『SAO』の展覧会“THE ART OF SWORD ART ONLINE”レポ。abec先生の描き下ろしイラストが震えるほど魅力的

てけおん
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 2022年7月2日~24日にかけて、東京にある上野の森美術館で開催される展覧会“THE ART OF SWORD ART ONLINE”。その内覧会が本日7月1日に開催されました。

 この展覧会は、“SAOを作るもの。SAOが描くもの。”をテーマに、数々の制作資料やイラストを展示した空間で、作品世界へ没入するというもの。資料やイラストなど、展示されているものの総数はなんと1,000点を超えるとのこと! この数字だけでも圧倒されてしまいそうです。そんな“THE ART OF SWORD ART ONLINE”の魅力を、内覧会レポートで少しでも紹介できればと思います。

#01 /world

 ここでは、仮想現実・ゲームの世界を構成する美術ボードや、UIデザインなどが展示されていました。

 『SAO』でキリトたちの冒険の舞台となったVR世界の数々。中には、《アインクラッド》第55層にある西の山のビジュアルも。リズベットとキリトの出会いのエピソードであるアニメ1期第7話を思い出します。





 そして、キリトとアスナが初めてお互いの本名を明かしたシーンの背景も展示されていました。あのシーンを思い出してしまい、取材を始めてばかりなのにすでにグッときています。

#02 /life

 キャラクターデザインの初期原案や、数々の名場面を描いた絵コンテや原画が展示されているエリア。キリトやアスナたちがいかにして描かれ、物語を生きてきたかを体感する。コーナーです。撮影禁止となっていましたが、ここではキャラクターデザインを手掛けた足立慎吾さんによるキリトたち初期ラフ原案などもありました。

 初期ラフ原案の展示を抜けると、キャラクター原案がずらりと並びます。こうしてみると、『SAO』の登場キャラ数がいかに多いのか改めて認識させられますね。圧巻です。








 絵コンテの展示もされていました。アリスが名乗りを上げるシーンや、シノンが笑顔でキリトに抱き着いて、お土産ならぬ道連れグレネードを決めるシーンなどが確認できました。



 そしてこのコーナーでは、各作品でのキリトとアスナの姿が描かれていましたが、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』のビジュアルをよく見ると……。


 アスナって、中指と人差し指ではさむようにして剣を持つこともあったんですね! 今回初めて気づきましたが、こうした気付きや発見があるのも、大きなサイズでじっくりとビジュアルをながめられる展覧会ならではだと思います。

 その他、キリトたちが劇中で使用してきた武器のレプリカなども展示されていました。こうして並べた状態で見ると、《フェアリィ・ダンス》編でキリトが振るったブラックプレートも確かに大きいですが、『オーディナル・スケール』終盤で使った無銘の剣がいかに大きいかがわかりますね


#03 /action

 『SAO』のアクションシーンの原画が並べられて展示され、どういった動きをしているか視覚的に見せていくエリアです。一室を広く使って、キャラクターたちの“躍動感あふれる動き”を空間を使って表現していました。こういった展示が見られる機会もなかなかないと思います。

 どのキャラがどの動きをしているか把握できるまで少し時間はかかりますが、ここはゆっくりと見てほしいポイントのひとつですね。この記事では、ユウキの一連の動きを写真で紹介してみますが、実際にご覧になったほうがわかりやすいと思います。

  • ▲背負った剣を抜刀し、上から下、下から上へと剣を振るって連続攻撃。

  • ▲その後大きくジャンプ! 係員の方と比較するとどれだけ大きくジャンプしているかわかりますね。

  • ▲着地するやもう一撃。こうしたアクションの流れを実物大に近い感じで表現されているのは珍しいと思います。

 他にもアスナやリーファ、アリスのアクション展示もありました。

#04 /continue

 このエリアでは、過去から最新までのキービジュアルやパッケージビジュアル、雑誌などに掲載されたビジュアルが展示されていました。ここにはアニメの第1弾キービジュアルがあったのですが……今見ると、さまざまな思い出がバーッと脳裏を駆け巡りますね!






 そして、キービジュアルなどの展示エリアを抜けて最後は、本展覧会のための特別な新規描き下ろしイラストを展示するエリアで完全撮影禁止となっていましたが、鈴木豪さん、山本由美子さん、abec先生の描き下ろしイラストや、足立慎吾さんが原画を手掛けた10周年記念ビジュアルが展示されていました。

 いずれもハイクオリティなイラストなのですが、中でもabec先生のイラストは、これまでの『SAO』がものすごい密度で詰め込まれたかのような、とにかく目が引き付けられて離せなくなるもので、見ていて震えがくるほどでした。取材時間の兼ね合いもあって、10分ほどしか見られなかったのが残念です。これから行く人は、このコーナーの4枚はぜひじっくりと堪能してほしいです。

 この記事で紹介したものは、展覧会のごく一部にすぎません。『SAO』ファンなら行って損することは決してないと思いますので、暑さ対策を十分にしたうえで足を運んでみてはいかがでしょうか? そして行く予定の人は、オーディオガイドを使用することをオススメします。

出口付近には色紙エリアも!

 ここからは余談です。なんと出口付近には色紙の展示エリアがありました! 黒星紅白先生をはじめ、そうそうたる顔ぶれの色紙の中には、川原礫先生が遊んでいる『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の開発陣が描いた、とあるキャラのイラスト色紙が! こちらもとてもいいものでしたので、展覧会に足を運ばれる方はぜひ見てくださいね。

“THE ART OF SWORD ART ONLINE”概要

【会場】
上野の森美術館
【期間】
2022年7月2日(土)~24日(日)の23日間
【開館時間】
10:00~17:00(入場は閉場の30分前まで)
【入場料】
入場券:
・前売料金2,000円(税込)
・当日料金2,200円(税込)
グッズ付入場券:
・前売料金3,600円(税込)
・当日料金3,800円(税込)
名称:オリジナルケース&ノートセット
※7月2日(土)以降は全日程、当日料金になります。前売時に完売した場合は当日券の販売はございません。
※チケット詳細はローソンチケットをご確認ください。
【入場者特典】
美術展KVステッカー(2種ランダム)

「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」PKG情報

パッケージCM

発売日:2022年7月8日(金)
価格:
完全生産限定版Blu-ray:9,900円(税込)
完全生産限定版DVD:8,800円(税込)
通常版Blu-ray:6,380円(税込)
通常版DVD:5,280円(税込)

完全生産限定版/通常版 共通収録内容:
◇「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」本編
◇字幕:バリアフリー日本語/英語
◇音声:バリアフリー日本語音声ガイド

完全生産限定版特典:
◆アニメ10周年イベント「ソードアート・オンライン -フルダイブ-」チケット優先販売申込券
◆原作者:川原 礫 書き下ろし小説(イラスト:abec)
ソードアート・オンライン メモラブル・ソング(試し読み
◆キャラクターデザイン・総作画監督:戸谷賢都 描き下ろしBOX仕様
◆特製ブックレット(108P)

◆特典CD
REGENERATE BRAVE
歌:ミト(CV:水瀬いのり)
作詞:hotaru
作曲&編曲:奈良悠樹

RECROSSING WAYS
歌:アスナ(CV:戸松 遥)、ミト(CV:水瀬いのり)
作詞:hotaru
作曲&編曲:yamazo

特典CD試聴動画

◆特典映像
・公開直前特別番組「劇場版 SAO プログレッシブ 星なき夜のアリア インサイドストーリーズ」
・イベント映像集
・特報・PV・CM集

◆特典音声
・オーディオコメンタリー (出演:川原 礫・戸松 遥・松岡禎丞・水瀬いのり、MC吉田尚記)
・Dolby Atmos(※Blu-rayのみ)
・DTS Headphone: X

「SAO SELECTION」2022.7 ON AIR

 「ソードアート・オンライン」TVアニメ全シリーズからユーザー投票にて厳選されたセレクション話数を放送。

放送情報
・TOKYO MX 7月9日(土) 24:00~
・とちぎテレビ 7月9日(土) 24:00~
・群馬テレビ 7月9日(土) 24:00~
・BS11 7月9日(土) 24:00~
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合もございます。予めご了承下さい

©川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project
©2014川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAOⅡ Project
©2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project

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