『ライブアライブ』原始編レビュー。台詞なし…なのにキャラの掛け合いが楽しいコミカルなシナリオ
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7月22日にNintendo Switchで発売予定のRPG『ライブアライブ』のレビュー記事を9回にわたってお届け。
今回は“原始編”についてレビューしていきます。
※ストーリーの核心的なネタバレはありませんが、一部ストーリー後半の展開に言及していることもあります
『ライブアライブ』レビュー記事
台詞なしで描かれるストーリーはコミカル＆ドラマチック！
“原始編”の舞台となるのは、まだ言葉が存在しないはるか昔の原始世界。
言葉が存在しないため台詞は一切なく、「アッ」「ウッ」といった簡易なキャラクターボイスと、スタンプのような記号でのみ会話が進んでいきます。
ボイスの抑揚などで感情が分かるようになっているので、ボイスをしっかり聞きながらプレイするのが推奨。声優さんたちの名演が光ります！
セリフなしなので（音声はありますが）、少しだけサイレント映画を見ているような楽しさが味わえますね。
原始編の主人公・ポゴ（CV：緒方恵美）は、ある集落で相棒のゴリと暮らす少年。
その行動原理は非常に純粋で、本能のままに食糧を集めたり、美女を助けるために敵と戦ったりします。そして少しスケベなのも、原始人ぽいですね（偏見）。
兄弟のような関係のゴリ（CV：安元洋貴）は、しばしば空気を読まない行動でポゴに突っ込まれます。二人の掛け合いの楽しさが、原始編のシナリオの最大の魅力です。
シナリオ序盤では食糧集めが主な目的。そんななか、謎の少女・べる（CV：高森奈津美）との出会いをきっかけに、他部族との抗争に巻き込まれていくことになります。
シナリオのノリは全体的にコミカルで、敵対する部族もどこかユニークで憎めない性格。
モブキャラたちとのイベントもいいリアクションをしてくれることが多いので、台詞なしなのに会話が楽しいと思えるのが不思議！
嗅覚を生かして探索！ 武器の合成も可能で育成の重要度が高い
ポゴは優れた嗅覚を生かして、獲物の痕跡やアイテムの場所を探すことができます。
Yボタンで嗅覚を研ぎ澄ますことで、周囲の残り香を嗅ぐことが可能。残り香は煙のようなグラフィックで表示され、そこを調べることで獲物やアイテムの位置を知ることができます。
探索時に敵の出現位置を探るほか、ストーリー上で重要な謎解き要素になることも。とはいえそこまで複雑ではないですね。あくまで演出の一環といった印象のシステムです。
また、探索や戦闘で入手した獣の皮や骨を使って武器の合成も可能。より強力な武器などが入手できます。
合成の組み合わせは多いですが、基本的には合成後のほうがいい装備になることが多いです。そのため、そこまで難しく考えずにとりあえずあるものを適当に組み合わせる、でもOK！
いい意味で大ざっぱに育成を楽しめるシステムな点も、原始編の雰囲気と合っていていい感じ！
全体的な戦闘の難易度はやや高め。終盤の戦闘に出現するボスはかなり手強いので、中盤のレベル上げが重要になります。とくに“べる”の技“るーるー”が非常に強力なので、習得しておくと役立ちます。
ストーリーのボリュームが多く、マップも広いので、歯応えのあるシナリオを求める人にオススメの原始編。
最初に選ぶシナリオとしては難易度が高い部分もあるので、功夫編などの手頃なシナリオで基本を学んでから挑むのが推奨です！
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Gosho Aoyama, Yoshihide Fujiwara, Osamu Ishiwata, Yoshinori Kobayashi, Ryouji Minagawa, Kazuhiko Shimamoto, Yumi Tamura
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