【エルデンリング連載第1回】『デモンズソウル』で竜骨砕きを振り回した人間が褪せ人になる
- 文
- たく坊
- 公開日時
フロム・ソフトウェアから発売中の『ELDEN RING(エルデンリング)』の、連載企画をお届けします。
本作は、ダークファンタジーな世界観ややり応えから人気のフロム・ソフトウェアが贈るアクションゲームの最新作です。
発売されて以降も、多大な人気を博している本作を、発売から4カ月が経過した今、初見プレイしてみます。プレイするのは、PS3版『デモンズソウル』から『ダークソウル』、『ダークソウル2』、『ダークソウル3』を遊んでいた筆者です。
ちなみに『デモンズソウル』では、竜骨砕きを振り回し、『3』では竜体になって走り回っていました。『エルデンリング』の知識はほとんどありませんが、友人から以前に「裏ボスを倒すのに2日かかった」と聞いたことがあり、やや緊張しています。
なお、本コラムでプレイするのはPS4版となります。
生まれは侍、髪色は赤。それなんて流浪人?
さて、『エルデンリング』を遊ぶうえで必要なキャラクリエイトをしていきます。
生まれを選択してキャラクターのステータスを選び、旅に持っていくアイテム(形見)を1つ選択し、キャラクターの見た目を決めていきます。
アイテムは何がいいのでしょうか。とりあえず、HPが上がる“緋琥珀のメダリオン”を選択しましたが、以前のタイトルではこの手の指輪はあまり使わなかった気もします。
生まれは侍、髪色は暗い赤色に。片目が髪で隠れてしまっていますが、もう片方の目は眼帯をしているため、前が見えなさそうになってしまいました。侍ですし、心眼で見てもらいましょう。
さぁ、ついに来ました、『エルデンリング』の世界に。他のプレイヤーが残すことができるメッセージが、大量に祝福してくれます。
同社のタイトルは、まずボスにやられるところから始まるというお決まりがあるので、おそらく今回もそのパターンでしょう……と思っている間にやられてしまいました。
○ボタンが回避で×ボタンがジャンプという操作に慣れず、敵の攻撃に対して意気揚々とジャンプで飛び込んでしまった筆者でした。
そんなこんなで、リムグレイブに到着。視界いっぱいに広がる壮大で神秘的な世界に、息を呑みます。
どこに行けばいいのかわからず、馬に乗った黄金騎士・ツリーガードにやられる筆者。この世界、生き抜くには知識と根性が必要そうです。
最初のボス“忌み鬼マルギット”から洗礼を浴びる
祝福が示す道を進んでいると、大量の兵士を発見。どうやら近くに祝福があるみたいなので、戦えるだけ戦って、やられそうになったら祝福に退避します。
祝福に座ると、謎の女性“メリナ”から霊馬“トレント”を託されます。プレイヤーに従う動物は、どのゲームでも愛着がわくもの。褪せ人たちの心のよりどころになっていそうですね。
ストーリーが進みそうな気配を感じつつ、そのまま嵐の丘に突入。多数の敵が待ち構えており、遠距離からもバリスタで攻撃してくるエリアなので、ここでは雑魚敵を倒すのではなく、一気に駆け抜けることにします。
普通に考えれば、先ほど託された“トレント”を使って駆け抜けると思うのですが、筆者は通常のダッシュで駆け抜けます。新しい要素まで頭が回っていませんでした……。
直進していくと、最初のボス“忌み鬼マルギット”のもとに到達。いよいよボス戦となりますが、筆者は気持ちに余裕があります。なにせ、過去のフロムタイトルを経験していますし、“忌み鬼マルギット”はネットワークテストの時に少し話を聞いたことがあるからです。
さすが『エルデンリング』のボス。なめてかかった相手を踏み潰すようなパワーがあります。攻撃に若干のディレイ(遅らせ)がかかっているところも避けにくい。
何度かやられて、NPCの召喚サインがあることに気づきました。サインから召喚すれば、ボス戦を一緒に戦ってくれます。オンラインにつなげば他プレイヤーと協力もできますし、オフラインでもNPCが戦ってくれます。
「NPCのお手並み拝見」と考えながら挑戦してみたところ、見事に撃破。魔法攻撃での火力が非常に助かりました。強かったです。
こうして、“忌み鬼マルギット”を撃破した筆者は、“メリナ”に言われるがまま円卓へと向かいました。
最初の挫折は“鳥”! “接ぎ木のゴドリック”を撃破
円卓とは、さまざまな褪せ人が集まっている場所で、彼(彼女)らを助けるためか、装備を強化してくれるおじいさんや、アイテムを売ってくれる双子のおばあさんなどが住んでいました。中には、抱いてくれたお姉さんもいて、とても幸せな気分になりました。
そんな気分もつかの間、円卓を進んでいると、“狂い舌 アルベリッヒ”という侵入者、『デモンズソウル』で言うなら“NPC黒ファン”が出現。ボコボコにやられました。
「アルベリッヒ、霧に隠れて遅延行為するのやめない?」と愚痴をこぼしながら戦う筆者。出現した瞬間に後ろから致命の一撃を入れるのは、全員が通る道だと思っています。パリィや出血攻撃を駆使しながら戦い、アルベリッヒを撃破。円卓を後にします。
その後、しばらく探索を楽しみます。広大なマップに見合った自由度があり、一度探索をはじめると戻ってこれなくなりそうでした。嵐の丘周辺には地図が置いてあったので、拾っておきました。取り逃しが怖い……。
探索をすると、“黄金の種子”をはじめ、珍しい装備や便利なアイテムなどを獲得できるので、進行の難易度を下げられそうです。
探索を楽しんだ後に、“忌み鬼マルギット”の祝福から“ストーンヴィル城”に到着。入り口にいるNPC“門衛ゴストーク”に「正面から行くのは危険、横の穴から行け」と忠告を受けました。
NPCの言うことを信用するべきかどうか、見極める必要があります。これまでのフロムのゲームではNPCの中には、プレイヤーをだまして、罠を仕掛けているキャラがいたためです。
筆者の直感で言うと、彼はすこぶる怪しいですが、正面からの行き方もわからないので、言われるがまま横道から行くことにします。横道に入ってしばらくの間、足に刃をくくりつけられた鳥に狩られ続け、心が折れそうでした。
城内に入ると、火炎に反応して爆発する樽が敷き詰められていたり、今までにない強さの敵が潜んでいたり、バリスタを構えている敵が大量に待ち受けていたりと、さまざまな困難が襲いかかります。
それでも、進めていくうちにショートカットが増え、少しずつ城内の探索もやりやすくなります。“ゴストーク”とも仲よくなり、“パリィ”が強力になる“バックラー”も購入しました。
そうこうしているうちに、ついに2体目のボス“接ぎ木のゴドリック”に到達しました。
手がいっぱい生えていて不気味ですね。さて、まずは御手並み拝見。
なるほど、こいつはなかなか苦労しそうです。“忌み鬼マルギット”と同様、NPCを呼び出しますが、ミスを繰り返します。何度か挑戦しているうちに、わかったことがいくつかあります。
まず1つは、どうやら攻撃をパリィできなさそうだということ。タイミングは合っていると思いますが、弾くことはできませんでした。
もう1つは、地面から衝撃波を出す攻撃は、ジャンプで回避できるというところ。この対策は本作を遊ぶうえで、またお世話になりそうな気がします。
最後に、火力不足を感じたので、「どうせパリィできないし、探索で見つけた打刀を持つか……」と2本目の打刀を持つことにしました。
本作では、片手の武器を通常通りに持つ“片手持ち”、片手の武器を両手で持つ“両手持ち”、同種の武器をそれぞれの手に持つなど、特定の武器を組み合わせた時に実現できる“二刀流”で武器の振り方が異なります。
両手持ちは筋力に補正がかかるので、若干夜ダメージ量が増えるのですが、二刀流では2つの武器を同時に扱うことができるため、打刀の二刀流は“出血”と相性がいいと判断しました。
対策が功を奏したのか、体力を削り、“接ぎ木のゴドリック”第2形態と戦えるように。第2形態では竜の頭を片手に接ぎ、炎のブレスを吐いてきます。どうなってるの、それ。
とはいえ、動きが変わるのは攻撃が一段増える、ブレスのモーションが追加されるといったくらいで、そこまで大きく対策を変える必要はなく、何度か挑戦するうちに勝利は目前となっていきます。
何度も挑戦していくうちに、プレイヤーの成長を感じて楽しくなってくるのが、ニクイところですね。
NPCの力と遺灰の力を借り、ついに勝利を収める筆者。2体目のボスを撃破です。
コラム1回目は、以上となります。
ボス戦の難易度こそ高いのですが、NPCや遺灰が救済措置のようになっているので、アクションに自信がない人でも、勝ちやすくなっている印象ですね。筆者は、2周目にソロ撃破を目指そうと思います。
ではまた次回。
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©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / ©2022 FromSoftware, Inc.
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『ELDEN RING(エルデンリング)』特集(電撃オンライン)はこちら
『ELDEN RING(エルデンリング)』公式サイトはこちら
ELDEN RING(エルデンリング)
- メーカー: フロム・ソフトウェア
- 対応機種: PS4
- ジャンル: ARPG
- 発売日: 2022年2月25日
- 希望小売価格: 9,240円(税込)
ELDEN RING(エルデンリング)
- メーカー: フロム・ソフトウェア
- 対応機種: PS5
- ジャンル: ARPG
- 発売日: 2022年2月25日
- 希望小売価格: 9,240円(税込)