【難読漢字】夕方の星…? “夕星”、何と読む?
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電撃オンラインの連載企画“難読漢字”。読み方が想像つかないほど複雑なものから、一見簡単そうだけど読みが難しいものまで、幅広く出題していくコーナーだ。
この企画は、“杠葉 啓二(ゆずりは けいじ)”が担当していくぞ。猫と一緒に暮らすしがない書道家だ。今回も「パッとは読めないかも」という漢字を紹介していくから、みんなで一緒に考えてみよう!
今日の問題は……
明日は七夕……七夕といえば天の川や星を連想するな。ということで、今回の出題漢字は“夕星”だ。
漢字自体はよく見かける、とても簡単なものだな。ただ、読みは“ゆうせい”ではないぞ!
ヒントは“ゆう〇〇”。万葉集やオペラに詳しい人なら分かるかもしれないな。
答え
正解は“ゆうづつ”! 宵の明星、西の空に見える金星のことを指している。
この言葉を用いた、「夕星(ゆふづつ)も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮人」という、柿本人麻呂による歌が万葉集に含まれているぞ。興味がある人はぜひ読んでみてくれ。
それと、リヒャルト・ワーグナーのオペラ『タンホイザー』の第3幕には『夕星の歌』というアリアがある。こちらの読み方も「ゆうづつ」になるな。漢字をきっかけに、色々な文化に触れてみるのも楽しそうだ。
次も難しい漢字を紹介するから、更新をお楽しみに!
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