【新作レビュー】モンストっぽいマルチの楽しさとひっぱりの快感。でも…! 『 ゴーストスクランブル』の感想は?

電撃オンライン
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 7月19日配信予定のiOS/Android用アプリ『モンスターストライク ゴーストスクランブル(ストブル)』の先行プレイレポートをお届けします。

ノーマルクエストで基礎はバッチリ!

 まずは基本をということで、ノーマルクエストのステージ1をプレイ。

 ステージは基本的に、敵を倒したりアイテムを集めたりといった目標を達成してエリアを進行し、最後に待つボスを倒すとクリア、という流れになっています。

 フィールドの移動はバーチャルパッドを使用。画面の好きなところを使ってキャラを操作できるので、右利き、左利きのどちらでも安心です!

 始めてすぐは操作がおぼつかず、前方に攻撃してくる敵の後ろに回ってちまちまヒカリ攻撃を当てるだけという戦い方に。

 心の中で「なぁぁぁ、なかなか敵が倒せねぇぇぇぇ!」って叫びながら遊んでました(一番弱い攻撃で攻めてるから当たり前)。

 ですが、ここでちょっとした閃きが。「このエリアの目標はアイテムを取ればいいだけなんだから、敵を倒す必要ないんでね?」と。

 そう、目標が特定のアイテム回収なら、敵はスルーして進んでも問題ないんです。

 ステージが進めばいろんなギミックがあったり、敵を倒さないとどうしようもない状況もあったりするでしょうけど、無駄に攻めて被弾するより、スルーできるならそうしてしまうのも攻略法の1つ。

 ただ、戦わないとスキルゲージがたまらないし、敵を倒すことでHP回復やスキルゲージMAXなどのアイテムを得られることがあるのも、忘れてはいけないポイントなんですよね。

 敵をやり過ごすか、それとも積極的に倒していくか……。クエストによっては、この判断が成否を分ける場面もある……かも知れません。

 慣れてからはモンQを使った攻撃も繰り出しつつ、ステージを攻略。

 Qショットは遠くから攻撃できて便利なだけでなく、壁などの障害物で跳ね返らせることで複数ヒットを狙うこともでき、うまく当てれば敵のHPを一気に減らせます。

 敵の位置と周囲を確認し、最も効果的なところにQショットを放つ! 『モンスト』プレイヤーにとっては、一番腕の見せ所になる攻撃方法なんじゃないでしょうか。

 ひっぱりアクション&壁などにぶつかるカンカンは、かなり『モンスト』に近い直感操作+爽快感になっていました!

 ショットスキルは威力が高く爽快感抜群! モンQによって攻撃範囲などが異なるので、お気に入りを探してみるのも楽しいはず。

 また、チュートリアルも親切で、基本的な攻撃方法はもちろん、ギミックへの対処法もきちんと教えてくれます。

 ノーマルクエストを進めるなかで重要なことをいろいろと学べるので、まずはこっちをしっかりと遊んで基礎を覚えていくのがおすすめですよ。

マルチプレイはコミュニケーションもカギに! あとドローンは神

 操作にある程度慣れたところで、マルチプレイ機能を使ってイベントクエストに挑戦。

 ノーマルクエストのステージ1(消費スタミナ6、危険度★1)と比べ、消費スタミナ20~40、危険度★3~5と、挑む前からかなりの難易度だということがうかがえます。


 まずは大尾型イザナミのクエストへ。今回はバスターでの参加だったので基本的な立ち回りはソロの時と同じ……だったのですが、エリアの難しさが段違い!

 ギミックが複雑なのに加え、出現する敵も多めかつ配置がイイ感じにいやらしく、目標を達成するのにも一苦労。

 ボスとして登場するイザナミの攻撃力もすさまじく、大技に当たってしまうと一発でHPを半分以上持っていかれるという凶悪さでした。

 ただ、予備動作は用意されているので、そこを見極めればきちんと回避可能。アクションゲームの醍醐味って感じで、結構熱くなりましたね。

 危険度の星数に偽りなく、イベントクエストは難しい! だからこそ、マルチプレイ時はドローンの存在が際立ちます。

 目的のアイテムをロックオンしてガイドを表示させてくれたり、HPが減った時に回復を行ってくれたりと、いるといないでは攻略難度が大きく変化するほど、重要な役割を担ってくれていました。

 なかでも、アイテム投下でHP回復や救助(リスポーン)回数プラスをくれたのが本当にありがたかった……。神。


 そんな経験を経て、次はドローン操作でクエストへ。最大3種類まで持っていけるアイテムは、HP回復と敵の攻撃を一定時間無効化するバリア、救助回数プラスを選びました。

 ドローンはバスターよりもフィールド全体を見渡しやすく、障害物も気にせず移動できるので、まずは全景を把握。そして、エリアの目的に応じたアイテムや敵をガイドしていきます。

 バスターのHPにも気を配って……というところで、少し厄介なことが。バスターのHPゲージの表示サイズがかなり小さい!

 なるべくフィールドを広く見られるようにしていると、さらにそのサイズが小さくなってしまいます。スマホのサイズによっては、HPが多少減っていてもわからないぐらいに。

 全体を見渡せるのを重視するか、視野を狭めて仲間のHPを少しでも分かりやすくするか……トレードオフってやつですかね。

 それだけに、「HPが減ってるから回復して」といったような、肉声での声掛けがかなり重要なように感じました。

 もちろんそれはHP回復だけに限ったことではなく、「どこどこにいる敵がアイテムを落としたから必要な人は取って」だったり、「倒されたから救助お願い!」だったり。

 普段ボイスチャットを行わない方にはやや抵抗があるかもですが、声を掛け合うのが攻略に役立つのは間違いないですし、あとはなんといっても騒ぎながら遊ぶのは結構楽しいので、一度勇気を出してやってみるのをすすめます。

 せっかくボイスチャット機能がデフォで用意されてるわけですし。

 自分の場合は面と向かってでしたが、初対面の方相手でも同じゲームをしていると結構話しやすいもんですよ。

 とまぁそんなこんなで、HP回復にはいろいろ手こずったものの、クエスト自体は何とかクリア。

 続いて挑戦した剛腕型ゼウスは、グルグル回る大技後に目を回して一定時間動きが止まる、設備に光を当てて仕掛けを作動させることで大ダメージを与えられるなど、ならではの要素が用意されていました。

 ほかのボスやクエストでも、さまざまな攻略法が楽しめそうです!

仲のいい友達や視聴者さんたちとぜひ一緒に

 最後に、気に入っている要素のアバターのキセカエについて少しだけ。プレイヤーの分身となるアバターは顔、髪型、トップス、ボトムス、靴、帽子、アイウェアの7項目をカスタマイズできます。

 性別の概念はないので、例えば女の子っぽい顔と男性的な格好を組み合わせて男の娘、いかつい顔+フリフリ衣装で女装風など、自由に着飾ることが可能。その日にの気分に合わせて外見を変えてみるのも楽しいかもしれません。

 なお、キセカエ用のアイテムはショップでの購入やガチャで手に入れられます。


 ちなみに、キセカエ用のアイテムに加え、ショップにはドローン操作時の投下アイテム、ガチャにはレアなモンQが手に入る“モンQガチャ”も用意されています。

 ドローンの投下アイテムを入手する際には、ゲーム内コインやオーブが必要なものも。HP回復(L)や救助回数プラスがそれに当たるので、使用する場面は慎重に選んだ方が良さそうです。


 “ひっぱりハンティング”にキャラ操作やギミック解除のアクション要素が加わり、『モンスト』ファンだけでなくアクション好きにもオススメの『ストブル』。

 シリーズファンはアグムナート、ルシファー、アリス、ハーレー、ヒミコ(卑弥呼)など、『モンスト』の登場キャラがかわいらしくデフォルメされたモンQの姿を見るだけでも、結構楽しめると思います。

 個人的に、クエストの難易度しかり、搭載されているシステムしかり、本作はマルチプレイでワイワイ遊んでほしいという想いを強く感じられたのが印象的です。

 友達と一緒に遊ぶゲームを探している方は、配信が開始されたらぜひ一度体験してもらいたいなって思います。ゲーム配信をしている方も、視聴者の方々とぜひ一緒に!

 こういうマルチ協力プレイの楽しさは『モンスト』シリーズらしいものですが、ボイスチャット機能などが搭載されいるので、対面だけでなくオンラインプレイでもわいわいがやがや遊べるのも高評価です。

 イベントクエストはもちろん、全国のプレイヤーとクリアタイムを競えるタイムアタックも熱くて楽しいですよ~。

 そんなわけで『モンスト』らしさがしっかりつまった『ストブル』ですが、それだけでなくオリジナルアクションゲームとしても楽しめるのがポイントです。

 特にバスターとドローンでがらりとゲーム性が変わりますし、モンQによるカスタマイズでも戦略が大きく変わります。ぜひ、自分に合うスタイルで頂点を目指してみてください!


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