『ライブアライブ』功夫編レビュー。選択で大きく変化するシナリオが超ドラマチック!
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7月22日にNintendo Switchで発売予定のRPG『ライブアライブ』のレビュー記事を9回にわたってお届け。
今回は“功夫編”についてレビューしていきます。
※ストーリーの核心的なネタバレはありませんが、一部ストーリー後半の展開に言及していることもあります
『ライブアライブ』レビュー記事
中盤の選択で大きく変化するシナリオは見応えアリ!
功夫編の主人公は心山拳老師(CV:石丸博也)。拳法“心山拳”の師範であり、全シナリオ中でも(おそらく)最高齢の人物です。
拳法の後継者を探すのが、このシナリオの主な目的。
老師の暮らす小屋の周辺にある村などを巡り、後継者を探していきます。
そして見つかる候補者は、野盗の娘・レイ・クウゴ(CV:上田麗奈)、物盗りの少年・ユン・ジョウ(CV:下野紘)、食い逃げ犯の巨漢の男・サモ・ハッカ(CV:水島裕)の3名。肩書だけ見ると、ロクな候補者がいない!(笑)
ただし、そこは老師が才を見出した後継者たち。それぞれ心身ともに光るものがあり、修行を重ねるにつれて拳法家として強くなっていきます。
むしろ、肩書に捕らわれずに後継者を探す老師がすごいのかもしれません。
少年ゆえに体格には恵まれないユンに可能性を見出したときの「心じゃよ!」という言葉は、全編通しても屈指の名台詞ですね。
個人的にお気に入りの弟子は、やはり紅一点のレイ!
最初は寝首を搔く気まんまんだった彼女が、修行の日々を送るうちに老師への態度を変えていくのがいいですね。どこか親娘のような師弟の関係性にホッコリします。
そんな功夫編では、中盤以降に衝撃的な展開が待っています。
ネタバレになるので詳細は語りませんが、中盤のある選択によって、功夫編のそれ以降の展開だけでなく、後々の別のシナリオにも影響が出ます。
ちなみに自分の場合は、おそらく大多数の方と同じ選択肢を選んだと思います(笑)。
修行パートで描かれる師弟関係とクライマックスの衝撃展開など、功夫編のシナリオは短いながらもかなり濃厚です。シナリオクリア時には、サブタイトルの“伝承”の本当の意味が分かるはず!
格闘メインのバトルはシステムの基本を学ぶのにピッタリ!
功夫編では探索の自由度はそれほど濃くはなく、主に目的地に向かい、戦闘することでシナリオが進行します。
遠距離攻撃の手段が敵味方ともにそれほど多くないので、“攻撃後に距離をとり、敵を移動させて攻撃させない”という本作の戦闘の基本を学ぶのにピッタリです。
なお、弟子たちは通常通りレベル上げが可能ですが、師範はすでに完成された技術を持っているためか、レベルは初期から上がりません。
ただし技の種類が初期から豊富なので、敵の弱点を序盤から突きやすいのが強み! HPが低めなのは、ご高齢ゆえ仕方ないことですかね。(笑)
終盤にはボスとの連戦が待っていますが、あるていど戦闘の基本を押さえておけばレベル上げを積極的にしなくても勝てるバランス。
ただしシナリオのラスボスはなかなかの強敵! 自分の場合は遠距離攻撃が可能だったので比較的簡単に倒せましたが、育成状況によっては苦戦するかもしれません。
シナリオ展開や戦闘のバランスなど、RPGとしての王道を行く魅力が詰まった功夫編。戦闘の難易度が比較的低く、基本を学ぶにもピッタリなので、最初に選ぶシナリオとしてもオススメです!
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Gosho Aoyama, Yoshihide Fujiwara, Osamu Ishiwata, Yoshinori Kobayashi, Ryouji Minagawa, Kazuhiko Shimamoto, Yumi Tamura
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