『ガンヴォルト 鎖環』序盤の4ミッションをレポート。個性豊かなボスとイマージュパルスの内容も紹介
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- sexy隊長
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インティ・クリエイツから7月28日に発売予定のNintendo Switch用タイトル『蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト 鎖環(ギブス)』の企画記事をお届けします。
『蒼き雷霆 ガンヴォルト』シリーズは、ハイスピード&ハイテンションなアクション性と、魅力的なキャラクターによる物語を楽しめるライトノベル2Dアクション。
“ライブノベル”と呼ばれる、会話を交わしながら宿敵と戦う演出が盛り込まれたシステムがシリーズの特徴。主人公“ガンヴォル(GV)”を操り、迫りくる敵と熱い会話を交わしつつ繰り広げられるバトルは、本シリーズならではの醍醐味です。
新作『鎖環』では、新主人公“きりん”と、ガンヴォルトを切り替えつつのプレイや、新システムを楽しめます。
今回の記事では『鎖環』序盤の4ステージとそのボスを紹介していきます。
聖なる夜の街が舞台の“Holynight XIII”
煌びやかな装飾が施された聖なる夜の街が舞台。高層ビルを高速アクションで駆け昇ったり、ビルとビルの間を飛び移ったりと、街ならではのギミックが満載です。
アクションの基礎を学べる!
本ミッションはチュートリアルも兼ねており、きりんの基本攻撃である裏八雲流抜刀術(スラッシュ攻撃)や護符撃封ち(ショット攻撃)を学べます。『ガンヴォルト』シリーズを初めてプレイする場合、ここで感覚を掴んでおきましょう。
応用技として、“雷霆煉鎖(ライテイレンサ)”があります。こちらは護符でマーキングした対象に、一瞬で近づき強烈なスラッシュでダメージを与えるというワープスラッシュ技。攻撃だけではなく移動にも使えるという優れものとなっています。
高層ビルを高速アクションで駆け昇ったり、ビルとビルの間を飛び移っていったりとアクロバティックなアクションが多いのですが、それらのアクションをこなすのが“雷霆煉鎖”になります。
マップ上に設置してある“煉鎖灯(レンサトウ)”に護符でマーキングし、雷霆煉鎖で飛びついて進んでいきます。煉鎖灯に飛びついたあとに、次の煉鎖灯に護符でマーキングし、さらに高いところへ……という使い方をします。
攻撃にも移動にも使用する本アクション。序盤から終盤まで活躍するスピード感溢れるアクションになっていると感じました。
初心者にこそ使ってほしい切り替えシステム
“雷霆解放(ライテイカイホウ)”を行うことできりんとGVを切り替えられるのが特徴。GVは、ダートリーダーからのロックオン雷撃攻撃ができたり、“雷撃鱗(ライゲキリン)バリア”が展開できたりと、シリーズファンならおなじみの基本攻撃が可能です。
本ミッションでは“ホバリングと空中ジャンプ”といったアクションを使って、きりんでは届かないような場所、足場が少なくて不安定な場所を飛んで移動できます。
きりんの雷霆煉鎖が苦手な人やアクションに自信がない人は、GVに切り替えて飛んで移動することもできます。
GVは、高い機動性に加えて自動展開される“雷撃鱗バリア”、シリーズ初となる近距離特化の強力技“ヴォルティックアーツ”など、攻撃力、防御力、移動力、どれを見ても強力なキャラクターになっています!
『ガンヴォルト』シリーズを初めてプレイする人や、アクションが苦手なプレイヤーはGVを積極的に使用することで先へ進めると思います。
きりんとGVの基本攻撃や応用技の詳しい情報は以前の記事や公式サイトに載っているので、ご覧ください!
“死と踊る霊翼” B.B.(声優:中野大志)
“Holynight XIII”のボスは、死と踊る霊翼(オージーオブザデッド ブラックバッジ)・B.B.。思念体を操る死霊(ガイスト)の能力者で、生者の魂を刈り取る死神です。翠の翼で飛び回りながら亡霊や霊気で戦うのが特徴。
キャラクターとしての特徴は、“死語”を多用するムードメーカー。明るくカラっとした性格ですが、軽薄で軟派と思われる言動を繰り返します。根はいい子のため、どこか憎めない存在です。
翠の霊魂、翠の亡者で攻撃、翠の羽根に亡霊を憑依させて使役する攻撃など、なにかと“翠”が絡むのが特徴。多彩で機動力の高い攻撃を仕掛けてくるので、最初に戦うボスにしてはやや凶悪だと感じます! 最初のボスということでどこか油断していたのか……苦戦を強いられました。
スペシャルスキルは大量の霊気を集めて作り出した、おどろおどろしいバイクに乗って爆走突進してくる“デスプロセッション”。避けにくいスキルなのですが、見た目のインパクトが強烈すぎて、筆者は「このフィギュアがあれば……欲しい!」と思っています。
大型遊戯場が舞台の“Cyber Daydream”
数々のゲーマーが集うネオン輝く電脳九龍街のアミューズメント施設が舞台。あるゲームイベント開催中、1人の暴走能力者によって施設の制御が丸ごと奪われてしまうという展開で、電脳街ならではの電子系ギミックが満載です。
ネオンが美しい電脳ステージ
魅力はなんといってもステージの華麗さ。電脳九龍街と呼ばれる街のネオンに加えて、スロットなどのゲーム筐体もあり、歩いているだけでテンションがあがります。
ギミックも能力者によって暴走状態になった競技型筺体が襲いかかってきたり、近づくと高速で閉まってしまうシャッターなど、電気に関係するものが多いのが特徴。
特に殺人的な速さで閉まるシャッターは、閉まってしまうと破壊して進むしかできず、タイムロスになったり、敵に囲まれて致命傷を負ったりします。雷霆煉鎖のワープスラッシュで閉まる前に抜けることができるので、ここまでに雷霆煉鎖に慣れておきたいです。
“超速演算の魔術師” シロン(声優:豊洲りお)
“Cyber Daydream”のボスは、超速演算の魔術師(マジシャンズオペレート)シロン。
相手の千手先を読む、超速演算(オーバークロック)の能力者で、情報戦を得手とするプロゲーマー。ワープ、オーブ、ビームにレーザーといった光学系の攻撃を得意としています。
“カッコいい男”に憧れている、というカワイらしさが特徴的。シロンに対するきりんの態度も、B.B.の時とは違ってとても優しいです! B.B.に対して厳しすぎるだけかもしれませんが(笑)。
相手の千手先を読むという能力ですが、「本当にきりんの行動を読んでいるのでは?」というぐらい、行く先々に攻撃が飛んできます。
実際に行動を読んでいる訳ではないのですが、施設の防衛装置からのビーム、壁の装置からのレーザーといった攻撃があります。ただのビームやレーザーならいいのですが、これらすべてがオーブに反射したり屈折したりと挙動が読めない攻撃になっています!
避けた先に攻撃が飛んでくると、「行動を読まれている!?」と錯覚します。スペシャルスキルは“マジシャンズゲート”。ビーム攻撃、レーザー攻撃というすべての装置から放たれる攻撃になっており……初見でノーダメージで耐えることはほぼ不可能ではないかと。ただし、見た目はキレイです(笑)。
海上大型物流施設が舞台の“Pendulum Heart”
舞台となるのは、海上大型物流施設・ワタツミの内部。国内の物流を担う施設ですが作業者の1人が暴走し、機能停止に追い込まれてしまいます。施設の外部ではおそいかかる荒波に抗い、内部では物流コンテナに乗って進むミッションになります。
施設の外部は荒波&不安定な足場!
このミッションは、海上施設の外から始まり内部へと向かうのですが、この序盤の外部エリアがかなり厄介!
ステージのギミックとして潮汐によって波が上下に動きます。その動きに合わせて足場も上下に動いて高低差が生まれるという厄介さ。潮汐のタイミングによっては進めなくなったり、海への落ちてしまうことも……。
それに加えて敵の攻撃によって破壊される足場があるなど、不安定さが他のステージに比べて段違いです。
キャプチャだと分かりにくいかもしれませんが、きりんが発言して次のセリフが出るまでに目の前の足場がここまで上下に動きます。
そんな状態で登場する中ボス、“水陸両用の最新型哨戒機”。戦い方は、潮汐による高低差をうまく活用することになるのですが、タイミングなどが難しく、深追いしすぎて海へと落下することも……。
施設の内部は物流センター!?
施設の内部へ入り込むと、そこは高度な物流システムが生んだ人工の要塞になっています。
内部では、運搬用コンテナに乗って移動するという物流センターならでは移動方法。しかしこれがまた厄介! 高度な物流システム故なのかコンテナが高速で動くため、乗るのが困難。そしてコンテナの下には地面がなく、乗り損ねると即落下という難しさです。
“空虚に揺れる道化” レクサス(声優:原澤航一)
“Pendulum Heart”のボスは、空虚に揺れる道化(スイングペンドアルルカン)レクサス。触れた物にベクトルを与える振子(ペンデュラム)の能力者で、変幻自在な動きで翻弄してきます。素早い動きと自由自在に扱うガラクタでの攻撃が特徴。
キャラクターとしては、規則やマナーにちょっと厳しい青年。神経質だけど根は優しいため、面倒見がいい部分もあるようです。
振り子のように動きつつ、高速かつ不規則に飛び回って撹乱してくるのが特徴。床から飛び出すガラクタ、天井から降ってくるガラクタ、ステージをぴょんぴょん跳ね回るガラクタなど、多種多様なガラクタ攻撃を行ってくるのも特徴です。
スペシャルスキルは“サテライトペンデュラム”。最大級のガラクタを2つ作成した後に振り子で移動し、セブンスを込めたダガーを投擲してくる詰め合わせ攻撃を行ってきます。
豪華な攻撃ですが、意外と避けられるので本作のアクションの練習に適しているかも知れない!と思いつつプレイしていました。
機械警備で護られた修行寺が舞台の“Pride & Battle”
最新の機械警備で護られた巨大な石垣の上に建つ修行寺が舞台。外敵からの侵入は最新の警備で護っていたものの、修行に来ていた男が内部で暴走してしまいます。忍者のような敵や新ギミック“煉鎖鳳灯”が登場したり、尖った侵入者撃退トラップがあったりと、ユニークさも満載です。
美しい風景と変わった風景を楽しめるステージ
本ミッションの魅力は、きりんの和の雰囲気にぴったりなステージであるところ。陽の沈む山なみを背に戦う場所があったり、雷霆煉鎖でも振りきれないほど素早い忍者が出てきたり、仏像型の“とあるモノ”が出てきたりします。
新ギミックの“煉鎖鳳灯”が登場しますが、以前に登場した“煉鎖灯”と使い方はほぼ同じ。ひとつ違うことは使用時にものすごい勢いできりんが射出されます! その勢いを使って石垣を駆け上がっていけるギミックになります。
射出の勢いがすごいので、空中制御に戸惑ってしまい落下することも多々ありましたが、“煉鎖灯”より高速なアクションを楽しめる魅力的なギミックです。
ややバチ当たりだと思うのですが……侵入者撃退トラップが……仏像です。仏像型の侵入者撃退トラップがそこら中に設置してあり、レーザービームからの炎攻撃で撃退してくるという過激なトラップになっています。
これには、さすがのきりんも怒っています!
“鉄拳番長” シロン(声優:閻子丹)
“Pride & Battle”のボスは、鉄拳番長(バンチョーファウスト)・カミオム。正々堂々のインファイトを相手に強制する、喧嘩上等(タイマン)の能力者で、遠距離攻撃は一切持たずすべて近距離攻撃というボスです。
キャラクターの特徴は、つねに学ランを着続けるThe漢(オトコ)の中の漢! 筋肉を“テアシ”と読み、筋肉を“ココロ”とも読む。身体を張って戦線を支える、頼りになる漢です。
上記しましたが、カミオムの攻撃はすべて近距離攻撃! きりんの行動を制限する領域を展開してきます。この領域を展開されると離れることも、飛んで逃げることもできなくなるので、強制的に接近戦を強いられます。
カミオム自身もこの領域から出ず、真のタイマン勝負を仕掛けてくるスペシャルスキル“喧嘩領域展開”が彼の持ち味。この領域から出ると大ダメージを受けてしまうのでお気をつけください!
遠距離攻撃こそないものの、燃えながら遠距離から突進してきたり、空中から強襲してきたりという荒技を多数持っているので、アクション性が高い戦いを味わえます。
ボスを撃破するとスキルを入手できる!
ボスを撃破するとその経験から、新しいスキルや持っているスキルの強化版を入手できます。
新システム“イマージュパルス”はエンドコンテンツ!?
イマージュパルスとは、GVの記憶から過去に出会った人のイメージを“蒼き雷霆”の力で具現化し、鎖環の力で護符に封印し固着させることで、擬似的に彼らの力を借りることができる“第七波動(セブンス)”の応用技になります。
イマージュパルスはイマージュジップから入手できる!
ミッション中、いたるところから記憶の欠片“イマージュジップ”を入手できます。集めた個数によって、クリア時にランダムでイマージュパルスに変換され、呼び起こせるシステムになっています。
イマージュジップはミッション内に7個隠されており、ミッション中にすべて発見するとクリア時にボーナスとしてイマージュパルスを1つ多くもらえるボーナスがあります。「ラスト1個が見つからない……」と悩まされましたが、きりんだけではなくGVに切り替えて探索することで、普段のプレイで見ないポイントをも見るようになります。イマージュジップの発見だけでなく、「こんなところ行けたのか!?」という新しい気づきもあり、楽しかったです。
イマージュパルスに終わりはない!?
イマージュパルスには大きく分けてスキル型とパッシブ型が存在。装備することで発動可能になりますが、スキル型は4種類、パッシブ型は最大で8種類までといろいろな種類を装備できます。
イマージュパルスは本作だけでなく、これまでのシリーズに登場したキャラクターが登場します。コレクションとして集めるだけでも終りが見えず、長く楽しめる要素だと感じました。
また、一部のイマージュパルスはゲーム内で獲得できるクレジットを消費してレベル強化できます。強化することで性能が化けるイマージュパルスもあるので、コレクションや研究を含めると終りが見えないエンドコンテンツと言えます。
シリーズを踏襲しつつ新しい『ガンヴォルト』を感じられた
序盤をプレイしての感想ですが、端的に言うと最高でした!
シリーズでは珍しい近距離攻撃がメインのきりんが主人公ということで、不安を抱いている人がいるかもしれません。しかし本作は、シリーズファンなら間違いなく、いい意味で新しい息吹を感じられると思います。
主人公切り替えシステムによって、ゲームの難易度はそのままに新規プレイヤーもプレイしやすくなっています。高速ライブノベルの新境地、近距離攻撃でも楽しめる高速アクションの絶妙なバランスなど、新規プレイヤーからシリーズファンまで新鮮な気持ちで楽しめる作品になっていました。
本作はアクションも大事ですが、ライブノベル作品ということでストーリー自体も純粋に楽しい作品です。本記事には載せていないのですが、驚きの展開が序盤からいくつも用意されているので、ぜひプレイして、確認してみてください!
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