『ストリートファイター6』を格闘ゲーマーが先行プレイレビュー。新システムにシリーズの魅力が凝縮!

栗田親方
公開日時

 2023年発売予定のPS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Steam)用ソフト『ストリートファイター6』の先行プレイレビューをお届けします。

 先日、登場キャラやシステムが発表され、大きな話題の本作。ガチガチの格闘ゲーマーである筆者・栗田親方が、約1時間のプレイで感じとれたシリーズ最新作の注目ポイントを紹介します。

 なお、記事に掲載されている画面は開発中のものです。

【参考動画】対戦風景+全技紹介

 本日アップされたばかりの動画です。記事とあわせて要チェック!

  • ▲取材時は“FIGHTING GROUND>VERSUS>ONE ON ONE”モードのみ試遊可能でした。1つ下には“TEAM”という気になる文字も見えます。
  • ▲動画では全技のコマンドリストも収録されています。本作は方向キーとボタンを組み合わせた“特殊技”がめちゃくちゃ多い印象ですね。

美麗なグラフィックと軽快なサウンドを組み合わせたド派手な演出に“アガる”!

  • ▲対戦中の画面とは思えないほど演出マシマシ。『ストリートファイター4』のときの“墨エフェクト”を初めて見たとき以上のインパクトでした。

 まず驚かされたのは、『ストリートファイターV』の時点で十分に美しかったグラフィックのさらなる進歩。

 特に演出面では、見ているだけで気持ちが高まるシーンが多く、観戦を楽しむプレイヤーへの配慮が強く意識されていると感じました。

 すでにトレイラー映像などでご覧になった方も多いと思いますが、2人のファイターが入場するシーン、ドライブインパクトのペンキ風エフェクト、定番の各種スーパーアーツ演出など、随所に「うおお!」と気分が高揚するポイントが盛り込まれていましたね。

入場シーンの演出


  • ▲キャラクター決定後。2人の立ち姿がシンプルにカッコいい。

  • ▲背後のシャッターが開き、振り向きつつ奥に入っていくシーン。

  • ▲イイ感じのBGMとともに入場する2人と、やたら主張の激しい背後の2人。

  • ▲そして顔のアップ。方向キーで表情を変えられるというお遊び要素あり。

ドライブインパクトの演出


  • ▲ジェイミーがドライブインパクトを発動し、攻撃を受け止めているところ。この時点でかなり派手めですな。
  • ▲ドライブインパクトがヒットし、ジェイミーのイメージカラーと思われる黄色のペンキ風のオビが画面を覆い尽しています。
  • ▲その後は相手が無防備なので攻撃チャンス。このときもリュウの回りにエフェクトが残っています。
  • ▲さらにコンボを仕掛け、相手を右のほうへ押し込むと、後方の地面に流れ落ちたエフェクトが残っているのが見えますね(やはりペンキなのか?)。

 音声については、自動実況モードの実装により、リアルタイムで実況ボイスが入るのも大きな追加点。

 日常の特になんでもない試合でも、有名実況者アールさんが“あの声”で盛り上げてくれるというのは、いつか大舞台で闘うことに憧れる多くのプレイヤーに刺さるのではないでしょうか。

  • ▲実況モードはON/OFFのほか、各種設定を行えます。まだ空席でしたが、解説者も任意にセレクト可能。

 もう1つ演出面では、Metro City Downtownのステージ背景にいる“ダムド”が気になりました。

 『ファイナルファイト』のステージ1のボスキャラなんですが、口笛を吹いて仲間を呼んだり、入場シーンで“ヒューゴー”と一緒に登場したりと、やたら主張が激しいんですよね(笑)。

  • ▲背景の車の上に座っているのがダムド。『ストV』のアビゲイルに続いてプレイアブル化ワンチャン?

 ビジュアル的にもインパクトがあるので、いつか参戦することを期待しているプレイヤーも多いのでは?(ヒューゴーも同様)

歴代のシリーズ作品で培った良質なエキスを凝縮させたドライブシステム

 ここからが本題といえるゲームシステムへのレビューになります。

 まず基本的なバトルシステムは、既存の『ストリートファイター』シリーズと同様と考えて問題ありません。

 プレイフィール的にも現行タイトルの『ストリートファイターV』に近いため、安心してキャラを動かすことができました。

  • ▲空中でガードはできないので、ジャンプで飛び掛かってきた相手を……。
  • ▲対空技で迎撃する感覚も同様。ゲームスピードも『ストV』に近いですね。

 ただし、グラフィックが緻密になり、動きも滑らかになっているのと、ヒット音などが一新されていることもあり、「俺は新作を触っているぞ!」という新鮮味も同時に感じられました。

  • ▲ヒットエフェクトなど、バトル演出がとにかく派手で爽快感あり!
  • ▲ドライブパリィに弱いためか、弾(飛び道具)の隙は少なめかも?

ドライブゲージとスーパーアーツゲージ

 そして本作のキモとなるのが、5種類の用途があるドライブゲージと、いわゆる“超必殺技”を使うためのスーパーアーツゲージ。

 特にドライブゲージには、既存シリーズで大きな魅力を放った各種システムをアレンジしたような効果が多く、これまでに培った2D格闘ゲームの英知が凝縮されているように感じました。

 それぞれ下記で詳しくインプレッションを解説したいと思います。

  • ▲体力ゲージの下にある黄緑のゲージがドライブゲージ。画面の左下&右下にある赤(1P)&青(2P)のゲージがスーパーアーツゲージ。

ドライブゲージの5種類の使い道とその効果

 ドライブゲージとは、ざっくり言うと『ストV』のVゲージの拡大版(Vスキル&Vトリガーはない)というイメージです。

 最大の違いは、ラウンド開始時に満タンからスタートするので、最初からガンガン使えること。

 Vゲージよりも増減が激しいこともあり、このゲージをどう使うかが、勝敗に大きく影響すると思われます。

  • ▲相手の必殺技をガードしたときに、従来のようにHPが減るわけではなく、ドライブゲージが削られる仕組みになったようです。

 このあとは5種類の使い道について解説しますが、当然ながら限られた時間では詳細まで解明できませんでしたので、あくまで参考程度と考えてください。

■ドライブゲージの主な特徴
・最初からゲージが満タン(6本)
・ドライブインパクトのリターンがヤバい!
・ドライブパリィは簡易ブロッキング?
・OD技(従来のEX技)もこちらのゲージを使用(2本消費)
・ドライブラッシュには夢がある!
・ドライブリバーサルはVリバーサルに近い

その1:ドライブインパクト

 「めちゃくちゃ強いのでは!?」というのが今回の印象です。

 いわゆるスーパーアーマー状態で攻撃を繰り出し、ヒットすると相手が崩れてコンボを決められるので、接近戦での殴り合いでは絶対的な強さを持っている気がしますね。

  • ▲春麗がルークの足払いを受け止めながら攻撃!

  • ▲ド派手に崩れてコンボチャンスというシンプルな強さ。

 しかも、ガードされても相手を遠くに吹っ飛ばしてラインを上げられるうえ、画面端でガードさせると“壁やられ”を誘発してコンボを決められるという超性能!

  • ▲画面端にいるルークに対し、春麗がドライブインパクトを放つ。
  • ▲エフェクトが凄すぎてよく見えませんが、ルークが攻撃をガード。
  • ▲ガード時のノックバックで壁に当たると、“壁やられ”でコンボチャンスに!

 前述のとおりヒットエフェクトも気持ち良すぎるので、初心者はドライブインパクトをぶん回すのが『スト6』を楽しむ最短ルートかもしれません(雑な推測)。

 弱点としては、おそらく投げに負けるのと、垂直ジャンプでかわされると隙が大きいだろうというあたりですが、後者は相手が普通にガードしていた場合のリスクが高いので、ちょっと怖いですよね……。

 どちらにしろ、攻撃チャンスで「普通の打撃技を仕掛けにくい」という読み合いになる可能性があるので、良くも悪くも『スト6』のゲーム性のカギを握るシステムのような気がします(推測ばかりですいませんが……)。

その2:ドライブパリィ

 巷では「『ストIII』のブロッキングではないか?」という噂になりましたが、似て非なるものでした。とはいえ近い要素なので、ニュアンスとしては“簡易ブロッキング”が近いでしょうか。

 こちらはボタン長押しでパリィ状態を継続できるため、ゲージはじわじわ減っていきますが、使用タイミングが難しいわけではないですね。

  • ▲春麗はパリィ状態を維持しているところ。ポージングがカッコいい。
  • ▲そこへルークが攻撃すると、パリィに成功してドライブゲージも回復。

 “ジャストパリィ”を狙うにはタイミングよくボタンを押す必要がありますが、早めに押しておけば失敗してもパリィ自体は成立します。

 パリィに成功するとドライブゲージが回復するのが大きな特徴で、時間の経過以外で唯一ゲージを増やす手段かと思われます。

 ですので、遠くから波動拳などの弾が飛んできたら、とりあえずパリィしてゲージ回復するのがセオリーになるでしょう。

その3:オーバードライブ

 いわゆるEX技ですね。『ストV』ではEXゲージ(本作のスーパーアーツゲージ)を消費する形でしたが、本作では異なるゲージを消費します。

 2ゲージ消費するぶん、通常の必殺技よりもかなり強化されていると思われますが(詳しく調べてないため想像のみですが)、気持ちよくなって連発するとすぐにゲージがなくなるので要注意かと!

  • ▲EX技を使ったときは、キャラ全体が金色に光る演出でわかります。
  • ▲正確なデータはありませんが、ダメージアップや無敵時間の追加など、2ゲージぶんの強みが付与されているはずです。

その4:ドライブラッシュ

 本作最大のやり込み要素ではないかと思われるシステムがこちら。

 特に通常技をキャンセルして繰り出すドライブラッシュは、ゲージを3本も消費するだけあり、恐らく強力な効果が見込めるはず。

 具体的な調査はできませんでしたが、さまざまな通常技から強引にコンボをつなげることができると推測されます。

  • ▲リュウが中足払いをヒットさせたあと……。
  • ▲ゲージを3本消費して、ドライブラッシュを発動。
  • ▲のけぞっている相手に接近して攻撃チャンスを拡大!

その5:ドライブリバーサル

 写真がなくてすいませんが、ほぼ『ストV』のVリバーサルと同様の効果と思われます。

 画面端に追い込まれると非常に危険な本作は、相手の攻撃を押し返すメリットが大きいので、堅実に闘う際には必須になるかもしれません。

各キャラ3種類あるスーパーアーツ

 こちらは“レベルに応じて強くなる”というシンプルなものですが、各レベルでまったく異なる技なのがポイント。

 単純にダメージが増えるだけではないので、状況に応じた使い分けが重要となるでしょう。

 ジェイミーのLv.2スーパーアーツのように、“酔いLvを増やす”といったバフ効果を持つケースもあるようですね(今後はヒーリングを使うキャラも出てくるのだろうか……)。

  • ▲ジェイミーのLv.3スーパーアーツの独特な演出は必見。
  • ▲カットイン演出のあと、相手を演舞に誘い込み……。
  • ▲なぜか立ち上がって応じる律儀な相手。
  • ▲最後はド派手に蹴り上げてフィニッシュ!

 また、自身のHPが25%を切ると、Lv.3スーパーアーツがダメージアップ。ゲージが“Lv.3”ではなく“CA”という表示になり、一発逆転のクリティカルアーツを繰り出すことができます。

  • ▲ジェイミーがリュウの攻撃を受けてHPが減ったため、CAが使用可能に!

『スト6』インプレッションまとめ

 というわけで、分かる範囲で本作の注目ポイントをまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

 対戦格闘ゲームのキモとなるバトルシステムは、安心感のある作りながら新鮮なやり込み要素も多そうな、期待値の高いものでした!

 これに加えて、最強のコミュニケーションツールとなる予定の“BATTLE HUB”、シングルプレイヤーの没入型ストーリーモードである“WORLD TOUR”という2つのモードも用意されているのが恐ろしいところ。

 これまでのように単なる対戦ツールにとどまらず、プレイヤー同士をつなぐ仕組みがゲーム内に生まれそうなのが素晴らしいですよね。

  • ▲BATTLE HUBによるプレイヤー間の交流が、どんな形になるのかとても気になりますね。対戦をしなくても、とりあえず入って楽しめるような空間になるとアツイ!

  • ▲WORLD TOURは1人用のようですが、このモードを遊びながら対戦の待ち受けなどができたりすると便利そうですね~。

 今回はここまでですが、新キャラクターの発表も含め、ぜひ今後の告知展開にも期待したいところ。

 1人の格闘ゲーマーとして、早くも発売が楽しみなタイトルです!

商品情報

商品名:ストリートファイター6
ジャンル:対戦格闘
CEROレーティング:未定
プラットフォーム:PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Steam
プレイ人数:1~2人(オフラインの場合)
発売日:2023年予定
価格:未定


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