【エルデンリング連載第2回】獣人の戦士に惚れ、魔術のホラーに触れる

たく坊
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 フロム・ソフトウェアから発売中の『ELDEN RING(エルデンリング)』の、連載企画をお届けします。

 第1回で、ゲームの開始から、“接ぎ木のゴドリック”の撃破に成功した筆者。次なる道は、そのまま“接ぎ木のゴドリック”の祝福からスタートします。

 なお、本コラムでプレイするのはPS4版となります。

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道に迷っていたらボス戦へ。魔女ラニに仕える

 “接ぎ木のゴドリック”戦からというもの、進んだ先で“待ち合わせの地図”を獲得するも、その場所がわからず、迷子になる筆者。とりあえず行ける場所を探索しながらゲームを進めます。

 道中、不気味な謎の敵に追われたり、動く拷問器具らしきものに遭遇したり、クマに襲われたりと、さまざまな困難に見舞われますが、シームレスに変わっていく景色が見たいがために、探索意欲が止まりません。探索のワクワク感というか、まるっと変わるロケーションが、本作の魅力であると感じました。

 探索を進めていくうちにさまざまな敵を発見し、さらなる強さを求めたくなるのは当然。円卓に戻って打刀を強化し、次なる旅路の準備を行います。

 ついでに、褪せ人が信仰しているという二本指さまの話を聞くことに。厳密には、二本指さまの通訳をするおばあさんから話を聞いているのですが。

 探索を続けていると、進行ルートらしき場所“カーリアの城館”に到達。先ほど見つけた“待ち合わせの地図”とは異なる場所のようです。地図のテキストを確認すると、魔術学院に関係する場所とのことですが、別の場所なのでしょうか。

 道中には、ユニークな敵の存在を確認。驚いたのは、“手”の形をした雑魚敵です。“手”が地面をはいつくばって襲ってくる姿には、「えっ!?」と声を出さざるを得ませんでした。

  • ▲この世界の“手”は襲ってくることを学びました。まだ学院に行ってもいないけど……。

 困惑しながら進んでいると、大きな広場に到着。おそらくここで多くの人たちが座っていたであろう椅子が円のようになっており、不思議な存在感を放っています。奥をよく見ると、霧がかかっているのが見えます。ということは……。

 で、出たー! ボス“親衛騎士ローレッタ”との対決です。馬に乗っているということは、こちらも霊馬“トレント”に乗って騎馬戦に……と思いましたが、ここでは乗れないらしいです。これは残念。何はともあれボス戦となれば、行動パターンチェックをしながら撃破を目指します。

 斧槍を振り回す攻撃や、魔力の弾を撃ってくるのが特徴のようです。攻撃範囲が広いのが厄介ですが、攻撃モーション自体はわかりやすく、見てから回避で安定して避けられそうです。

 中には、魔力を漂わせて、時間差で攻撃をしてくるものが。この魔術が発動されてしまった場合、一時避難して、攻撃を避けたら再度攻撃するのがキモですね。

 “親衛騎士ローレッタ”のHPが半分近くになると魔術が強力になります。その状態から繰り出される魔力の弓が幻想的で、やられた側も気持ちいいくらいにカッコいいです!

  • ▲筆者がやられた後に、見せつけるように披露してくれました。カッコいい!

 ちなみに、強化状態に入る際にはわかりやすいアクションが見られました。すなわち攻撃チャンスです! タコ殴りにしましょう。

 一度のミスが命取りに。魔術の攻撃で回復タイミングが難しく、戦っていて緊張感がありましたが、何度か挑戦し続けて、やっとの思いで撃破に成功。この緊張感こそがアクションゲームの醍醐味ですね! 楽しかったです。

 ボスを倒した達成感に浸りつつ、先に進むことに。“スリーシスターズ”というフィールドに入り、巨大なドラゴンを横目に見つつ、奥地にある謎の塔を登っていきます。

 塔の上部には、ゲーム序盤に出会った“魔女レナ”が居座っていました。そもそも、この塔は“魔女ラニ”のものだったようです。

 疑念はすぐに晴れました。会話を進めていくと、彼女の本当の名前が“魔女レナ”ではなく“魔女ラニ”であることが判明。目的もなく再会したプレイヤーに運命を感じ、自分に従わないかと提案してきます。筆者も運命を感じたので、提案に応じることにしました。迷子になっていたら出会えた運命です。

 “魔女ラニ”に従うことを決めると、同じ従者である愉快な3人の仲間が姿(幻影)を現します。個人的には、“半狼のブライヴ”がかなり好み。イケメン獣人大剣持ち戦士、カッコいいじゃない。

 彼らには目的があるようなので、思い出したら手伝うくらいの気持ちでいきたいと思います。あいにく、筆者には“エルデの王”になるという目的がありますので。

 “魔女ラニ”との出会いを惜しみつつ、塔を後にするのでした。

  • ▲鎧を着て、大剣を持った、イケメン獣人戦士。これはファンが付きそう。

ロマンと少しのホラーを感じる“魔術学院レアルカリア”

 “魔女ラニ”との邂逅を終え、再度“待ち合わせの地図”の解析をはじめる筆者。全体マップをズームにし、“待ち合わせの地図”と照らし合わせて正解の場所を探します。

 いくつか見当をつけ、片っ端から探した結果、怪しい場所を見つけました。なぜ怪しいと思ったか……それは、そこにドラゴンがいたからです。

 ドラゴンにはHPゲージがあるので、倒すことができるのでしょう。しかし、目的は鍵なので、今回は無視できるのではないかと思います。決して、ビビっているわけではありません!

 筆者の読み通り、ドラゴンがいた場所に遺体とともにアイテムがあり、これが目的の鍵でした。ホッ。

 鍵を入手すれば、結界が張ってあったところから侵入可能になりました。魔術学院、楽しみですね。鍵を入手した時の遺体と同じ見た目の門番を倒し、学院内の探索を始めます。不法侵入した挙句、荒らすことこそ、褪せ人の仕事です(冗談です)。

 本が大量にあったり、魔法人形のようなものがあったり、土から人型の人形のようなもの(腐った亡者)が生えてきたり、これでもかと魔術要素が満載。出てくる雑魚敵が魔術ばっかり使ってくるので、魔術が嫌いになりそう。

 ひたすら学院を荒らしていると、とある部屋でボス“ラダゴンの赤狼”戦に突入。『ダークソウル』でいう“灰色の大狼シフ”的な立ち位置でしょうか。余談ですが、“深淵歩きアルトリウス”と“灰色の大狼シフ”の物語は、間違いなくシリーズ作品を盛り上げた要素の1つだと思っています。

 余談はさておき、狼の登場です。剣を咥えて振り回す攻撃に加えて、魔術学院と関係があるのか、魔術の攻撃を仕掛けてきます。モーションがどれもカッコいいですね。カッコいいだけで、攻撃パターンはシンプル。HPがそこまで多くなく、そこまで苦戦はしませんでした。

  • ▲高速移動しながら魔法を設置する“ラダゴンの赤狼”。

 討伐後にいろいろ見ると、“ラダゴンの赤狼”と戦った場所の祝福“討論室”から新しい道がつながっていました。

 先に進んで周囲を探索していると、とても渡りたくなってしまう道を発見。落下地点を調整したり、ジャンプして段差を登ったりするなどで、通常ルートとは違うルートで進められることがあるのです。

  • ▲「どうぞ、わたってください」と言わんばかりの、スケベな道です。

 ということで、渡ってみました。見つけた時の喜びもつかの間、巨大な鉄球が坂道を転がってくるうえに、その先に敵対NPC“カーリア騎士、ムーングラム”が筆者を襲います。うまく渡れた喜びと攻撃される驚きで困惑を隠せません。

 とはいえ、“カーリア騎士、ムーングラム”が持っているのは片手持ちの直剣。NPCが振る片手持ちの直剣はパリィしやすいため、致命の一撃を入れ続け、無事倒しました。

 横にある道には、“結びの教会”という別の場所につながるルートを発見。そこにいる亀が、さきほど戦った狼の名前にもある“ラダゴン”についてや、“レナラ”についての話を語ってくれました。彼(彼女)らにも深い事情がありそうですね。

 元の道に戻り、正面のルートへ。その先にあるエレベーターを動かして、魔術学院のボス“満月の女王レナラ”に挑戦します。ちなみに、動かしたエレベーターは、再び動かしておくことで、再挑戦の時にエレベーターを待つ必要がないテクニックは覚えておくと便利です。

  • ▲同じ見た目の人が大量に登場。学院ということは、服装から見て学生……なのでしょうか?
  • ▲個性的な登場シーンで姿を現すレナラさん。“結びの教会”の亀いわく、持っている琥珀が重要なものだそうで。

 学生たちに若干の怖さを感じつつ、“満月の女王、レナラ”戦を攻略していきます。光っている学生を殴って“レナラ”の浮遊結界を解除させ、本体を殴るといった感じでしょうか。ネタがわかってしまえば、そこまで苦戦はなさそうですね。ステージの端にいる学生が光ると、そこまで移動するのがやや面倒なことくらいです。

 HPを削りきると、第2形態に移行。当然、ありますよね。それはそれとして、「魔女ラニの名のもとに」みたいなセリフ、ありませんでした? ラニさんって、さっき筆者が忠誠を誓ったあのお方ですか?

 強力な魔術を次々と繰り出し、筆者を苦しめるレナラさん。しかし、魔術の回避方法に慣れてくると順調にHPを削れるように。

 と思いきや、突如、魔法陣を生成し、召喚術を使ってきました。召喚術から繰り出されるものは、大量の狼、巨人、さらには竜という、強力な幻影です。思わず「ずるくない?」とつぶやく筆者でした。

 何度も挑戦しましたが、やはり幻影との同時攻撃がかなり苦しい……。そこで、遺灰の力を頼りにしてみます。これが功を奏して、3匹の狼が敵視を集め、筆者に攻撃が飛んできません。なんて優秀なんでしょうか。

 遺灰の力を頼ったこともあり、なんとか“満月の女王レナラ”を撃破。クリア時のレベルは29でした。普通はどのくらいのレベルで倒すものなのか、気になりますね。もちろん、縛りプレイや低レベルクリアをしている、もしくは目指している人もいるかとは思いますが……。

  • ▲プレイヤーがやられると、決めポーズをしてくれます。遺灰を出したままやられると、決めポーズとやられモーションを繰り返します。

 こうして、“魔術学院レアルカリア”をクリア……でいいのでしょうか。だんだんボスの規模が大きくなってきた印象があります。

 また、そろそろレベル上げをした方がよさそうな気配を感じています。初見プレイなので、もうちょっとボス戦で余裕を持って遊びたいところです。

 ではまた次回。

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ELDEN RING(エルデンリング)

  • メーカー: フロム・ソフトウェア
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2022年2月25日
  • 希望小売価格: 9,240円(税込)

ELDEN RING(エルデンリング)

  • メーカー: フロム・ソフトウェア
  • 対応機種: PS5
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2022年2月25日
  • 希望小売価格: 9,240円(税込)

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