【レビュー】『スーパーバレットブレイク』は可愛いキャラとデッキ構築にハマるストラテジー！【電撃インディー#312】
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- カワチ
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はビサイドより8月12日に発売のPS4/Nintendo Switch/PC（Steam）/Mac App Store用ローグライクストラテジー『スーパーバレットブレイク』のレビューをお届けします。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます！
あの『バレットブレイク』が帰ってきた！
本作はビサイドによるローグライクストラテジー。2020年にサービス終了した同社のスマホゲーム『バレットブレイク』のキャラクターや設定を引き継いでいるのでプレイしていた人なら懐かしくて嬉しいハズ。一方でスマホ版をプレイしなくても問題なく楽しめるので安心してください。
なお、同じグラフィックが使われている部分もあるものの、メインヒロインなどは衣装も変わってリファインされています。
もともとかわいらしいデザインでしたが、さらにかわいくなっています。仲間とSNSでやり取りするシーンではドットの小さいキャラクターになりますが、こちらもいい感じのデザインなので必見です。
ストーリーは、バグが発生してすべてのゲームが遊べなくなってしまった世界を舞台に、それぞれのゲームの世界を旅してバグを取り除いていくというものになっています。
使えるキャラクターは最初こそアカリという少女のみですが、ゲームを進めることでヒカルとスミレという能力の異なるキャラクターも使えるようになります。
ゲームは“バレット”と呼ばれるキャラクターをデッキに編成して、敵を倒していくというもの。バレットは火力の強さ以外にも多彩な能力を持っているので、その能力を加味して編成することが重要です。
受けるダメージをカットする“防御”や“装甲”、敵の行動を遅延させる“鈍化”、手札をドローする“装填”など、いろいろな効果があります。
また、自分の現在HPとHP最大値との差だけ攻撃力を上げるなど、バレットごとに効果や発動の条件が異なります。中には「強すぎない？」と思えるようなものもありますが、そういった強力なものを見つけ出すこともゲーマー的には楽しい！
また、特有のアビリティ“カート”をバレットに装着することができるので、その組み合わせを考える要素もあります。
バレットにはレアリティがあり、基本的にはレアリティの高いものが有利なのですが、本作ではタイムラインがゼロになると敵が行動する方式で、強力な攻撃はコストが高く一気にタイムラインを消費します。
そのため、少しずつタイムラインを刻めるようなコストの低いバレットも織り交ぜておくことが重要。このデッキ作りを悩ませている時間が本作の醍醐味で楽しいポイントです。
例えば、手札を捨てる能力を持つバレットと手札を捨てた分だけ攻撃力が上がるバレットを組み合わせるなど、強力な組み合わせを考えることができます。
なお、ステージ開始前に“サポートバレット”として強力なバレットを借りることができます。ソーシャルゲームでフレンドのキャラを借りるような感覚ですね。3回まで再抽選できるのでしっかり連れていきましょう。
強いバレットに入れ替えながら進めていく！
ゲームは画面右上に向かって続くマップをマスを選択しながら攻略していくことに。マップの最奥にあるボスマスのボスを撃破すればマップクリアとなります。
マップの中にはバトルが発生するもののほか、キャラクターとの会話が発生するイベントマスやアイテムが手に入る宝マスなどが存在します。
イベントマスは、最初にプレイしたときはキャラクターが余ったアイテムをたくさんくれたので、「ラッキーなことが起こるのか」と次も選んでみましたが、お金を盗まれるイベントが発生しました（笑）。クイズを出されるようなものもあったので、いろいろなイベントがあるようです。
バトルでは画面下部に並んだバレットを選択し、敵に攻撃します。バレットは“マガジン”の中からランダムで手札に加わり、使用後は墓地に。マガジンのバレットが0になったら墓地のバレットがマガジンに戻るという仕様。マガジンにバレットを入れすぎると目当てのものがなかなか引けないということもあるので、ある程度は選んでセットしておいたほうがいいですね。
新しいバレットは戦闘後の報酬として手に入るほか、ショップマスで購入したり、スカウトマスでスカウトチケットで手に入れたりでき、新しいカートは休憩マスの“カート再抽選“で手持ちと入れ替えたりとさまざまな方法で入手できます。
とくに再抽選は強力なものが手に入るので、優先的に選んだほうがいいですね。いらなくなったバレットはショップで引き取ってもらいましょう。
本作は難度が高めでマガジンのバレットやカートをきちんと入れ替えることが重要になります。強いバレットが手に入るかどうかは運の要素もあるので、このランダム性がゲームを深くしていますね。
ゲームを進めていくことでこれまで登場しなかったバレットやカートが解禁され、戦略が増していくところもおもしろいポイントです。
なお、当然といえば当然のことなのですが、本作は買い切りのゲームなので課金が必要なガチャはありません。地道にコツコツとコンプリートを目指せるので、費用的には安心して楽しめます。
チマチマとやり込めるローグライクストラテジーになっているので気になった人はぜひチェックしてみてください！
カワチ：RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。
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