トイロジック新作『グリッチバスターズ』レビュー。カオスで楽しいわちゃわちゃバトル！【電撃インディー#300】

　電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、トイロジックが2022年冬に発売予定のPS4/Switch/PC用ゲーム『グリッチバスターズ：スタックオンユー』の体験会に参加したので、そこで遊んだ感想をお届けします。

　電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます！

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ネット世界で謎のウイルスを退治

　本作は、『NieR Replicant ver.1.22474487139...』などの開発を担当したトイロジックによるPS4/Switch/PC向け新作ゲーム。

　謎のウイルスに襲撃されたAIが住むバーチャルワールドを舞台に、プレイヤーは“グリッチバスターズ”の一員となってAIを守るために謎のウイルスの根絶を目指すことになります。

　謎のウイルスを根絶するためにプレイヤーは3Dで作られたカラフルな世界で作られたステージで、ジャンプや武器を使用するといった簡単操作で楽しめるアクションを使用してウイルスを倒すことになります。

　ステージは4人1組で挑戦することになり、マルチプレイに対応しているので最大4人でプレイすることができます。画面分割でオフラインでも協力して楽しむこともできます。

　基本的に使用するアクションは、ジャンプや武器での攻撃、武器の照準を合わせるなど簡単なものばかりで、誰でも遊べるようになっています。

　本作独自の要素として磁力を使ったアクションがあり、使用することで磁力を利用して一気に味方のそばに移動して合体のようにほかのキャラクターの上に乗ったり、ギミックを動かしたりとステージの攻略に必要になってきます。だからと言って操作が難しいわけではなく、ボタンひとつで手軽にできるところがよかったですね！

　アクションを駆使してステージを進めていくと、さまざまなウイルスが妨害して行く手を阻んできます。そこで、ウイルスを退治するのに必要になるのが武器になり、ステージに挑戦したときは単発で弾丸を放つ武器を全員が装備した状態で始まります。

　武器には、連射性能が高いマシンガンや威力の高いロケットランチャー、敵の攻撃から身を守るシールドのようなものなど豊富に用意されていました。

　武器は1つしか持てないので、できるだけほかのプレイヤーとかぶらない選択をした方がいいかもしれません。何度もプレイしていれば、個人的に使いたい武器や使い慣れている武器なども出てくると思うので、そういった武器を使って楽しむのもありじゃないかと。

　武器はステージ中にある宝箱から入手したり、ステージに落ちているコインを集めてショップで購入することで変更できます。

ゆるい対戦要素

　ステージのクリア後には、どれだけ敵を倒したか、コインをどれくらい入手したかなど、一緒にプレイしたプレイヤーの分も合わせた結果が発表されます。

　そのときに順位も表示されますが、この結果によって何かが変わるということはありません。なので、協力してステージを攻略しながらも勝負の結果も考えながらプレイしてみるのも本作の楽しいポイント。

　また、ストーリーで挑戦するのは、広い3Dマップのステージとなっていますが、違った遊び方ができる2Dのステージなども用意されています。

　2Dのステージでは、横スクロールアクションのようになっており、キャラクターが自動で移動するようになっています。

　ストーリーでは、一緒にプレイしているプレイヤーと協力してクリアを目指しますが、コインを集めるなど、ほかのプレイヤーとの対戦要素の比重が大きくなっています。

　ただ、まったく協力要素がないわけではなく、障害物などに当たって体力がなくなったプレイヤーを助けることができます。ほかのプレイヤーを助ける回数も最終的な結果に影響してくるため、誰が助けるかといった駆け引きも楽しめます。

　本作は、ほかのプレイヤーとワイワイしながら楽しめるパーティーゲームです。操作もシンプルなので、誰でも気軽にプレイできるのもうれしいところですね。

　協力しながらも、ステージの攻略でどのようなことをしたかなどで順位が決まる対戦要素もありますが、それによって何かが追加されるといったこともありません。

　対戦要素がゆるい感じなので、順位を気にしてほかのプレイヤーと足を引っ張りあうといったこともないのもいいところですね。

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