eスポーツ『リアルタイムバトル将棋』を楽しむための3つのポイントとは？

　シルバースタージャパンに所属している、将棋プロ棋士の星野良生さんのコラム“将棋プロ棋士・星野良生五段のゲーム自戦記”連載第7回をお届けします。

　今月は初回以来となる『リアルタイムバトル将棋』についてです。将棋のeスポーツでもある本作を、初心者が遊ぶ際のコツをご紹介します。

• 『リアルタイムバトル将棋』
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リアルタイムバトル将棋、初心者のための3つのポイント

1. 大駒や金駒が動いたら歩を使って取ろう

　第1図は相手が飛車先交換を行ったところです。将棋であれば自然なことですがリアルタイムバトル将棋ではチャンスです。

　8七歩と持ち駒の歩を使って、飛車取りに打ちます。相手の飛車のクールタイムが明ける前に自分の歩が早く動かせるので、飛車を取ることができます。

2. どんどんと金を作ろう

　第3図は中盤戦ですが、ここからリアルタイムバトル将棋必須手筋の攻め方があります。

　4三歩成、4四歩としてと金攻めができます。歩がたくさんあれば、この方法でどんどんと金を量産できます……といった具合に、と金攻めはリアルタイムバトル将棋では基本の攻め方です。

3. 相手の歩を取って自分の歩を進めよう

　今度は攻めの形の一例をご紹介します。リアルタイムバトル将棋は相手の歩を取って自分の歩を進めるという戦術が強いです。

　ここから1三桂成、1四歩と進めます。

　相手が1三桂と取っても1三歩成、1四歩と②で紹介したと金攻めを使って端を突破することができます。

　ということで、今回はリアルタイムバトル将棋初心者向けのポイントを紹介しました。

　7月23日には、リアルタイムバトル将棋3つ目のタイトル戦、挑神戦が福岡で行われます。

　次回は挑神戦レポート記事をお届けします。お楽しみに！

• 挑神戦については
  こちら

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