電脳犯罪に立ち向かえ! クライム&レスキューRPG『インフィニティソウルズ』レビュー

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 アニプレックスが贈る最新クライム&レスキューRPG『INFINITY SOULS(インフィニティソウルズ)』

 シリーズ構成・メインシナリオを担当するのは、『魔法少女リリカルなのは』シリーズなどを手掛けた都築真紀さん。ほかに、アートディレクターに川上修一氏、開発に『ゆるドラシル』を手掛ける“クローバーラボ”など、豪華スタッフの手により、近未来で電脳犯罪に立ち向かう者たちの活躍が描かれます。

 舞台となるのは、ネットワーク技術が発展し、“電脳犯罪”が多発する近未来の日本。そんな犯罪に対抗すべく、被害者を救出する組織CIG(通信情報防衛機構)に所属する人々が織り成す物語と、メインイラストの川上修一氏・依河和希氏による、延べ60人以上のキャラクターたちにも注目です!

 本日配信予定の本作を一足先にプレイすることができましたので、ファーストインプレッションをお届けします!

『インフィニティソウルズ』の世界


 物語の舞台になるのは、西暦2048年の日本。

 ネットワーク技術の進歩により生み落とされた“電脳犯罪”に立ち向かう通信情報防衛機構CIG(シグ)の面々の活躍が描かれる、近未来のクライム&レスキューRPGです。

 人々の意識や記憶を浸食・操作する犯罪と、その影に潜む“亡霊”(ホロウ)と呼ばれる存在。プレイヤーは、それに対抗する組織のリーダーとしてメンバーを集め、指揮して戦っていくことになります。

 ゲームは自分の部隊を強化していくバトルゲームですが、組織に関わる多くの仲間たちとの出会いや交流もしっかり描かれていくので、濃厚なストーリーが楽しめます。

ゲーム最序盤から世界観に入り込める!

 ゲームが始まると、まずはそのCIGに任命されるところから始まります。そして、メンバーである東田花凛と出会うと、いきなり最初の事件が発生! これがチュートリアルになっていて、大まかなゲームの流れが解説されることになります。

 部隊となるエリアに前線のメンバーが強行潜入(ライド)し、意識に浸食した敵性存在を駆除していく……そんな近未来な雰囲気がたっぷりのオープニングアクトで、一気にこの世界へと引き込んでくれます。

 最初に初期メンバーの紹介があるのですが、オープニングでは、前線要員の人間は東田花凛と大垣さつきの2人のみ。このほかに、“支援端末”と呼ばれる自律型の人型ロボットが配属されています。

 ロボット、といっても見た目は人間そっくり。会話もできますし、個性もあります。こうした人間のなかに自然にロボットが生活している世界というのは、個人的には大好きです。

 ロボットは人の生活に完全に溶け込んでいるようで、互いに人間かロボットかを意識していない感じが印象的です。しかも、ロボットたちも人間と変わらないくらいの個性を持っているので、ロボット&人間でのキャラクター交流も楽しそう。今後、ロボットと人間の考え方の違いなどが描かれるのかが気になりますね。

キャラクターとの交流が楽しみ!

 このゲームでは、キャラクターたちと“職員”というコマンドで会話を楽しむことができます。話題の種類は多く、当然相手によって受け答えが変わります。ギフトを贈ることで絆Lvが上がったり、特定の組み合わせのキャラクターが揃うと特別なイベントが発生したりするようです。

 ここでしっかり会話をするだけで、ある程度はそのキャラクターの人となりが見えてきます。序盤からかなりの量の会話を楽しめるので、愛着がわいてきます。

 また、会話はレベル上げとは別で行えるのも嬉しいですね。

分かりやすく遊びやすいゲームサイクル

 チュートリアルが終わったら、本格的にゲーム開始です! 電脳犯罪に立ち向かうキャラクターたちの物語が楽しめる“ストーリー”と、エリアを攻略していく“捜査出動”を進めるのが基本的なゲームサイクルです。その合間に、“職員”でキャラクターたちと絆を深めつつ、“工房”でレベル上げなどのキャラクターの強化を行っていく流れです。

 もちろんイベントやショップでの購買など、オーソドックスなシステムはしっかり揃っており、とても分かりやすくなっています。ゲームに慣れている人なら、迷うことなく遊べるはずです。

コンテンツ&キャラクターが豊富

 ゲームのメインになる“出動”では、先述したように、大まかに“ストーリー”と“捜査出撃”が可能となっています。

 このほか、アイテムを集める“ジャンクヤード”や“バウンティハント”、支部メンバー全員で挑む“駆除”など、さまざまなコンテンツが用意されています。これらは基本的に”ストーリー”や“捜査出動”を進めることで解放されていきます。

 また、“ストーリー”を進めると、物語の展開とともにキャラクターが増えていくことになります。豊富なコンテンツの中で、何を優先させるかはプレイヤー次第といったところでしょうか。ちなみに、自分の場合は“捜査出動”を優先していきました。比較的短いスパンでできることが増えていくので、やりたいことが次々と出てきます(笑)。

快適さと派手さが合わさったバトル!

 バトルは基本的にオートで展開。各部隊に3名まで編成可能で、部隊ごとに移動・戦闘を行っていきます。

 強行潜入(ライド)した世界ではマス目でルートが形成されており、自分のターンで部隊を移動させながら、敵性存在との戦闘のほか、要救助者の救助を行っていくことになります。

 そしてバトルでは、部隊の3人が派手に動き回ります。その動きはもちろん、強力な技を使ったときにはカットインも入るので、視覚的にも楽しめます!

 もちろん、オートや倍速モードも当然ありますし、優先行動をある程度設定することもできるので、かなり快適に進めることができますね。これなら周回も捗りそうです。

 また、各キャラクターは戦闘での役割がかなり明確に決められている、と感じました。攻撃役・サポート役・盾役と、しっかり役割分担ができる編成にすることが重要そうです。

 ちなみに部隊は、最終的に最大5部隊まで編成(最大で15人)できます。ただ、“ストーリー”では、出撃メンバーが決まっている場合もあるようです。

成長システムも多彩で便利!

 成長要素も豊富に用意されています。レベルアップのほかに、Gradeアップ、Classアップ、武器の強化にアクセサリーの装着と、多方面から強化することができるのです。

 もちろんそれぞれに専用の素材は必要となりますが、“入手方法”というコマンドで、必要な素材がどこで手に入るかすぐ分かるようになっています。このあたりの遊びやすさも嬉しいところ。迷うことがないよう、しっかり考えられていると思いました。

 まとめて強化するコマンドや、その時点の手持ち素材でできることを全部やってくれる機能もあります。

 これは中盤以降、素材が揃ってきてからかなり便利そう! 新しいキャラクターを入手するごとに、あれやってこれやってと強化まで面倒な手順が必要なゲームが多いので、これはとても有難いですね。

初心者でも遊びやすい分かりやすさ!

 全体的に見て、とにかく親切で遊びやすさを重視した作りになっていると感じました。複雑ではないので分かりやすく、誰でも取っつきやすいシステムです。

 物語も引き込まれますし、システム的にも序盤の導線がしっかりしているので、ゲーム初心者にも安心しておすすめできます。


 近未来な世界観とアニメ調のキャラクターもマッチしているので、こうした世界やキャラクターが好きな方は、ぜひプレイしてみて下さい。

 とにかくたくさんのキャラクターが登場するので、必ずお気に入りのキャラクターが見つかると思います!

(C)INFINITY SOULS PROJECT

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