」として、前を向くようにうながす内容に胸をうたれます。正直、初めて見た時にはヒイロとゼクスの戦いにばかり目が行ってしまいましたが、時間をおいてから見直すと、当時はあまり気にしていなかった部分に魅力があることに気づきます。こうした部分も、ガンダムシリーズのおもしろい部分とも言えますね。

あらすじ

 ノベンタ元帥贖罪の旅を終えたヒイロとトロワ。しかし、裁きを受けることはなかった。ふたりの足取りを追ってOZが行動を開始する。

 窮地に陥れられたふたりを助けたのは、ゼクスの命を受け駆けつけたノインだった。ノインの話によれば、ゼクスが南極でウイングガンダムを修理しヒイロとの戦いを待ち望んでいるという。

 それを承諾したヒイロとトロワは、ノインとともに北極へ向かう。しかし、その情報は、OZの知るところとなり、北極へ向かうノインの輸送船は、ロームフェラ財団の調査団に襲撃される。

 トロワはガンダムの存在を隠すため敵のMSを全滅させることを決断。情報を他に漏らさないための完全なる行為にノインはただ言葉を失うのだった。

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