【ウマ娘】コパノリッキーで増えるか? 地方競馬のお話【1.8倍楽しくなるお話 27】
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- 柿ヶ瀬
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ダービーも終わってしまいました。そして今年も2歳の新馬戦が始まり、また来年のダービーに向かって若駒が走り出します。6月は競馬にとってそんな始まりの季節でもあります。柿ヶ瀬です。
さて今回はダービーや宝塚記念といった華々しい最高峰のレースとはちょっと違った、地方競馬についてお話していきたいと思います。
皆様は覚えていらっしゃいますでしょうか。春のGⅠキャンペーンでかしわ記念が入っていたことを。5月5日に、公式ツイッターがこの画像ツイートをしたことを。
#ウマ娘 #ゲームウマ娘
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) May 5, 2022
・「かしわ記念」記念プレゼント
マニー×50000 pic.twitter.com/otbfNQ824C
その前日にコパノリッキーが発表されたのも含めて、記憶に新しいのではないかと思います。
ご存知の通り、現在ゲーム『ウマ娘』において、かしわ記念というレースは存在しません。
日本においてサラブレッドが走る競馬というのはざっくり2種類、中央競馬と地方競馬に分かれています。その違いは色々ありますが、いわゆる日本中央競馬会(JRA)が主催するのが中央競馬、各地方自治体が主催するのが地方競馬というのが一番大きな違い。『ウマ娘』の舞台は概ね中央競馬であるというのは皆様もご存知かと思います。
しかし地方競馬のレース、そして競馬場もわずかですが存在しています。それが大井競馬場と、そこで行われる中央の馬も出走することができるGⅠレース(※正確には東京大賞典以外はJpnIという格付けのレースですが、『ウマ娘』では区別されていませんので今回のコラムではJpnIはすべてGⅠと表記させていただきます)であるジャパンダートダービー、帝王賞、JBCクラシック、レディスクラシック、スプリント。そして東京大賞典。
JBCの3レースに関しては、本来であれば中央競馬も含めた持ち回りで開催されますが、『ウマ娘』では大井競馬場で固定開催となっています。
話は戻ってかしわ記念ですが、これもいわゆる中央の馬も出走できる指定交流のGⅠレースです。このレースは地方競馬は南関東、船橋競馬場のダート1600mにて行われており、前述のコパノリッキーが3勝しています。コパノリッキーはこれ以外にも中央・地方合わせてGⅠレースを11勝しており、これは日本調教馬としては未だ破られぬ最多記録です。
このレースの開催記念イラストやGⅠキャンペーンが行われたということは、近い将来に大井競馬場以外の地方競馬場で行われる交流重賞がウマ娘に実装されるのではないか? と多くの競馬好きが思ったことでしょう。
そこで今回は地方競馬をほんのわずかですが紹介しようと思います。GⅡやGⅢの地方交流重賞ももちろんあるのですが、長くなりますのでGⅠレースのみの紹介とさせていただきます。
全日本2歳優駿
南関東・川崎競馬場ダート1600m、12月中頃に行われる2歳馬の交流GⅠです。『ウマ娘』においてはジュニア級ですので仮に実装されることがあれば全日本ジュニア優駿となるでしょうか。
『ウマ娘』でダートウマ娘を育てたことがあればお気付きの通り、ジュニア級にはダートの重賞がありません。『ウマ娘』でもそうですが、現実の競馬でもダートメインの馬はこの頃出るレースがないのでこのレースを始めとした地方交流重賞を狙う馬が多いです。『ウマ娘』ではアグネスデジタルが勝っています(当時はGⅡ)。
川崎記念
その名の通り川崎競馬場で行われる、ダート2100mのレースです。現在のダートGⅠでは(JBCが開催競馬場によって変わりますが)もっとも長い距離のレースとなっています。『ウマ娘』ではスマートファルコンが勝っていますね。
個人的には川崎記念を3連覇した名馬、そしてコパノリッキーの中央地方GⅠ合わせて11勝に続く10勝を上げているホッコータルマエがウマ娘になるのを望んでいますが、同じように考えていらっしゃる競馬ファンもいるのではないでしょうか。かしわ記念を3勝しているコパノリッキーの流れで、どうでしょう。
マイルチャンピオンシップ南部杯
マイルチャンピオンシップは中央の芝GⅠにもありますので、単に南部杯と呼ばれることが多いです。こちらは岩手県は盛岡競馬場で行われるダート1600mのレースです。また盛岡競馬場は現在の地方競馬で唯一の芝コースがあることでも知られています。
『ウマ娘』ではコパノリッキー(2連覇)とアグネスデジタルが勝っており、特にアグネスデジタルは中央のマイルチャンピオンシップと地方のマイルチャンピオンシップ、どちらも勝利するという唯一無二の記録を持っています。ホントすごいんですよ、アグネスデジタルって。『ウマ娘』で見るとそういうイメージになりづらいかもしれませんが……。
GⅠレースは大井競馬場以外では船橋競馬場、川崎競馬場、盛岡競馬場の3つで開催されますが、それ以外にも各地にあり、ばんえい競馬の帯広競馬場も合わせると全部で15の地方競馬場があります。
帯広競馬場(ばんえい競馬は普通の競馬と違って迫力満点!)
門別競馬場
盛岡競馬場
水沢競馬場
浦和競馬場
船橋競馬場
大井競馬場
川崎競馬場
金沢競馬場
笠松競馬場
名古屋競馬場(最近、弥富市に移転しました)
園田競馬場
姫路競馬場(一昨年8年ぶりに開催再開しました)
高知競馬場(ご存知ハルウララの出身競馬場!)
佐賀競馬場
ダート重賞が少なくダートウマ娘を育成するのになかなか苦労する中、GⅠを始めとした地方交流重賞が来てくれたら育成も更に楽しめるのではないかと考える方も多いでしょう。いわば地方競馬は『ウマ娘』にとって間違いなく“伸びしろ”。コパノリッキーの登場でそれがさらに現実味を帯びたのではないか、と筆者は思っております。
少し前にオグリキャップの出身競馬場である笠松競馬場で『ウマ娘』コラボレースが開催され賑わったことがありました。アプリだけでなく現実の部分でも、地方競馬と『ウマ娘』は繋がっていける。そうも思えます。もしもお近くに地方競馬場があるのならば、中央競馬とはまた一味違う魅力がある地方競馬に触れてみるのもまた一興ではないでしょうか。
また次回もこういった“楽しみ方”を提示していければと思いますのでお時間ありましたらぜひご一読いただきたければ幸いです!
それではまた!
“まとめページ”でこのコラムをチェック!
連載コラム“ウマ娘が1.8倍楽しくなるお話”のまとめページはこちらです。過去に掲載してきたコラムをここで一気に読むことができます。いろいろな驚きや発見があると思いますので、ぜひチェックしてくださいね!!
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