『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズに登場する用語とアクションを紹介
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インティ・クリエイツから7月28日に発売予定のNintendo Switch用タイトル『蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト 鎖環(ギブス)』の企画記事をお届けします。
『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズは、ハイスピード&ハイテンションなアクション性と、魅力的なキャラクターによる物語を楽しめるライトノベル2Dアクション。
“ライブノベル”と呼ばれる、会話を交わしながら宿敵と戦う演出が盛り込まれたシステムがシリーズの特徴。主人公“ガンヴォルト”を操り、迫りくる敵と熱い会話を交わしつつ繰り広げられるバトルは、本シリーズならではの醍醐味です。
今回は、『蒼き雷霆ガンヴォルト』シリーズに登場する用語やアクションを紹介していきます!
なお、ネタバレは極力避けています。
『ガンヴォルト』シリーズの用語を振り返ろう!
“蒼き雷霆”と書いて「アームドブルー」、“第七波動”と書いて「セブンス」、“鎖環”と書いて「ギブス」など、ガンヴォルトシリーズには独特の用語が多数登場します。プレイしたことがない人には、読むのが難しいかもしません。
また、プレイ経験者であっても前作から6年の月日が経過しており「あれ? 皇神ってなんだっけ……」、「第七波動ってちゃんと把握できないかも……」となっているかもしれません。そこで、今一度『ガンヴォルト』シリーズの用語をおさらいしていきます。
ガンヴォルト(GV)
千本の聖剣に封印された暴龍の化身で、かつて“蒼き雷霆(アームドブルー)”と呼ばれた本シリーズの主人公“ガンヴォルト”。通称“GV”。
普段は冷静で大人びていますが、曲がったことが嫌い。納得のいかないことに対しては我を押し通そうとする若さと芯の強さを持っている性格のため、主人公的なアツさがあります!
電子を意のままに操る第七波動“蒼き雷霆(アームドブルー)”の能力者で、「ダート」と呼ばれる特殊な針を敵に撃ち込み、そこから強力な雷撃を流し込む攻撃が特徴。
最新作『鎖環(ギブス)』では、第七波動を超えた次の段階(ネクストフェーズ)へと突入してしまいます。
第七波動(セブンス)
本シリーズに登場する超能力の総称。人類の中に発現するようになった超能力で、電子制御や発火能力など発現方法は人によって様々。第七波動を持たない人類は無能力者と呼ばれています。
第七波動能力者の割合は、わずかですが若者が多いのが特徴です。能力者に恐怖や嫌悪を抱いた無能力者たちによって、差別や迫害を受けていたことも……。
皇神(スメラギ)
電力会社を中心とし、国内の秩序を保つ傍ら能力者研究を行う巨大複合企業体(コングロマリット)。通信報道機関から宇宙開発、軍事産業までも手掛け、政界に対しても多大なる影響力を有していることから、この国の実質的な支配者とも言われている超巨大企業です。
エネルギー研究の過程でいち早く第七波動に目をつけた企業であり、第七波動に関する技術は世界の中でもっとも進んでいますが、能力者研究には非人道的な行為も行っており、これまで幾度となく反対勢力による襲撃を受けてきた企業でもあります。
ちなみに、第七波動能力者やその因子についての研究は、高度な結界技術で防衛され、外部からの干渉は困難を極める“皇神未来技術研究所”という明らかに怪しい施設で行われており、これらはまとめて“皇神グループ”と呼ばれています。
私設武装組織フェザー
過激化する皇神グループの施策に対抗するため、海外の能力者による人権団体が母体となって結成されたレジスタンスグループ。能力者の自由を掲げ、皇神に対してのゲリラ戦や、皇神に囚われた第七波動能力者の救出などを繰り返しています。
主人公のGVは、元々“フェザー”に所属する第七波動能力者でしたが、とある少女との出会いをきっかけにフェザーを抜けるところから、『ガンヴォルト』シリーズの物語は始まります。
シアン
『ガンヴォルト』シリーズのヒロインで、皇神の実験によりつくられた第七波動能力者の少女。“歌”によって他の能力者の第七波動に共鳴し、その能力を高める精神感応能力“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”という第七波動を持つことが最大の特徴です。
皇神グループにより、実験体として幽閉されていたところをGVによって救出された過去があります。純粋でおとなしい性格ですが、GVに対しては砕けた態度で接するところがカワイらしい、人気の高いキャラクターです。
モルフォ
皇神グループがプロデュースする国民的バーチャルアイドル。シアンの能力である“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”が具現化した存在で、本体であるシアンとは別の自我を持っているのですが、気が強く、自由奔放な性格をしていて、どことなくシアンに似ているキャラクターです。
宝剣(ほうけん)と封鍵(ほうけん)
第七波動を制御するための触媒である宝剣。通常、能力者は第七波動の源である“能力因子”を体内に宿しています。しかし、皇神によって管理されている能力者は、因子の大半を体外へ摘出することで、日常生活において過度な能力が発現しないようセーフティがかけられており、その際に摘出された能力因子を、隔離管理するための“器”が宝剣となります。
そして、宝剣のオリジンであり、“真の宝剣”とされる物が封鍵です。元々は龍脈を制御して国の霊的守護を高めるために造られ、現在は役目を終えて国内の各所に祀られているとのこと。
『鎖環(ギブス)』では、異常な数の宝剣が1カ所に集められているという情報の真相をめぐる物語が展開するため、この宝剣と封鍵が、文字通り物語のカギとなりそうです。
銃(ダートリーダー)
GVは、基本兵装のダートリーダーで攻撃をします。威力は低めですが、敵をロックオンする能力を持つのが特徴で、ショットボタンを押し続けることで連射が可能です。
詳細は後ほど、アクション紹介で説明します!
雷撃鱗(ライゲキリン)
GVが能力で繰り出す得意技が“雷撃鱗”です。雷撃のバリアを周囲に張り巡らせ、雷撃鱗に敵が触れると少しずつダメージを与えることができる攻守一体のワザ。
また、ダートリーダーでロックオンしてから雷撃を放つことで、威力の高い雷撃が敵にホーミングして攻撃できるので、組み合わせでの使用が基本です。
こちらも詳細は後ほど、アクション紹介で説明します!
電磁結界(カゲロウ)
技の発動に必要なEPエネルギー(電気エネルギー)や護符ゲージを使用する回避技。
敵の攻撃を受けると、“電磁結界(カゲロウ)”が発動し、残像とともに敵の攻撃をオートで回避します。シリーズ屈指の最強システムで、アクション初心者向けの救済措置的なシステムでもあります。
クードスとクードスロック
ミッション中に、敵に連続でダメージを与えると貯まっていくコンボポイント的なスコア。いうなれば“カッコいいプレイをすると溜まっていくカッコいいポイント”がクードスになります。
クードスは、リトライマーカーに触れたり、SPスキルを使用すると0になるシステムでしたが、最新作の『鎖環(ギブス)』ではそのシステムが変更に。被弾すると“クードスロック”状態になり、クードスを稼いでロック解除するまで、クードスが増加しないというシステムとなりました。
ロック解除に必要なクードス量は、クードスが増えれば増えるほど増加するようになりましたが、これまでのシリーズと比べてかなりクードスが溜めやすくなっています。
電子の謡精(サイヴァーディーヴァ)
クードスが1000を超えると、BGMがモルフォの歌に変化するのが、本シリーズの魅力を語るにおいて外せないシステム。
一定時間が経過すると元のBGMに戻ってしまいますが、クードスを稼ぎ続けることで、モルフォの歌の再生時間を延長(エクステンド)していくことが可能になりました。そして、歌が途切れないように延長し続けていくと、普段は聴くことができない特別な歌が聴ける可能性があるということが示唆されているので、プレイに余裕があれば積極的に狙っていきたいシステムです。
きりん
皇神と対をなす影の組織“裏八雲(ウラヤクモ)”に所属する戦巫女で、世界でただひとりの、第七波動(セブンス)を封印する“鎖環(ギブス)”の力を持つ能力者が“きりん”。シリーズ初の女性主人公です。
GVとの出会いによって、護符を貼りつけた敵に対して、刹那の踏みこみから斬撃を叩きこむ剣術・雷霆連鎖(ライテンレンサ)を習得。錫杖型の仕込み刀と第七波動を込めた護符を組み合わせた一撃必殺の抜刀術で敵陣を押し通るという、近接型のキャラクターです。
裏八雲(うらやくも)
本作の主人公“きりん”の所属であり、皇神グループと同じ起源を持つのが、超自然組織“裏八雲(うらやくも)”。
第七波動未満の霊的な力に長けており、国を科学力で表から支配する皇神に対し、裏八雲は霊能力で国を裏から守護しています。また、宝剣の鋳造元であり、その運用を監査する役目も担う組織です。
皇神と裏八雲は、過去に起きた“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”をめぐる二度の不祥事によって微妙な関係となっていることが明かされており、この2つの組織の対立や共闘が新作の物語に関わってきそうです。
SONG OF DIVA(ソング・オブ・ディーヴァ)
きりんのHPが0になった時に、鎖環ゲージの残量に関係なく、モルフォの歌の力でGVが覚醒することがあります。覚醒するためには、会話などによって仲間との絆を深めることが重要。また、覚醒中は、ミッションのBGMがモルフォの歌に変化します。
覚醒したGVは、極めて高い能力を有しており、圧倒的な力でゲームを破壊してしまいます。
過去シリーズの“ソング・オブ・ディーヴァ”は、発動するとGVのHPが全回復し、EPの使用無制限、空中ジャンプやダッシュも無制限という強化された状態で復活するシステムだったため、本作でも期待がもてるシステムになると思われます。
デメリットとして、発動したステージのクードスが稼げなくなってしまい、ステージのクリアスコアが最低になってしまう初心者救済システムの1つでした。
『ガンヴォルト』シリーズの基本アクションと新アクションをまとめて紹介!
『ガンヴォルト』シリーズといえば、ハイスピードな本格アクションが魅力。特に銃(ダートリーダー)と雷撃鱗(ライゲキリン)を組み合わせて行う、移動&回避&攻撃という一連のアクションが、本シリーズのスピード感を増幅しています。
ここでは基本アクションから、新作『鎖環(ギブス)』で導入された新アクションと、新たに主人公として参戦する“きりん”のアクションなどを紹介します。
銃(ダートリーダー)と雷撃鱗(ライゲキリン)を使いこなせ!
上述した通りGVの基本アクションは、ダートリーダーで敵をロックオンすることで始まります。ロックオンしてから雷撃を放つと誘導攻撃になり、敵に必中し、ダメージが与えられます。
1体の敵にダートリーダーを複数発撃ち込めば、最大3段階までロックオン可能。ロックオンの段階に応じて、敵を狙う雷撃の本数が増えて攻撃力が上昇し、さらに複数の敵に対して同時にロックオンができるので、画面上の敵を一斉撃破できる爽快感を味わえます。
新作で次の段階(ネクストフェーズ)へと覚醒したGVは、何もしていない間も自動的に雷撃のバリアを周囲に展開するようになったため、さらにプレイしやすくなっていると感じます。
GVの新アクション“ヴォルティックアーツ”
『鎖環(ギブス)』のGVは、新たな攻撃アクション“ヴォルティックアーツ”を使用することができます。ヴォルティックアーツの1つ“ライトニングアサルト”は、瞬間的に敵との距離を詰め、零距離で雷撃を流し込むことで敵を内部から破壊する荒技。どちらかといえば遠距離タイプの攻撃が多かったGVには珍しい、近接型のアクションです。
きりんとGVの切り替えがバトルのコツ!?
『鎖環(ギブス)』では、基本的にはきりんでゲームを進めていきますが、鎖環ゲージ(GVの力の安定度合いを示す数値)が100%以上の時に“雷霆解放”を行うことで、周囲に強力な落雷を発生させて、GVに交代することができます。
また、GVを操作している間は、徐々に鎖環ゲージが消費され、ゲージが0になると、強制的にきりんに戻ってしまいます。
鎖環ゲージは、きりんで戦っていれば少しずつ回復していくので、雷霆解放の使い時を見極めるのが、バトル上達のコツです。
新主人公・きりんの基本アクション
きりんの基本攻撃は、仕込み錫杖を用いた華麗な抜刀術です。接近した目標に対して、高威力のスラッシュ攻撃でダメージを与えます。スラッシュボタンを連打すると、三連続の攻撃が可能となります。
さらに、きりんは上下方向へ撃ち分け可能な護符を使って敵を呪印(マーキング)することができます。呪印された相手は弱体化状態となるため、スラッシュ攻撃で与えるダメージ量が増加します。
もちろん、護符に頼らず、スラッシュ攻撃のみでもバトルは可能です!
護符は護符ゲージ分の連射が可能で、消費しても一定時間が経過するか、リロードアクションを行うと一瞬で回復させることができます。また、護符ゲージを使うと、敵の攻撃からオートで身を護る回避技、電磁結界(カゲロウ)を使用できます。
カゲロウが発動した後は、素早くリロードをして護符ゲージを回復させていけば、ダメージを受けることはありません。
GVの第七波動の能力がきりんに結合!? きりんの応用アクション
・雷霆煉鎖(ライテイレンサ)
きりんの抜刀術と護符に、GVの第七波動“蒼き雷霆”の能力が結合したワープスラッシュ攻撃です。護符でマーキングをした対象に一瞬で近づいて、強烈なスラッシュでダメージを与えます。
・雷霆煉鎖 / 裏八雲 乱舞(ウラヤクモ ミダレマイ)
護符で複数の敵をマーキングした後に雷霆煉鎖を使うとまとめて撃破が可能です。
きりんが縦横無尽にワープスラッシュを繰り返し、敵を切り刻む姿は爽快感たっぷり。また、同時撃破による高いクードスポイントも狙うことができます。
・雷霆煉鎖 / 裏八雲 衝重(ウラヤクモ ツイガサネ)
一体の敵に複数の護符を重ねてマーキングすると、護符の枚数に応じて複数の刃が敵を刹那に刻み超ダメージを与える攻撃。耐久力の高いボス敵などに有効な技です。
超強力!きりんのスペシャルスキル
あらゆる敵を斬り伏せるきりんのスペシャルスキルが、“裏九十二式・雷霆夜叉砕き(ウラキュウジュウニシキ・ライテイヤシャクダキ)”。裏八雲流抜刀術の奥義の1つで、神速の抜刀で周囲の空間ごと斬り刻み、大輪の華を咲かせる大技です。
拡張するきりんのアクション
ゲームの進行に応じて、きりんは新たな技(特殊攻撃)を取得していきます。ここではその一部を紹介!
・特殊攻撃/疾走一閃 ー白波ー(シッソウイッセン シラナミ)
リロード/護符回収の構えから放つ突進攻撃です。前方へと瞬時に踏み込み、すれ違った敵を斬り刻みます。技の特性上、着地した状態でのみ使用可能な技ですが、攻撃力は抜群です。
『鎖環(ギブス)』発売前に再度チェックしてほしい!
今回は、『ガンヴォルト』シリーズに登場する用語と『鎖環(ギブス)』のアクションを紹介させていただきました。
前作『蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪』発売から早6年。筆者も忘れている部分が多く、調べ直したり、過去作をプレイしたりしながら本記事を執筆しましたが、思い出すたびに自分の中で新作への熱が高まっていることを感じました!
本シリーズは、ハイスピード&ハイテンションという本格2Dアクションが魅力ですが、それ以上に“ライブノベル”という物語部分がとても魅力的です。
そのため、『ガンヴォルト』シリーズのキャラクターや設定への造詣が深ければ深いほど、より楽しめるので、新作をプレイする前に再度読んでいただければ幸いです。
そしてアクション部分ですが、『ガンヴォルト』シリーズは新作が出るたびにガラッとシステムが変わっています。基本部分は一緒ですが、新システムや新アクションが追加されることで、より爽快に! よりおもしろく変化してきているのが特徴です。
新主人公“きりん”のアクションに加えて、GVの近接攻撃“ヴォルティックアーツ”をはじめとするアクションが追加されており、プレイヤー自身も次の段階(ネクストフェーズ)へと突入するかもしれません!
ではまた次の記事で。
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