特撮ヒーローファンは必読! 映画『ファイナルスピリット』上映会で終末のバンギアがヒーローたちに突撃インタビュー!
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- 電撃オンライン 終末のバンギア
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毎週金曜21時から電撃オンラインがお届けしているネット配信番組"電撃四天王(3人)の対決Showdown"のオープニングテーマ曲を担当する音楽ユニット“終末のバンギア”(以下バンギア)が、特撮ヒーローファンなら知っておきたい映画『ファイナルスピリット~もし君がヒーローだったら~』(以下『ファイナルスピリット』)の上映会に潜入!
前回の記事で見事、舞台袖へと潜入することができた2人。後編となる今回では、豪華キャスト陣を捕まえて、急遽座談会を決行! さらに、本作のメガホンを取った東監督を捕まえて突撃インタビューができたので、その模様をお伝えします!
緊急座談会! あなたの思う『ファイナルスピリット』とは?
舞台袖へと潜入したバンギアの2人。顔なじみのキャストさんもいらっしゃり、急遽座談会をお願いしてみました! そのテーマは、ズバリ“あなたの思う『ファイナルスピリット』とは?”。
映画のことでもいいし、自分の解釈する『ファイナルスピリット』でもいいし、フリーなトークセッションを開始! 個性的なキャストの皆さんの素顔が垣間見える?
座談会に参加していただいたのは、和田圭市さん(『五星戦隊ダイレンジャー』リュウレンジャー/“天火星”亮など)、望月祐多さん(『恐竜戦隊ジュウレンジャー』ティラノレンジャー/ゲキなど)、藤敏也さん(『地球戦隊ファイブマン』ファイブレッド/星川学など)、信達谷圭さん(『地球戦隊ファイブマン』ファイブブルー/星川健など)、広瀬仁美さん(『忍者戦隊カクレンジャー』ニンジャホワイト/鶴姫など)、野村奈央さん(元AKB48)。そして、聞き手はバンギアの2人です。
それぞれが考える『ファイナルスピリット』!
――それではさっそく! みなさんの思う『ファイナルスピリット』って何でしょう? えっと……では! 和田さんからお願いできますでしょうか。
和田:第2弾、第3弾を見たらわかると思います!
一同:(笑)
藤:『ファイナルスピリット』とは……最初は隠れていて、そこからじわじわ力を発揮していくという感じが……『メタルギアソリッド』みたいな。
――『メタルギアソリッド』やるんですか?
藤:最初にハマったのがPS2の『メタルギアソリッド』でした。
広瀬:アニキ(藤さん)が思いのほかゲーマーだったってことがわかった。
望月:ゲームはあまり詳しくないのですが、うちのピンク(千葉麗子さんのこと)が電脳アイドルだったな。それは置いといて……『ファイナルスピリット』とは、以前戦隊ヒーローとして出演していた人たちが集まっていて、いままで共演したことのない戦隊仲間たちとも共演出来た……という俺にとっては最後の……ファイナル映画かもしれない。
同窓会のような感覚で楽しかった
藤:特撮関連のイベントとかで顔は知っていたけど、こうして共演するのも、親しく話をするのも今回初めてな人もいたり。だけどある意味、同窓会のような感覚で楽しかった。
望月:撮影に入る前に、インターネット番組の生配信を姫(広瀬さんのこと)がしてくれて、そのお蔭で、撮影の前に何度かみんなに会えていたから、みんなの人となりを知った上で撮影に入れたことが嬉しかったです。
野村:『ファイナルスピリット』……もしかしたら私、ラスボスかもしれない。って言うのは冗談ですけど! 私にとっての最後の晩餐は、お肉とイチゴです!
広瀬:シャンパンにイチゴ入れたい子なんだよね?
野村:そうですね!
望月:ね……合うもんね。って何の話? まとめられないわ!
――なんか深いなぁ(笑)。姫はどうでしょう?
広瀬:私、みんなみたいにうまいこと言えないけど……えっと……『ファイナルスピリット』とは……というか、本当にこんなことが起こるとは思っていなかったので……私としてはこれからの第2弾、第3弾を見届けることかな……と思っています。はい、じゃあ、信さん(信達谷さんのこと)!
それはやっぱり“変身”です!
信達谷:『ファイナルスピリット』とは……それはやっぱり……“変身”です!
望月:世田谷の夜空に響いたワンダ(和田さんのこと)の5、6回叫んだ“変身”……(笑)。
――その撮影現場に行きたかったなぁ。
藤:あ、『ファイナルスピリット』っていうカクテル作ったら?
信達谷:いいこというね! 名物にします!
望月:じゃあ、7'sBAR(信達谷さんのお店のこと)には来月から『ファイナルスピリット』っていうカクテルが出るということになりました。よろしくお願いします!
和田:それを飲んだらファイナルだってわかります!
藤:それって京都の「ぶぶ漬けでもどうどす?」みたいなこと?
――え! そろそろ帰れってことですか!?(笑)
信達谷:名物にします!
一同:(笑)
とってもにこやかなで和気あいあいとした上映会の裏側でした。
※7's BARに『ファイナルスピリット』のカクテルが出るかどうかは未定です。
東監督にもインタビューすることができたぞ!
豪華キャスト陣にお話を聞くことのできたバンギア。今度は、舞台袖に戻ってきた東監督を捕まえて、お話を聞くことができました! 気になる『ファイナルスピリット』の制作秘話とは!?
『ファイナルスピリット』制作秘話
――『ファイナルスピリット』制作のきっかけをお聞かせください。
東:『ニヤニヤ』(レジェンドヒーローを演じた方などが主催しているイベント)のライブを観に行ったとき、出演メンバーの皆さんの人気や、キャラクター性などいろいろ見ていて一緒に映画を創ってみたいとピンときました。
それで、信さん(信達谷圭さん)に「映画を創ってみない?」と話をしたのがきっかけですね。それが一年くらい前なのですが、そのときはまだ構想もなくて。本格的にやるか! と始まったのが今年の1月頃です。
――けっこう短い期間で創られていますよね。キャスティングも1月から声かけされたのですか。
東:そうです。最初いろんなキャストの名前があがった中で、ゆうた(望月祐多さん『恐竜戦隊ジュウレンジャー』ティラノレンジャー/ゲキなど)の名前が出て、「俺、ゆうたに30年は会ってないなぁ…」と。会おう会おうと言っていて会えてなかったから、会うきっかけにいいなぁって、その場で電話しました。「映画やるんだけどさ…出る?」って聞いたら「やります」って言ってくれて。
いろいろキャスティングしながら、こういう構想でこういうストーリーでやろうと決めて、戦隊ヒーローではなく、でもヒーローモノで……1話で完結するのは難しいから出来れば3部作で考えたらいけるかなぁと。
『ファイナルスピリット』構想は3部作
――3部作までもう構想はあるのですか?
東:もう、2部と3部(ファイナル)までプロットは出来ています。
――結末はもうわかっているんですか?!
東:結末は……さて?(笑)
――気になります(笑)。……ところで、東監督はもともと俳優も歌もされていますよね。最初なぜ監督をしようと思われたのですか?
東:俳優って待つ仕事なんですよ。でも監督って攻められるじゃない、こういうの作ろうやってみようって。あと役者って主演でも全部には関われないでしょう、出ないシーンもあるし、でも監督ってぜーんぶみられるじゃない、全部のシーンみられるし、音楽も自分で入れられるし、現場で撮りながらできていく絵を創り上げていけると思ってね。監督っておもしろいよね。
――監督をされているときの一番の楽しみってなんでしょうか?
東:思い通りいったときだよね。夕日でラストシーンが思い描いた通りの絵になるときとか。うまくいくときって全部うまくいくんですよ。今回の『ファイナルスピリット』の撮影初日、ロケからスタートの予定だったんですが、BARのシーンが長すぎるからBARのシーンを先に撮っておきたいなーなんて思っていたら、雨がザーザー降ってくれて……。
おかげでBARのシーンに集中できて、翌日ロケに行ったら晴天でいい感じ! なんてこともありました。
――そういうことがあるんですね!
東:あるんですよ結構、偶然にも20年間(笑)。
――すごい! 監督になるべくしてなられたんですね。東監督はご自身で音楽活動もされてらっしゃいますが、今回の『ファイナルスピリット』の音楽へのこだわりとかありますでしょうか?
東:『ファイナルスピリット』の曲は信さんにお願いしました。ヨーロッパ(1980年代にブレイクした北欧メタル系のバンド)の『ファイナルカウントダウン』って曲あるじゃない。ラストの曲はああいう感じがいい、テンポ的にもいいしとリクエストしました。そうしたら、かっこいい曲をつくってくれたんですよ。あと挿入歌は僕が作った曲を入れたりもしています。
――今回の映画で、ご自身で歌うことはされなかったのですか?
東:今回の『ファイナルスピリット』では歌っていないけど、LIVEは月一回やってますよ。今年50代最後で初めてバースディライブをします。11月24日の夜。『ファイナルスピリット』の映画に登場したBARで!
――行きたい! 要チェックですね! 東監督の活動の今後の展望は?
東監督の今後について
東:今、学園モノを2本撮り終わって、『ファイナルスピリット』を撮り終わってから、やっと夏休みが取れます(笑)。『ファイナルスピリット』の2部、3部に関しては企画プロデューサーの信さんと相談だね。
だけど、年末の雑踏の絵は欲しいんだよ。クリスマスくらいから年末あたりのざわざわしているシーンがどうしても欲しい。そういう絵のイメージはありますね。
――年末ですか……待ちきれない。楽しみです! インタビューでみなさまに質問しているのですが、東監督の中の光属性と闇属性の部分ってどんなところでしょうか?
東:僕、天使ばっかりですよ。天使で60歳になりますからね(笑)。
もうちょっと黒いところがあったらもっといろんなことできたと思うんだけど、夢しかないからね。あと、やりたいことがだんだんできなくなるのよ。ごはんいっぱい食べて、いっぱいお酒呑んで、また明日も……って思うんだけど、つぎの日しんどくなってきました。
――いや、東監督かなり呑みますよね。
東:呑むね(笑)。藤さん(藤敏也さん『地球戦隊ファイブマン』ファイブレッド/星川学など)と一緒。楽しく呑むよ。やるときはやるっ!
――パワフル(笑)。最後にこの記事を読んでいるみなさまにメッセージをいただけますか?
東:ゲームの中のヒーローとか、戦隊のヒーローとか……形が変わっても世代によってヒーローっているじゃない。それを心の中で大事にしていてほしいなって思います。イチローさんがヒーローだって方もいるし、僕にとっては長嶋茂雄さんがヒーローだったりもする。そういう一生のヒーローを大事に思っていられる人ってあんまり嘘をつかないんだよね。
何かそういうヒーローにインスパイアされてそこに向かおうとしている間、自分は青春していられるわけじゃない。ゲームでもいい、なんでもいい、なにか自分自身のヒーローを見つけて生きていくのって大事なことなんじゃないかなといつも思っています。
――ステキなメッセージ……ありがとうございました!
バンギアのオススメポイントを140文字以内でまとめる!
バンギア突撃レポート、映画『ファイナルスピリット』編。いかがでしたでしょうか?電撃オンライン特派員として“終末のバンギア”独自の視点で『ファイナルスピリット』の魅力をお伝えしてみました。
それでは、毎度の締めくくりとして、バンギアの2人がSNS時代ならではの140文字という縛りでオススメポイントをまとめてみます。
バンビ(ボーカル)のオススメポイント!
あなた世界を救ってください。ってなんじゃそりゃ!?と憤りながらも、自分にできることなのか…と蘇る生気と正義感。監督も出演者もヒーローの過去を持つ精鋭揃いだからこそできた映画『ファイナルスピリット』。大人になってしまった…と寂しそうに呟いてしまうそんな時に観てほしい作品です。
ルギア(ギター)のオススメポイント!
平凡な生活を送っている人々の中に、溶け込んでいる異質感。実際に生活している上では到底使うことのない言葉と会話が随所に出てくるのに違和感がない。それは、やはりレジェンドと呼ばれるヒーローを演じたキャスト陣の力によるところが大きい。自分はやっぱりヒーローが好きなんだと気付かされる作品。
“終末のバンギア”プロフィール
数々のゲームタイトルとミュージックコラボを果たした、カリスマゲーマーギターリスト「市野ルギア」が、女性ボーカリスト「bamvi(バンビ)」を迎えて新たな音楽ユニットで活動を開始。
2019年2月に結成ライブでお披露目。6月より本格始動。そのサウンドは「白か?黒か?」。二面性のサウンドをコンセプトにした“終末のバンギア”。
なぜか2人とも特撮関係者と縁がある。コラボ第1弾として電撃オンラインのネット番組「電撃四天王(3人)の対決Showdown」のオープニングテーマ曲を担当。目下売り出し中なので、いろいろなコラボ先を絶賛募集中です!
●“電撃四天王(3人)の対決Showdown”オープニング曲
※詳しくは“終末のバンギア”オフィシャルサイトや公式Twitterもご確認ください。
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